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zoom RSS 大田肇「個人を幸福にしない日本の組織」

<<   作成日時 : 2017/07/26 16:54   >>

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筆者大田氏は、「個人の尊重」を基礎とする組織の研究と実現をライフワークにしている。 IBMのプリンシプルの一つが「個人の尊重」だが、勿論大田氏はご存じだ。 必然的に大田氏の主たる関心は、個人の尊重を考えていない、旧態依然たる日本企業に向けられている。  

もっともな話で、当たり前の話だから、残念ながら、今更感が強い。 
しかし、筆者の言うとおり、まだまだ、個人よりも共同体組織自体が尊重され、結果として個人の喜び成長も弱く、組織の生産性も低い。
そんな組織でいったん不祥事でも起これば、一層管理が厳しくなって、さらに新たな不祥事を呼び起こす。

企業の組織の話は新鮮味はないが、地方自治体の話はおもしろい。 
筆者は、個人が好きな処に住めば良いといわんばかりの新自由主義的な風潮は間違っていると警告する。
地域格差はそこに住む個人には、ほとんど責任はないにもかかわらず、公共サービスにかかる個人負担が違いすぎると。

「産業政策やまちづくり、観光などは地域が知恵を絞って魅力を競い合ったらよいだろう。 しかし、個人の基本的な権利や競争条件にかかわる部分で個人の責任によらない格差が広がるような政策は望ましくない。そもそも市場原理、競争原理になじまないところをカバーするのが政治や行政の役割である」

地方分権のさらなる推進を強く主張するのは、東京や大阪のような、それなりに大きな自治体だし、首長がそれによって、より大きな権限を得て、自身のキャリアに有益だからだとも、いう。

それは規制緩和と個人についても同様だ。 個人にとってプラスとは限らない。

もうひとつの例は、PTAや自治会だ。 殆どの人は嫌がるけれども、子どもや住まいを人質にとられて、任意加入なのに、ほとんど強制加入といってもよい組織。 欧米や中国など海外では、日本の町内会がになっているような地域のサービスは行政の責任である。 



大田肇「個人を幸福にしない日本の組織」(新潮新書2016.2.20)
第一章 組織はバラバラなくらいがよい
第二章 年功制が脳を「老化」させる
第三章 管理強化が不祥事を増やす
第四章 厳選された人材は伸びない
第五章 大学入試に抽選を取り入れよ
第六章 地方分権でトクするのは誰か
第七章 PTAや町内会は自由参加で良い







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