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zoom RSS 若松英輔「言葉の贈り物」

<<   作成日時 : 2017/04/20 18:38   >>

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「魂に触れる、大震災と、生きている死者」で初めて知った若松英輔氏は、たいへん気になる方だ。 正直に言って、「魂に触れる・・」も、「言葉の繰り物」も、いまいち、わたしの興味関心とは、すこしずれていて、別の言い方をすれば、理解できないところが多いのであるが、それでも、気になるのは、死ということ、言葉というものに、みような拘りを感じるからだ。

それが最も現れたのが人麻呂の歌についての言葉である。 「歌人は巫者(ふしゃ)でもあった。 ことに人麻呂はそうだったる 死者の想いをうつしとること、それが歌人たちに託された神聖なる義務だったのではないだろうか」 

若松氏は、現代では稀少といわれかねないほど、言葉や本に対しての想いが強い。 

「人間が遺すことのできるもっとも高貴な、美しいものはコトバではないかとすら思う」とか、「人は、いつか読みたいと願いながら読むことができない本からも影響を受ける。そこに記されている内容からではない。その存在からである」とか、ちょっと、度を越している。 しかし、理解できないこともない。 本を所有しただけで、読みもしないのに、分かったような気がすることも、若いうちにはあったからだ。 

しかし、わたしは若松氏のように、本にそれほどの信頼を寄せることはできない。 
「書を捨てよ、街に出よう」の世代だからか。 

それでも、「読むことが旅であると分かれば、正しい旅が存在しないように「正しい」読書など存在しないことに、すぐに気が付くだろう」という考え方には賛成だ。 そして、自分で探し努力することよりも、出会い、発見する、他力的なことに大事なものがあるとする見方も賛成だ。 だから、筆者が挙げるブックリストのなかから、どれか出会ってみたいと思う。 例えば、志村ふくみ氏の本など。



若松英輔「言葉の贈り物」(亜紀書房 2016.11.25)
言葉の護符
根を探す・・・ギュスターヴ・ディポン「二人での生活」
燃える石・・・宮沢賢治「新編銀河鉄道の夜」
天来の使者・・・神谷美恵子「生きがいについて」
働く意味・・・シモーヌ・ヴェイユ「重力と恩寵」
未知なる徳・・・内村鑑三「代表的日本人」
書けない日々・・・リルケ「若き詩人への手紙・若き女性への手紙」
苦い言葉・・・鈴木大拙全集
言葉を紡ぐ・・・ポー「マルジナリア」
読まない本・・・福原鱗太郎「読書と或る人生」
未知なる父・・・宮沢賢治全集
痛みの意味・・・ベルクソン「思想と働くもの」
天命を知る・・・茨木のり子「歳月」
生かされて生きる・・・プラトン「ソクラテスの弁明・クリトン」
色をいただく・・・志村ふくみ「色を奏でる」
一期一会・・・氏村くみ「一色一生」
黄金のコトバ・・・ユング「心理学と錬金術」
姿なき友・・・兼好「徒然草」 キケロ「友情について」
信と知・・・越知保夫「新版小林秀雄」
メロスの回心・・・太宰治「走れメロス」
眼を開く・・・岡潔「一葉舟」「春宵十話」
自己への信頼・・・エマソン論文集
彼方のコトバ・・・「万葉集」 リルケ「ドゥイノの悲歌」 唐木順三「日本人の心の歴史」
言葉の種子・・・柳宗悦「南無阿弥陀仏―付心偈」







言葉の贈り物
亜紀書房
若松 英輔

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