Dora_PaPa_san's_Pages

アクセスカウンタ

zoom RSS 奥野修司「魂でもいいから、そばにいて 3.11後の霊体験を聞く」

<<   作成日時 : 2017/08/01 15:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

筆者奥野修司氏は、宮城県の在宅緩和医療のパイオニア、岡部健医師の強い勧めに従って、取材を始めた。
岡部医師は真面目なTV番組でも話題になっていた方で、震災後に宗教者の参画を求めた方だ。 

奥野氏は、しぶしぶながら被災地の「霊体験」を集め始めたが、たくさんある幽霊体験、恐怖体験よりも、生者が死者との関わり合いによって生きてゆく力を得る、そんな話を意識して集め発表してきた。

筆者の言葉では、「津波で逝ったあの人と、共に生きようとしている人々との物語を記録することだった」

そして、「亡き人との再会」ともいえる物語は、その悲しみを受け入れるためのように思う。きっとそれは、大切なあの人が、この世から忘れ去られないためでもあるのだろう」


興味本位で恐怖の幽霊体験を期待する読者はモノ足りないかもしれない。 それは筆者の意図ではないからだ。 

しかし、亡くなった方が子どものケースは、どうしても涙を抑えるのが難しい。



奥野修司「魂でもいいから、そばにいて 3.11後の霊体験を聞く」(新潮社 2017.2.25)


春の旅
1.「待っている」「どこにも行かないよ」
    ・・・津波でなくなった妻と次女がいつも夢に出てくる。瓦礫の中から不思議に、遺品が次々に現れてくる
2. 青い玉になった父母からの言葉
    ・・・安置所のお棺の上に青い玉が。 津波で死んだ父と病院で死んだ母からのメッセージを伝えてくれた人。    母の死の床の窓には満開の桜が。 しかし、その病院には桜の木がなかった。
3. 兄から届いたメール<.ありがとう>
    ・・・津波に死んでいた兄が発見された翌日に死亡届を出すと、携帯に兄からの四か月前」のメール
4. 「ママ、笑って」おもちゃを動かす三歳児
・・・幼い息子を失ってうつ状態の母親に、突然おもちゃが動き始めたり、次男と遊んでくれている様子が。
5. 神社が好きだったわが子の跫音
    ・・・神社の好きな不思議な子は津波に会い、仮説住宅の天井を歩き回った理壁を叩いて回っている。


夏の旅
6. 霊になっても「抱いてほしかった」
    ・・・世話好きの夫が公民館で津波でなくなった。 発見された頃、家でお父さんの笑顔をみた。
7. 枕元に立った夫からの言葉
    ・・・夫は津波で流され40日後に発見された。 約2年後枕元に立ち心配で来たとか言う時もあった。
8. 携帯電話に出た伯父の霊  
    ・・・津波でなくなった伯父に電話をかけたら、伯父と思える人が出た。 携帯も見つかっていないのに
9. 「ほんとうはなあ、怖かったんだぁ」
    ・・・東京に住む孫、故郷陸前高田に住む大好きな祖母が街中を急ぎ足で歩く姿、車のなか、
    そして苦しそうな顔で水に浮かぶ姿。  その通りに亡くなったと後日知る。
10. 三歳の孫が伝える「イチゴが食べたい」
    ・・・義父母、夫、そしてただ一人の孫娘の四人の家族を一度に南三陸町の津波で失った。 
    三年もたち、夢に孫が現れて食べたいものを言うのであくる日それを作ることが続いた。


秋の旅
11. 「ずっと逢いたかった」ハグする夫
    ・・・気仙沼で、夫はいつまでも来なかった。自分の夢にも、子どもたちの夢にもでてきた。
12. 「ただいま」 津波で逝った夫から
    ・・・津波で逝った夫の、海水をかぶって電源も入らない携帯が余震のひどい時、突然しばらく光った
13. 深夜にノックした父と死の「お知らせ」
    ・・・80歳の父がなくなった。ある夜戸をドンドン叩く音が聞えた。翌朝、父が見つかったと知らせが入った
14. <一番列車がまいります>と響くアナウンス
    ・・・大川小学校で津波にあって亡くなった子は、自暴自棄になっていた父親の横に立って、
    体を大事にしてと言った。 その後大好きだったプラレールやNゲージが自然に動くことが続いた。
15. あらわれた母と霊になった愛猫
    ・・・避難しはじめたら母親とネコの姿が見えた。 後光のような光に包まれていた。
16. 避難所に浮かび上がった「母の顔」
    ・・・母親を探しに避難所に行ったら、母親がいた。 しかし、よくみると母親の顔の下に別の顔がある

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
奥野修司「魂でもいいから、そばにいて 3.11後の霊体験を聞く」 Dora_PaPa_san's_Pages/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる