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zoom RSS 今村夏子「星の子」

<<   作成日時 : 2018/04/16 17:46   >>

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不思議な小説だった。 生まれたときから病気がちのちーちゃんの健康を願って、両親が知事から勧められた特別な水による治療は、それなりに効果があって、ちーちゃんが元気になっても、両親はその特別な水の治療の基になった怪しげな団体に深くはいってゆく、そんな経緯をちーちゃんが高校受験を控えた頃まで、淡々とちーちやんを中心にして語っていた。

ただそれだけの小説で、作者が強い思いで何かメッセージを語るところもなく、ささやかな事件は起こるけれども、大きな葛藤もなく、ちーちゃんは素直に両親の「宗教」にしたがっている「星の子」だった。姉のまーちゃんは反発したし、雄三叔父さんは心配して親のもとから離れてはどうかと提案するけれども、ちーちゃんは、それらをある程度理解しながら、親の「宗教」を受け容れ、自分自身もそれ歩と抵抗なく集会などに参加してゆく。

ちーちゃんは、姉のまーちゃんのように、親の元を離れるべきなのか
この両親は、やはりとんでもない親なのだろうか

ちーちゃんの参加している組織はそれほど大きくはないけれども、こういう組織・団体はたくさんあるはずだ。
つまり、ちーちゃんのような存在は何万人といるのだろう。







今村夏子「星の子」(朝日新聞出版 2017.6.30)

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