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zoom RSS 朝井リョウ「何者」は、切ない

<<   作成日時 : 2016/12/14 14:12   >>

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大学四年生になる五人の若者が「就活」を通して、自分自身の姿、生き方、友達との関係などを思い知らされてゆく。

シニカルで観察者に過ぎない「俺」、俺とルームシェアしているバンドを卒業して就活に意外なほど順調な光太郎、口では就活をバカにしながら密かに動く隆良、家庭の事情でしっかり就職しなければならない端月、懸命に教科書通りの活動をしているのに一向に内定をもらえない理香・・・

理香の部屋に集まって、エントリーシートを書いたり、置違いの情報交換を行うのだが、決して、本音は明かさない。どこに受験するのかなども伝えあうこともない。 本音は匿名のツイッターで語っている。

「俺たちは、人知れず決意していくようになる。 なんでもないようなことを気楽に発信できるようになったからこそ、ほうとうにたいせつなことは、その中にどんどん埋もれて、隠れていく」

「就職活動において怖いのは、そこだと思う。 確固たるものさしがない。 ミスが見えないから、その理由が分からない」  ・・・ 

内定がもらえなければ、全部否定されたような気になっていく。 

半分くらい読んだところで、何か、とてもステケオタイプにパターン化した青春小説みたいでつまらないなあと思いつつ読み進めたが、最後の10ページくらいのところは、なかなか激しく、良く、できているとおもう。 

若い人にはいいかもしれない 

冷ややかに見るんじゃなく、かっこ悪くても、一生懸命頑張ればいいんだよと言いたいのかな。

今時の就活だったら、私は絶対に就職できなかったような気がする。昔はいい加減だった。  しかし、いまの就活はたいへんすぎる。。

採用側で、一次面接をしたときも、苦労している学生さんに同情してしまった。 私の娘も就活はしなかったし、どうも就活の話題は胸が締め付けられるような気がして切ない。


朝井リョウ「何者」(新潮社2012.11.30)

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