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zoom RSS 浜矩子・佐高信「どアホノミクスの正体」

<<   作成日時 : 2017/05/18 08:39   >>

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経済政策とは言えない、「アホノミクス」と名づけるのも過大評価ということで、「どアホノミクス」と呼ぶらしい。 
全体的に、アホノミクスの批判は、もう既にさんざん語られているので、この本は、意外に、宗教的な話や経済学の話で、幅広く対談されていた。 

アベノミクスや日銀の施策についての批判は、この程度のものだ。 「もともとインフレターゲット政策はインフレを抑えるために作られたものです。インフレという怪物をターゲットにしてやっつけようとする政策ですよね。それをデフレ退治の政策として読み替えること自体がナンセンス」

いま、世には、誇大妄想、時代錯誤、幼児的凶暴性がのしかかる暗雲がたれこめている。 「幼児的凶暴性は、実を言えば、とても防御的だ。自分が攻撃されたと思うと、パニックに陥ってしゃにむに反撃する。やられたと思って、必死でやり返す。 被害妄想に基づく自己防衛だ。これがすぐ前面に出てくる人とは、まともに議論などできない」

安倍氏は竹中氏の子飼いという説もあり、どちらも新自由主義だ。 

「新自由主義を突き詰めていくと実は全体主義になるのだと思います。 新自由主義と新保守主義は表裏一体、一つのものの表裏です。強い者が勝てばいいと言っている人たちが、自分たちは強い者でありたい、強い者を結集して大日本帝国を構築したいという、偽りの自己本位的愛国で固まっていく。そこに、絶好の機会とばかりに下心集団が引き寄せられてくる」

その他、お二人の歯に衣着せぬ会談がおもしろい。

「自分で責任を取らない奴ほど、自己責任を他人に求める。自分は自らの手を汚さなくていい地位にいて、責任を人に押し付ける。今、自己責任を声高に言っている奴こそ、ひどい現況をもたらした戦犯でしょう」

「「対案を出せ」と言われて、素直に対案を出すのは最も愚かです。「馬鹿にするな。そんなことのために我々は生きているのではない」と言わなければならない」、 「「野党は反対するためにいるのだ。それが我々の仕事だ」と堂々としていればいい」 ・・・ これは全くその通りだ。 生徒会じゃあるまいし、対案をださなければならないなんて、考える必要はない。

全然本流の話題ではないが、興味深い話があった。 

Catholicと書くとカトリック教会やカトリック信者を意味しますが、catholicと書くと、「多面的な」「多様な」という意味になります」

住友、日立、東芝、松下など、多くの企業が修養団を支えている。 戦前に草の根ファシズムを支えていた団体だ。



浜矩子・佐高信「どアホノミクスの正体」(講談社+α新書 2016.12.20)
第1章 アホノミクスは戦争国家をつくる政策である
第2章 貧困が抵抗に向かわず、独裁を支えてしまう理由
第3章 人間と人間の出会いとしての経済
第4章 地域通貨が安倍ファシズムに反逆する
第5章 マルクスの「資本論」は現代にも有効か
第6章 「反格差」「反貧困」思想とキリスト教
第7章 安倍晋三は大日本帝国会社の総帥か
第8章 アホノミクスをどう叩きのめすか


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