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zoom RSS 彩瀬まる「くちなし」

<<   作成日時 : 2018/01/01 19:13   >>

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「愛のスカート」、「茄子とゴーヤ」の二作が、正直言って、「普通」の作品で、割と良質な人と人との心の通う物語のようにみえる。 その他の作品は、なんだかわからない。 ファンタジーの類なのか寓話のつもりなのか。 およそ、人間ではない化け物の世界、あるいは、人間の世界ではありえないことで話が成り立っている。 

彩瀬まる氏の著作は初めてなので、この化け物のような世界には、正直、戸惑いがある。 そんなシチュエーションにしてまで語りたいことは何だったのだろうか。

身体を分解してまで、そう、食べてしまうのと同じような愛憎の表現なのか、食べてしまいたい、とは、愛情の一つの表現だけれども、本当に食べてしまったら、それは愛情とは違うような気もする。 





彩瀬まる「くちなし」(文芸春秋2017.10.25)
くちなし
花虫
愛のスカート
けだものたち
薄布
茄子とゴーヤ
山の同窓会


くちなし
長く愛人として過ごしたのだから・・・妻のところに戻るとう男が、なにかプレゼントしたい、何が欲しいと聞かれて、では腕が欲しいと。 腕?  

花虫
男のくるぶしから花が咲いていた。女の顔からも花が咲いていた。体から出て咲く花を見て結婚すれば幸せになる? 偽物の幸せか、本物の不幸な孤独か ?

愛のスカート
出張のヘアーカットを頼まれた客は、高校生時代愛したトキワだった。デザイナーとしてブランドを立ち上げていたトキワは、国文学の女教師を好きだったように、大屋のなんということのないおばさんを愛していた。触ることのできない者に対する愛し方を知らないトキワに、何か洋服を作ってあげたらと薦めた・・・

けだものたち
女は夜だけ、男は昼だけ、目覚めている。夫婦家族は、朝と夕のたそがれ時だけ、交流する。そして女は強く、男はか弱い。女はときに蛇など化け物に変身し、好きな男を食べてしまうこともある。

薄布
戦争の後、北の国の子どもたちを買ってきて、奴隷のようにおもちゃにして楽しむことを始めている。 夫と息子の家族は、もう家族になっていない。しかし、シナモンと性的関係を持つ気は起らない。

茄子とゴーヤ
好きな夫と娘たちのために身を粉にして働いてきた。夫は不倫を繰り返し、最後は女を助手席においた車で事故死してしまった。 ひとり暮らしが始まって気分を変えたくて、理髪店のおじさんに神を茄子色に変えてもらった・・・

山の同窓会
人間はなぜか山から来て山に帰るらしい。交尾と産卵を三回も繰り返すと、もう死期を迎えるという。三十歳を超える人は少ない。 クラスメイトが集まった同窓会の女子では、私だけが産卵の経験がない。






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ローチケHMV 2号店
基本情報ジャンル文芸フォーマット本出版社文藝春秋発売日2017年10月ISBN97841639073

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