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zoom RSS 山田詠美「珠玉の短編」

<<   作成日時 : 2017/02/09 07:56   >>

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短編集の最後、「あとがき」風一文にこんなものがあった。 「私は通常、胸やけするほどコッテリとした性愛を描く作家、もしくは、思春期の少年少女の有様に美辞麗句を並べてハッタリかます作家、さらには、手のかかる子供らに無垢という罪状をでっちあげる作家として知られていますが、実は言葉用の重箱の隅をつつく病の重症者なのです」・・・そう、まったく山田詠美の世界をいいと思わない私にも、氏の言葉の使い方にはなかなか吃驚する。


山田詠美「珠玉の短編」(講談社 2016.6.21)
サヴァラン夫人
珠玉の短編
箱入り娘
自分教
生鮮てるてる坊主
骨まで愛して・・みた
命の洗濯、屋
蛍雪時代
虫やしない
鍵と鍵穴
100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン



サヴァラン夫人
精神科医師から占い師に転身して、尊敬を集めていた母の友人の夏子さんは、憧れの人だった。それでアルバイトとしていつも一緒に過ごしていた。しかし、なんと夏子さんが好きになった板前は・・・

珠玉の短編
凄惨な殺人シーンや近親相姦など読後の不快感が売り物の作家、夏耳漱子の短編を編集者は、こともあろうに「珠玉の短編」と銘打って掲載した。 怒った漱子だが、「珠玉」が耳について離れず、頭の中にまで侵入して、らしからぬ文章を作り始めた・・・

箱入り娘
田舎の町にやって来た工場の工場長の娘美津子は、箱入り娘といわれると怒って、私をおもちゃ箱の中に入れたり、召使になれと行ったり、我儘のし放題。貧しい食堂の娘は、そんな美津子の相手をするのが、人生の訓練だと思い始めた・・・

自分教
ありとある苛め、迫害、性的虐待など受けてきた美子、しかし、美子ちゃん教を創設し、神様、教祖、信者・・・を兼任する密教教団だ。我慢のならない男や叔父などに念を送ると、苦痛のなか死んでいった。そんな能力を得たらしい・・・


生鮮てるてる坊主
奈美と孝一は極めて仲のよい友人同士。性的関係はないがふたりは何事も以心伝心。孝一の妻、紅子についての相談もよくしている。 紅子は、それを見ていて、どう思っているのか・・・ 


骨まで愛して・・みた
恋人美保の骨をずっと持ち続ける茂生。いままで何度も川に流そうとか手放そうとしたがその都度邪魔が入って持ち続けている。とうとう桂子との新婚旅行にまで持ってきてしまった。海に流せるかと思ってだ。あんなに愛した美保だったが・・・・

命の洗濯、屋
人さまの命の洗濯を手伝う商売を始めた一家。なんでも命の洗濯になることは、手を尽くしてお応えする。不倫の後始末は娘が、男の欲求処理は妻が解決した。旅行や温泉なら簡単だ。殺人をしたいという要望は困る。・・・ 

蛍雪時代
地味な事務員である蛍子は取引先の営業西条に声をかけられ、隠れた才能を目覚めさせ、伸ばしてゆく。それはとんでもない変態プレーの連続だった。・・・

虫やしない
腹の虫を養う程度の軽い食事という、意味の「むしやしない」。 珠美の男関係も軽い虫やしないだったが、一方、母は目いっぱい腹がくちくなるまで食べつくすタイプだった・・・

鍵と鍵穴
慈愛に満ちた家庭で育ったマモチャンは、高校にはいって苛められたときにかばってくれた京子ちゃんに恋してしまった。それからは恋人同士と思い込んだマモちゃんのストーカーが始まる・・・

100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン
ホストの美樹生は絵本「100万回生きたねこ」を読ませて泣いてしまった私をビアンカと名付けて彼の女にしてくれた。でも誰にでもそうしているらしい。人がなんと言っても美樹生が好きなのだけれども、あまりに女癖が悪いから10万回殺したい気もする・・・・






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