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zoom RSS 内田樹・鈴木邦男「概世の遠吠え2」

<<   作成日時 : 2017/06/19 17:12   >>

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内田樹氏の相変わらず豊富な知識と知性溢れる指摘に読みがいがある。 

ただ、対談相手の鈴木邦男氏は、内田樹氏をちょっと褒め殺しにしているかのようにみえる。 そして、もうすこし前面に出て、議論をリードし、できることなら政治的にもリードすべきとけしかけているようにもみえる。

鈴木邦男氏のような純正右翼は、もう、右翼グループからも「除名」されているようだ。 
いまは、米国の属国を歓迎する右翼ばかり。

内田氏の話は、案外、内田氏のオリジナルなアイデアであって、なかには、アイデア倒れのものもあるかもしれない。 しかし、どんな話も納得してしまうから不思議だ。

「安倍さんも橋下さんも、発言の首尾一貫性に何の価値も認めていないので、論争では無敵です」・・・何か言ったことを攻めても、「そのようなことを言ったことはないと平然としている」から。 まったく、そのとおりですね。 嘘を言っても嘘という自覚もないのではないか。

「「沖縄の米軍基地」という書き方をするのがいけない」・・・陸・海・空・海兵隊の四軍がバラバラに自分専用の基地を欲しがっている」・・嘉手納の一部を海兵隊に使わせてやればいい・・・という視点は、初めてだ。 そんなに米軍は共同使用をしていないのだろうか。

日本政府は「国際関係がどう変わろうと、沖縄の軍略上の重要性は変わらない」と言い続けた・・重要性が変わらないということは、軍事的には「重要性がない基地」なのだろう、という理解は正しいかもしれない。 朝鮮半島には遠すぎるから、辺野古は下関に移転すればいい。

「「少数派の意見を尊重する」というのはべつに精神論じゃないんです。公人というものの義務なんです。 反対者を含めて全体を代表する気がないのなら、それはただの「権力を持った私人」にすぎない」・・・合意形成のためには、自分自身の政治的信念をあえて抑制しなければならないと、そう考える人が日本社会から居なくなってしまった。

アメリカにとって、自衛隊が海外派へできるようになることは、軍事コストの外部化であって、切望していたこと。 民間の軍事会社に払っていた軍事コストを日本政府が肩代わりしてくれる。 

「政治的中立というのは、「私は政治的に中立である」という自己申告を信じるという話じゃない。さまざまな相互に対立する政治的意見が共生していて、全員が言いたいことを言う権利がある状態のこと」

「安倍首相は彼を二度までも総理大臣に選んだ体制を憎んでいる」・・・「「戦後レジーム」に対する嫌悪感をむき出しにすると、大衆的な熱狂を煽ることができるということを直感しているから戦後70年間日本が築き上げたものへの呪いの言葉を吐きかけている」






内田樹・鈴木邦男「概世の遠吠え2」(鹿砦社 2017.2.15)
はじめに
第1章 世界史の中の日本史
第2章 国際情勢の変化と日本
第3章 属国ニッポンの行く末
第4章 木と樹のマンガ文化論
おわりに


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