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zoom RSS 映画「ネオン・デーモン」、期待されたラフンの新作だが、「ドライブ」は超えられない

<<   作成日時 : 2017/01/15 08:33   >>

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NWR, ニコラス・W・レフン監督の最新作だから、見に行ったわけではない。 
2歳の頃から可愛がっている孫娘のような、エル・ファニングの主演作だから、ちょうど孫の学芸会に行くような感じで、風邪気味の体調をおして、公開初日に、行ったのだ。 

レフン監督らしい、原色の色彩のコントラストが激しい。  けたたましい音楽も溢れている。 スタイリッシュな映像が続く。 ましてや、ファッション・モデルの世界の話だ。 映像それ自体が美しい。 


16歳の高校生ジェシー、危ない子と言われながら、みずから自覚する美貌を武器にモデルとしての成功にまっしぐら。
18歳と偽って事務所行けば、19歳と偽りなさいと知恵を授け、すぐに契約してくれる。 新人など普通は相手にしない気難しいカメラマンが、ひと目で採用し、非公開の画像を撮ってくれる。 初めて申し込んだファッション・ショーでは、先輩を押しのけてトリをとるなど、とんとん拍子に登ってゆく。 しかし、先輩モデルたちの、ねたみ、嫉妬、そして殺意をを招いていることに気がつかない。  いや、気がついても、自分はタフなんだと言い聞かせている
 
ジェシーには、すこしずつ狎れやナルシシズムが芽生えてゆく・・。

ジェシーをとりまく世界には、邪悪がすこしずつ忍び寄ってくる。 メークアップのルビー(ジェナ・マローン)は、死化粧も仕事にしている不気味な人、モーテルの管理者(キアヌ・リーヴス)も、怪しい。 サラ(アビー・リー)とジジ(ベラ・ヒースコート)の二人の先輩モデルは、自分をあっという間に追い越してゆくジェシーにおもしろからぬ感情を隠さない。 ただひとり、ジャック( デスモンド・ハリントン)だけが、純粋に見方をしてくれるが、なんだか鬱陶しくなってきた・・・・・。 

エル・ファニングは5歳のときの「チャーリーと14人のキッズ」が最初のクレジットだと記憶しているが、姉ダコタの主演した「アイ・アム・サム」でも、2歳のときの役を2歳のエルがつとめている。  姉と違って、なかなかユニークな役どころが多く、「BECAUSE OF WINN-DIXIE」や「ドア・イン・ザ・フロア」での怪演は素晴らしい。 「SUPER8」でも、「ジンジャーの朝」でも、いろいろ問題のある家庭を背景にした、物思いに沈んだ少女を好演している。 

単に可愛いだけでなく、無垢・純粋で、直情怪行の少女だったり、 どこか陰のある少女を演じたらオスカーものだ。

ジェナ・マローンは、知的なたたずまいの役がふさわしい。 「コンタクト」の頃からそんな少女だった。 今回の役は、ちょっと、哀しい。 

しかし、キアヌ・リーヴスはいったいなんだったんだろう。 



ところで、レフン監督は、今回は、「オンリー・ゴッド」よりはいいけれども、「ドライブ」以上のものは、もう、作れないと、確信した。  「ドライブ」があれほど歓迎されたのは、そして、私も好きだったのは、そのスタイリッシュな映像と音響の陰に、結構、常識的な物語があったことであって、それとキャリーマリガンの存在が大きいと思う。 そういう点で、レフンが突っ走ったら、観客はついて行けないだろう。



映画「ネオン・デーモン」(ニコラス・W・ラフン監督 2016)




オフィシャル・サイト
http://gaga.ne.jp/neondemon/

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「ザ・ネオン・デーモン」第29回東京国際映画祭
衝撃作であり、問題作である。私はと言えば、完全にレフンに置いていかれたなぁ…。この感覚、どこかで…と思い返したら、ダーレン・アロノフスキーの「ファウンテン 永遠につづく愛」を観た時の感覚だ。あの時はアロノフスキーが一人でどこか遠くへ行っちゃった感があったけど、今回のレフンは多分一人では、ない。一人ではないんだろうけど、私には…。目をハートにしてついて行けなかった。ただそれだけ。香港映画だったら多分許せたのだという気がする。いやもちろんこの作品が許せなかったという訳じゃない。ないんだけどね。いや、... ...続きを見る
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2017/01/20 12:44

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