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zoom RSS 伊勢崎賢治「9条もアメリカも日本を守れない 新国防論」

<<   作成日時 : 2016/11/16 08:22   >>

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アフガニスタンや東ティモールの現場で実際に国連の活動をしていた「紛争屋」、伊勢崎氏は、昨年、する安倍政権が現実離れの説明をしていた安保法制に強く反対していた。 しかし、伊勢崎氏は、単純な護憲派ではない。 

閣議決定などで決めず、もっと国民的な議論、国民的な覚悟が必要だという。 自衛隊を出す事が国際貢献なのではない、集団安全保障にせよ、国連PKOにせよ、非軍事でも、貢献できることはいくらでもあるともいう。 むしろ、アフガニスタンの例では、日本は占領国でないから武器の回収などうまくできたのだと。

政府の語ることは、あまりにも現実とかけ離れている。 南スーダンへの派遣を決めた民主党でも、「駆け付け警護」を決めた自民党でも、それは同じだ。 いまのPKOは住民の「保護責任」に大きく方針転換しているので、交戦を躊躇しない。  国連の司令官の指揮に入るので、日本から何を言っても関係ない。 はなから憲法9条違反なのだと。 更に、軍法のない自衛隊は、普通は、そんな軍を使いたい司令官はいないけれど、もし何か過失を起こしたら、軍法で裁くことができず、現地の住民感情を著しく悪化させるものだ。 自衛官個人を刑法で裁くことになる、そんな派遣に行かされる隊員はたまったものではない。 

とにかく、いま派遣している自衛隊はすぐ呼び戻すべきだ。 もし、ほんとにやるなら、憲法改定をふくめ、法整備をし、軍法と軍法会議をきちんと設定して望むべきだと。

集団的自衛権についても、厳しい。 国連憲章51条では、自衛権を、先に攻撃された場合に発動する、となっている。 集団的自衛権を名目に、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争ガ戦われている。 「今回の安倍政権による集団的自衛権の行使容認の閣議決定があろうがなかろうが、安保法制があろうが無かろうが、「特措法」を使って日本は9条下で違憲とされてきた集団的自衛権の行使をしたし、これからもできるのです」と。 日本人は、「戦争をやったという感覚がなくても、「日本は、NATOでさえ割れたアメリカの戦争に参加した」と、人々の脳裏にはすでに刻まれてしまっている」


「中国の脅威」に対しても、正論である。 日本は敗戦国で、敵国条項がまだ健在ななか、決して軍事力で対応するなと。 中国は漁民+で日本が自衛隊を出してきて手を出すことを待っている。 日本は絶対に軍を出してはいけない。 あくまで警察力で対応しなければいけない。 安倍政権も世論も国際的な常識を知らなすぎる。、あくまでも警察力で対応しないと、ちょっとした自衛隊との衝突で口実を与えると。 なにしろ、中国は戦勝国であり、さらに、国際法の運用(の巧さ)は、頂点に立つ国なのだからと。 

中国よりも、もっと大事なものがある。 グローバル・テロリズムだ。 「「中国の脅威」のために軍事的プレゼンスを増やすことで、日本が標的にするに足る国だと覚醒させる可能性が高まる。 つまり、「敵を増やすリスク」が飛躍的に増大するかもしれないのです」」 

そして、日本はたくさんの原発を抱えていて、通常兵器もいらない、ただ電源停止だけで、壊滅的な損害を与えられる

そのほか、興味深いメッセージが多い。 

「中国は国際法の頂点にいる「手練れ」」

「韓国との地位協定は既に二度も改定されているのに、なぜ日米地位協定は、締結以来、一字一句変わらないのか」

「日本がアメリカを必要としなくなる時が、いつの日かやってくるとしたら、その時はどういう状況か」

「日本のナショナリズムは、そもそもここ、つまり「占領者からの解放」に向かうべきだと思うのですが、まだ”侵略”もしていない中国に敵意が向かうのは、どうしてでしょうか」 

「2015年1月、安倍首相がイスラエルのネタニヤフ首相と会談した際の「イスラム国対策に2憶ドル支援」という発言は、それまで日本が中東で綿々と続けてきた、アメリカにもイスラムにも与しない「中庸外交」を、根底から崩すものでした」


伊勢崎賢治「9条もアメリカも日本を守れない 新国防論」(毎日新聞出版 2015.11.30)
第1章 戦争が起こるメカニズム
第2章 世界から見た集団的自衛権
第3章 日本の国防を考える
第4章 日本が変える集団安全保障
第5章 日本の防衛と国際秩序構築を考える


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