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zoom RSS ジャック・アタリ「「ちゃぶ台返し」のススメ」

<<   作成日時 : 2016/10/11 19:14   >>

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ジャック・アタリの著作とは思えない、まるで自己啓発書のような内容だ。「「ちゃぶ台返し」のススメ」とは、えらく思いきった邦題にしたものだ。気持ちはわかるけれど・・・・・・原題は “Devenir Soi “ だから、”自分になる” といった程度のことか。こんな厳しい時代でも自分になることはできるし、自分にならない世界は終わるといいたいようだ。 ご丁寧にそのためのステップまで示している。


アタリ氏のお勧めの人か、自分になったらしい人のリストが延々と続く。ただ、どういう自分になるという内容は関係ないようだ。 ジョブスもいればサッチャーもいるし、三島由紀夫だっている。

ジャック・アタリ氏らしいのはギリシャ時代あたりから自分になることの努力と思潮も歴史的に解説されているところだ。


ジャック・アタリ氏らしからぬ啓発本を書いた動機は、恐らくこんな危機感にある。

「世界は1991年以降のソマリアのようになっていく」
「20年前に始まった転落は、未来を自分で選ぶと決めた国民がすべてフランスを去ったとき、一気に加速するだろう」

「今の世界には絶望と希望、残虐性と優しさがないまぜになった光景が広がっている。 しかし、いや、だからこそ、やがてこの世界は<自分になる>ことを知る人々のものになっていくだろう。 それは人生の手綱を自ら握る人々であり、自力で人生をより良いものにしようとする人々であり、誰かがどうにかしてくれると考えるのをきっぱりと、かつ早々にやめる人々である。」


自分になるステップは、疎外の認識→自己の尊重→孤独の自覚→自分の唯一性の自覚→自分の能力・情熱の選択・・・・と続くが、うーむ、慣れない啓発書なので、ハウツー度が少なすぎてこれでは実現しにくいな。

 ただ、一ついいツールがある。上半分を隠した砂時計、というのはいいな。




ジャック・アタリ「「ちゃぶ台返し」のススメ」(飛鳥新社2016.4.9)
第一部 甘受する世界
第一章 悪の台頭
第二章 世界の<ソマリア化>
第三章 <甘受者=要求者>
第二部 新たなルネサンス
第一章 新たなルネサンスの兆候
第二章 人生の舵をとる人々
第三章 芸術家
第四章 起業家
第五章 ポジティブな起業家
第六章 闘う人
第三部 <自分になる>ことについて考えた人々
第一章 宗教と哲学は何を語ってきたか
第二章 現代思想における<自分になる>こと
第四部 <自分になる>ための五つのステップ
第一章 疎外を認識する
第二章 自分を大事にし、周囲からも大事にされる
第三章 他者に何も期待しない
第四章 唯一性を自覚する
第五章 自分を見いだし、人生を選ぶ
結論 今、ここで、<自分になる>こと


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