Dora_PaPa_san's_Pages

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「不屈の男 アンブロークン」 この映画を反日という人こそが反日的

<<   作成日時 : 2018/01/13 14:20   >>

トラックバック 0 / コメント 0

アンジ―監督のこの作品は、日本の一部のグループから「反日」と騒がれ、公開反対キャンペーンがなされたことがある。 結果的に、小規模な公開がなされたようだが、興行的にはどうだったのだろうか。 決して楽しい映画ではないし、エピソードは、ランナー時代、南太平洋での漂流、日本の捕虜収容所での暴力に耐える生活の三パターンに限られ、重い内容だから歴史に関心なければ退屈だろう。 

その話題の、捕虜収容所の描写の「反日」性だけれども、私の想像では、実際よりもかなり穏健な描かれ方のような気がする。 つまり、実際は、この映画と同等かそれ以上に酷かったのではないか。 だから、この映画は、反日を目的としたものでは、もちろんないし、結果的に反日的でもない。 この映画を「反日」という人こそが事実を直視できず、歴史を否定したい反日的な人だと言えるのではないか。

ルイは、イタリア系移民だったせいか、「イタ公」といじめられ、そのためか、酒は飲む、盗みはすると、警官に追い回される町の鼻つまみ者だった。 逃げ足の速いルイをみて、兄はランナーとしての素質を見出す。 そして、いつまでも町の鼻つまみ者でいるのか、いつか、抜け出すつもりがあるのかと、ルイにランニングをさせながら、「耐え抜けば、やれる」("If you can take it, you can make it"と聞こえる) と、教え諭す。 そして、高校生で1936年のベルリンオリンピック、5000M走競技に出場できたのだ。 ここでも最後の一周で驚異的な走りを見せたが、ルイは四年後の東京大会を狙っていたのだ。

そして太平洋戦争である。 爆撃手として、B29ができるまえの旧型の爆撃機に搭乗したルイは、海上で遭難したB24を救出に向かうが、あまりにひどい旧型機でエンジンから火を噴き、南太平洋に墜落、そこから、二つのポートで漂流することになった。 鳥を捕まえ、鳥を餌に魚を捕まえたり、雨水を集めたり、サメと戦ったり ・・・ そして、47日目に、「Good NesとBad News」があった。 彼らを救助したのは、日本軍だったのだ。 そして、ルイは、大森捕虜収容所に連れてこられる。 そこで出会ったのが、渡辺伍長だった。 

渡辺伍長は、最初にルイと目が合った時から、ルイを目の敵にするように、殴り、竹刀でたたき、暴力をふるいまくった。 良家の出なのに将校になれなかったので意地悪をするのだとか、もとからおかしいのだとか、変なあだ名をつけると殺されるから、「鳥」というあだ名にしたとか、元からいる捕虜が教えてくれた。 ここでも、収容所の先輩は、生き残ることが復讐だと言い含め、「耐えきれば、やれる」という言葉を思い出すのだった。

・・・・・


さて、事実に基づく物語とのことなので、いろいろ、ネットで調べてみた。 確かに大森には捕虜収容所が存在していた。 いまの平和島である。 だから、「平和」島なんて名前にしたのかと、初めて知った。
 
http://morikko.exblog.jp/3547357/
「戦後、人工島は「平和島」と命名された。競艇場入り口正面近くに「平和観音像」(高さ約1・8メートル)が建つ。その左手の石碑には「俘虜収容所があった処(ところ)」と観音像の由来が記されている。
 島の過去を示す場所はいまやここだけとなった」


https://ja.wikipedia.org/wiki/渡邊睦裕
渡辺伍長は、渡邊 睦裕(わたなべ むつひろ)、 敗戦後、戦争捕虜を虐待していたことが知られ、重要戦犯として指名手配されたが、逃亡し続け、講和条約発効後の恩赦で姿を現したという。 つまり、彼は、サディストばかりでない、卑怯者でもあった。  Wikiによれば、実際に、映画での虐待通り、いやそれ以上のことがやられていた。

不屈の男、ルイとの対比があまりに激しい違いなので、そういう事実が明るみに出ること自体を、一部の「反日」と攻撃する人は嫌ったのだろう。 あまりにも不名誉なことだからだ。 仏文学専攻の学士だったというから、自分の罪は自覚していたに違いない。 しかし、直接捕虜に会って謝罪することも、長野五輪に来日したザンベリーニ氏がせっかく機会を作ったのに会うことはなかったという。

http://www.sun-inet.or.jp/~ja2tko/jap/jap.b29/syuuyousho.html
「大森俘虜収容所は (中略)  外務省の当時の資料から転記したメモ情報では、1945.6.30現在の収容者数は314人。 終戦日の1945.8.15には下表に示す8ヶ国合計で606人の俘虜がいました」
捕虜虐待があったので、「終戦後はその仕返しで、こんどは東條英機をはじめとするA級戦犯が、 巣鴨刑務所に収容されるまでの間この収容所に入れられたことは当時有名であった」





映画「不屈の男 アンブロークン」(アンジェリーナ・ジョリー監督 UNBROKEN  2014):


https://movies.yahoo.co.jp/movie/不屈の男%E3%80%80アンブロークン/354601/trailer/















テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
映画「不屈の男 アンブロークン」 この映画を反日という人こそが反日的 Dora_PaPa_san's_Pages/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる