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zoom RSS 映画「ハートストーン」珍しいアイスランド映画が無性に切なく息苦しい

<<   作成日時 : 2017/07/25 16:43   >>

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珍しいアイスランド映画だが、思春期を迎えた少年二人の無性に切なく息苦しく、そしていとおしい物語。 

冒頭から、獲った魚を叩いて殺したり、感染した羊を銃殺したり、中古自動車を叩き壊したり・・・やけに、生き物やモノを暴力的に壊すシーンが続く。 そう、青春にさしかかった少年にとっては、自分の心も体も、もてあましていてそのうえ、家はおもしろないことばかりある。 暴力的に何かを壊し続けでもしない限り、落ち着かない、ということはわかる。

ソール(バルドゥル・エイナルソン)と、クリスティアン(ブラーイル・ヒンリクソン)は子どもの頃からいつも一緒に行動している仲良し。  ソールが村の美少女ベータ(ディルヤゥ・ヴァルスドッティル )が好きで、でも、ベータは年上のヤクザっぽい少年が好きではないかと恐れ、口に出せない。 そんなソールに優しく手伝おうと、ベータといつも一緒に居る女友達ハンナに言ってみようと、提案する。

ソールとクリスティアンはいつも一緒に遊んでいるので、年上の口の悪い少年たちは、二人はゲイだとからかう。
ソールは、そんな噂にただ怒るだけだが、クリスティアンは、ひょっとしたら自分はそうなんじゃないかと、自分自身を怖れてもいる。  そんなとき、クリスティアンの父親が、村人でゲイと評判の男と殴り合いのけんかをし、それがもとでゲイの男が村を出たという話が村を覆う。 クリスティアンと母親は、なにごとにも暴力的な父親を嫌うのだった。

ソールの家も居心地は悪い。 父親と別居しつづける母親は、ひとりで村の男とデートしつづける。 なぜ若い女と出奔した夫を許して、ひとり置いて行かなければならないんだと、ソールと、二人の姉に問い続ける。 姉のハフディスは絵心があり、クリスティアンとソールをお金を払って化粧させてモデルとし、デッサンの練習をしていた ・・・・。 


アイスランドの田舎の魚村、村中の人々が、みな名前を知っていて、何か事件でもあればあっという間にみな知ってしまうような、そんな、濃密な人間関係、ごく当然のごとくにある同性愛に対する偏見と嫌悪・・・・すこしずつ、事態は悪いほうに進んでゆく ・・・・・。

前半は、あまり遠慮の感じられない思春期モノの映画のようで、もうちょっと洗練されている方がいなあと思ってみていたが、徐々に、荒涼とした自然に魅入られてゆくのと、クリスティアンの悩みがシリアスなものになってゆくのに、引き込まれてゆく。 ・・・・   そして、終わった時には、いい映画だったなあ・・・と感じてしまうのだから、映画というのはおもしろいものだ。

ソール役のバルドゥル・エイナルソン、ちょっと、小太りだが、それが、「スタンド・バイ・ミー」のときのリバー・フェニックスをなんとなく髣髴させて、そして、ソールがだんだんとたくましくなってゆくので、一層、重ねて見ていることに気づく。 



映画「ハートストーン」(グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン監督  HJARTASTEINN(HEARTSTONE)  2016)







オフィシャル・サイト
http://www.magichour.co.jp/heartstone/

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