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みんなの「歴史」ブログ

タイトル 日 時
西崎雅夫「関東大震災 朝鮮人虐殺の記録」
「東京地区別1100の証言」と副題がある。 現在の23区別に、震災直後から現在に至るまでの民間人の目撃証言、有名人の回顧談、警察署などの声明、生還できた被害者の証言など、新聞・書籍・随筆など徹底して集めた、500ページにも上る記録である。 ...続きを見る

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2017/10/06 19:50
梁石日(ヤン・ソギル)「大いなる時を求めて」
梁石日は映画にもなった「血と骨」で有名だが、映画のせいか、いかにも韓国風の濃さ、という先入観があって手にしたことはなかった。 たまたま手にしたこの本は、ちょうど最近読んだ「特高と国體の下で」と内容・時期が重なっているので興味がわいた。  在日朝鮮人詩人の金時鐘氏をモデルにしているという。 ...続きを見る

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2017/09/22 15:51
孫栄健「特高と国體の下で 離散、特高警察、そして内戦」
尼崎市在住の、慶尚南道道民会会長、朴庸徳氏の依頼にこたえて、孫栄健氏が、戦時中の朴氏の活動について調査したものである。 結果的に表現として孫氏は、朴氏に代わって、朴氏の自伝といってよいものを記すことになった。 巻末に朴氏は自分の言葉で書き直したかのような記述もあり、 最終的に描いたのは、朴氏なのか孫氏なのか判然としない。  ...続きを見る

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2017/09/14 15:33
三谷太一郎「日本の近代とは何であったのか」
「日本の近代とは何であったのか」とは、たいへん興味深い問いである。 しかし、この問いに対する答えは、容易ではない。 ひとことで返せるわけはない。  この本に答えがあったとしたら、相当の読み手でないと、読みとくことは難しい。 私のようないい加減な読み方では、理解できなかった、というのが結論だ。 ...続きを見る

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2017/09/01 08:34
映画「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」は今年ナンバーワン
映画「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」は今年ナンバーワン たいへん素晴らしい作品だとおもう。 基本的にはドキュメンタリーであって、当時の実写映像や写真がタイミングよく使われ、ところどころに彼らの詩や再現の劇が挿入される。 詩の内容は判然としないが、西洋のモダリズムへの憧憬、シュールレアリズム運動への傾倒など、明るく躍動的だった詩人たちが、太平洋戦争と中国内戦によって大きく運命が変わってゆく・・・その経緯が、まるで詩のようにきらめいて作られている。 おぼろげにしか知らなかった世界に光が当たる驚き、あまりにもはかなく、くだけ散った詩人たちのもろさ ・・・・... ...続きを見る

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2017/08/29 20:23
山崎雅弘「戦前回帰 「大日本病」の再発」全国民必読の書
現政権の首相は、「先の戦争の反省に立って」と何度も口にするが、その「戦争の責任が誰にあるのか」「当時の日本の何が問題だったのか」という重要な点について、実は何も認識してない。 むしろ、言及しない、論点化を避ける問題を見ると、戦前・戦中の国家体制の肯定と是認が浮かび上がる。  ...続きを見る

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2017/08/15 11:02
苫米地英人「日本人の99%が知らない戦後洗脳史」
全ての本は、内容が正しいかどうかわかったものではない。 また、「正しい」かどうかも歴史に対しては評価しにくい。 人はみかけによらないものだから、筆者の風貌で判断してはいけないだろう。 とは想いつつも、なんとなく、ほんとうかなぁと思うのは、どうしてだろうか。  ...続きを見る

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2017/08/11 09:29
一ノ瀬俊也「日本軍と日本兵 米軍報告書は語る」
日本軍、日本兵とはいかなるものだったのかを、交戦の都度米軍が報告し、それをもとに解説、対処法など広報として書かれたIntelligent Bulletin (IB) から、米軍の見方をとおして知る。 ...続きを見る

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2017/08/11 06:16
山崎雅弘「「天皇機関説」事件」
自民党改憲草案を作るにあたって、片山さつき氏は、日本にはなじまないと考えたかどうか知らぬが、天賦人権説を採らなかったという。  まるで中学生のようにケネディの演説の「国のために何ができるか」を好んで、個人主義を制限したかったようだ。 ケネディだって憲法は変えないだろうに。  ...続きを見る

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2017/07/31 10:44
映画「ヒトラーへの285枚の葉書」地味なナチスへの抵抗
たいへん地味な映画で、エマ・トンプソン、ブレンダン・グリーソンという、これまた地味な主演のふたりが、息子の死をきっかけに、ヒトラー政権を批判するカードを街中にさりげなく置いて歩く。 40年のパリ陥落から44年空襲のさなか、ふとしたミスで捕まるまで、285枚のカードを配って、18枚は、市民が持ち帰ったと思われる。 ...続きを見る

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2017/07/14 09:21
映画「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」
実話に基づく映画は、エンドタイトルに、現実の登場人物が登場して近況が窺われるのが楽しい。 アンヌ・ゲゲン先生の本物は、劇中のアリアンヌ・アスカリッドがそっくりだ。   ...続きを見る

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2017/07/10 17:02
大田昌秀編「沖縄健児隊の最後」
沖縄師範学校の教師と生徒たちは、1945年3月31日、第32軍司令官の命令で軍に徴された。生徒461名が鉄血勤皇師範隊として、軍司令部直属で出陣したのだ。勤皇隊は本部、千早隊、斬り込み隊、野戦築城隊、特別編成隊と別れてそれぞれの任務を与えられた。 大田昌秀氏は千早隊で、民間人への広報宣伝や、部隊間の伝令役だった。 ...続きを見る

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2017/07/10 10:04
映画「ハクソー・リッジ」
この映画でいちばん印象に残ったのは、アメリカ憲法の理念についての強さ、信頼感、そして、羨ましさだ。  もっとも、それは何もしないで得られるものではない。 努力を重ねた結果、最終的な判断の拠り所として、その理念によって決められる。 ...続きを見る

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2017/07/04 16:22
大城立裕「琉球処分(上下)」
1871年の宮古島島民遭難事件あたりから、琉球藩の設置、台湾出兵を経て、日本政府と琉球王国のなんとも奇妙な「交渉」を繰り返して、1879年の、琉球処分、すなわち、琉球藩が沖縄県へ廃藩置県となるまでを描いている。 ...続きを見る

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2017/06/25 16:56
辺見庸「完全版1★9★3★7(上下)」
今年は盧溝橋事件、南京事件から80年になる。 ...続きを見る

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2017/06/19 19:49
早川タダノリ「「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜」
早川タダノリ「「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜」 安倍政権が「美しい国」を言い始めたころから、”クール・ジャパン”は、「日本にこんなスゴイものがある」だったアプローチが、「こんなスゴイものがある日本はスゴイ」という語り口に変化し始めた。 黄文雄氏、竹田恒泰氏、藤岡信勝氏らが代表的な「日本人スゴイ論」のベストセラーを作りだしている。  ...続きを見る

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2017/06/19 19:16
松田武「対米依存の起源 アメリカのソフト・パワー戦略」
たいへん魅力的なタイトルで、大いに期待したのだが、若干、期待したものと違う感覚がある。 しかし、よく考えてみると、何を期待したのか分からなくなってきた。 期待したのは日本の政治の対米依存の起源であったが、対米依存は政治だけの問題でない、社会の依存も確かにある。  ...続きを見る

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2017/06/02 15:43
カベルナリア吉田「沖縄戦 546日を歩く」とても参考になる本
一度このような旅をしてみたいと思っていた。  とはいえ、私にとっての沖縄は、コールセンターを構築するために訪ねたオフィスと、空港と、ホテルと、数件の食事処だけで、こんな旅は今後も実現するはずがない。 カベルナリア吉田氏が紙上で実現してくれた。  ...続きを見る

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2017/05/23 08:35
西日本新聞社「戦争とおはぎとグリンピース」
西日本新聞社「戦争とおはぎとグリンピース」 西日本新聞に1954年に開設された女性投稿欄「紅皿」。 戦後70年経って記者たちがふと昔の記事に触れた。 昔、戦地から戻らない息子の好物おはぎを作って待っていた思い出を綴った、「おはぎ」と題された投稿だった。 記者たちは、連載を読み返して42編を選び一冊にまとめた。 ...続きを見る

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2017/05/10 17:00
中島岳史・島薗進「愛国と信仰の構造 全体主義はよみがえるのか」
明治維新は「儒教から派生した尊皇の政治の希求」と「古代律令制の日本版である神道国家への回帰」がもたらした。    江戸末期に、「中国は王朝が変遷しているが、日本は万世一系である、それならば、中国よりも日本のほうが儒教的である、だったら、日本の連綿としたものを追求すべきだ」という、中国より日本をよしとする国学が盛んになった。 ...続きを見る

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2017/05/04 20:02
塚田穂高編著「徹底検証 日本の右傾化」
宗教社会学の塚田氏が声を掛けた20人の論客や研究者が、日本のいま、右傾化しているのかどうかをそれぞれの専門分野で検証している。 研究者としては、データで検証する必要があるのだろう。 国民全体としての「右傾化」は実証できないかもしれないが、何をデータとして選ぶかによって、いくらでも変わる。  ...続きを見る

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2017/05/01 09:33
松島泰勝「実現可能な五つの方法 琉球独立宣言」
松島氏の琉球独立論はいつか読みたいと思っていた。 よほど精緻な独立理論が展開されるのかと勝手に思い込んでいたが、肩ひじ張らない、しごく自然な、悪く言えば、のんびりアバウトな独立論だった。 ...続きを見る

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2017/04/27 16:34
岡本雅享「出雲を原郷とする人たち」
出雲神社や出雲にちなんだ地名は、北陸・越後だけでなく、関東、信州、紀伊、瀬戸内、九州北部その他にも、こんなにたくさんあるのかとびっくりするほどある。 ...続きを見る

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2017/04/17 11:25
NHKスペシャル「沖縄戦全記録」
2015年6月に放送したNHKスペシャル「沖縄戦全記録」の書籍版。沖縄国際大学石原氏が何十年もかけて記録していた1000本の証言テープ、県が一軒一軒訪ね歩いて記録していた沖縄県民の死亡記録を新たにデータ化したもの、日米両軍兵の生存者の証言、バーンズ曹長の日記などから、沖縄戦を、主として住民がどのように巻き込まれていったのかに焦点を当てて描いている。 ...続きを見る

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2017/04/15 08:17
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ「セカンドハンドの時代」
600ページもの分厚さに圧倒されながら、すこしずつ読み進める。スターリン時代をなんとか生き抜き、ペレストロイカやエリツィンの時代を迎えた人々の戸惑い、苦しみが、圧倒的な小さき人々の語りによって押し寄せてくる。 ...続きを見る

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2017/04/09 17:58
小島毅「近代日本の陽明学」・・何でも抱える行動主義が日本的
私は日本人の中韓を差別する心や「国体」に従う心の成り立ちを知りたいと常々思っている。わずか200頁余の教科書のような本書はかなり参考になった。 ...続きを見る

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2017/04/01 12:24
松本直樹「神話で読みとく古代日本―古事記・日本書紀・風土記」
国家神道・古来からの神道・古来からの日本なるものを、いつかキチンと勉強したいと思っている。 ...続きを見る

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2017/03/08 07:55
加藤陽子「戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗」
加藤陽子氏の近現代史の授業は他の機会でも何度か接している。 中高校生が相手でも、大人と変わらない質問が飛び交い、史料にあたって議論する姿がとても勉強になる。  ...続きを見る

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2017/02/19 15:42
田中克彦「従軍慰安婦と靖国神社」
従軍慰安婦についても靖国神社についても、筆者は特に勉強していない、歴史学者と対極にいる言語学者としての単なる随想だという。 謙遜かとおもったが、ほんとに大した勉強はしていなのかもしれない。  ...続きを見る

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2017/02/12 15:57
伊藤桂一「遥かなインパール」
1944年3月15日にスタートし、8月末に悲惨な終わり方をした、インパール作戦の詳細な経緯を、第60連隊(松村部隊、祭兵団)の将校・兵士の証言をもとに構成、戦記小説化したもの。 ...続きを見る

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2016/12/16 09:51
マイケル・ピルズベリー「China2049 秘密裏に遂行される「世界覇権100年戦略」」
「見えてきたのは、タカ派が、北京の指導者を通じてアメリカの政策決定者を操作し、情報や軍事的、技術的、経済的支援を得てきたというシナリオだった。これらのタカ派は、毛沢東以降の指導者の耳に、ある計画を吹きこんだ。 ...続きを見る

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2016/12/06 19:23
エマニュエル・トッド「グローバリズム以後」
トッド氏やジェフリーサックス氏は、家族制度(長子相続など)、識字率(特に女性の)、共同体への帰属・・・など人類学的、人口学的な分析で世界を俯瞰していて、予測が当たることからよく読まれている。 ...続きを見る

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2016/11/30 14:52
原田伊織「明治維新という過ち」・・・長州のテロリストたちを語る痛快な読み物
昨年発行の本だが、ことし読んだ中ではいちばん痛快な書だ。 歴史は勝者がつくるもので、「封建鎖国の時代から近代化に向け勤王の志士たちが闘った明治維新」は、薩長がつくりだした都合のよいストーリーだ。  ...続きを見る

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2016/11/30 14:47
辻田真佐憲「大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争」
大本営発表といえば嘘とでたらめの代名詞だが、そのきっかけはひどく単純だった。42年4月頃までは大本営の発表は比較的正確であり、米国の発表は誤りが多かったため、国民の間に信頼感がある程度あった。負け始めて本当のことが言えなかったのだ。嘘は嘘を呼び、繕いようがなくなる。更に負け続けて戦果の発表はなおざりになり、戦況説明、特攻の称賛ばかりになってくる。 ...続きを見る

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2016/11/14 07:54
伊藤智永「忘却された支配」
伊藤智永「忘却された支配」 久しぶりに読みでのある良い本に出会えた。 いま世界で問題になっているテロリズムも、元はといえば植民地支配の後遺症だと筆者は言う。 戦争の記憶は日本では懐旧、愛惜、被害者の記憶でしかなく戦争責任が限定的だが、植民地の記憶にまで広げれば、植民地支配の責任を思い出さざるを得ない。  ...続きを見る

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2016/11/01 10:54
原田実「江戸しぐさの正体」
ひところ、駅などにポスターが貼ってあって、「江戸しぐさ」なるものを初めて知った。「江戸しぐさ」は、公共広告として浸透し、企業や学校で講演などが盛んになり、なんと教科書にも記されているそうだ。 ...続きを見る

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2016/07/28 16:06
浅井春夫「沖縄戦と孤児院」
1945年6月23日の戦闘終了後、沖縄は交戦中の占領状態にはいった。米軍は本土攻略に向けた体制を構築しつつ、沖縄の占領統治を開始し、県民の85%が収容所生活になったと言われる。 ...続きを見る

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2016/07/28 16:01
半藤一利・保阪正康「賊軍の昭和史」
この前の戦争を、ある視点で大雑把に言うと、官軍が始めた戦争を賊軍が集結させた、ということができる。 その骨子を言うならば、官軍、すなわち薩長は、自分たちが作った国を自分たちがどう壊そうが勝手だと考える人々であって、賊軍の人々は、錦の御旗に敗れた経験を二度と繰り返したくないために天皇の終戦の意志を支えた、というのだ。 ちょっと無理な視点のような気もするか。 ...続きを見る

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2016/07/02 07:30
前泊博盛「本当は憲法より大切な日米地位協定入門」
戦後再発見双書の一冊。サンフランシスコ講和条約調印の日、吉田茂ただひとりが調印した安保条約と日米行政協定。前日まで調印の場所も時間も知らされず和文もなかった。治外法権や米軍がいつどこでも駐留する権利を確保した売国的条約。それを岸信介が改定したと安倍が誇る新安保条約と日米地位協定は、岸ではなくマッカーサー大使主導で進められ、上っ面の言葉は変わったが内容は全く変わらなかった。 ...続きを見る

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2016/06/16 19:31
中脇初枝「世界の果てのこどもたち」
中脇初枝「世界の果てのこどもたち」 珠子は、まだ国民学校一年生。 昭和18年の9月、高知県の山間の村から満州に開拓民の家族としてわたった。 村では半分近くの家族が、貧しい順に、半ば強制的に満州行きを選ばれたのだ。 ...続きを見る

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2016/04/07 17:38
プリーモ・レーヴィ「溺れるものと救われるもの」
筆者は自身の体験をもとにした「アウシュヴィッツは終わらない」を1947年に著した。体験が風化し、若者の理解がなくなってきたことに苛立ち、1986年に、この「溺れるものと救われるもの」を刊行、その翌年自死してしまった。 ...続きを見る

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2016/03/09 17:16
筒井清忠「満州事変はなぜ起きたのか」
あとがきで筆者が述べている。一章程度との予想が思いのほか一冊に膨らんでしまったと。つまり筆者にとっても資料を調べ学び考えた結果の内容であって、悪く言えば、なんでもかんでも記述されている。あまりに細々と追いかけているので、結果的に、「満州事変はなぜ起きたのか」がよくわからない。いや、筆者の味方をすれば、歴史は所詮細部の積み重ねであって、主な原因などあげられないということか。 ...続きを見る

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2015/12/06 12:47
映画「顔のないヒトラーたち」で知る日本の異質さ
戦争に参加しただけの兵士を裁けるのか・・・もう昔のことは忘れたい・・・寝た子をなぜ起こすのか・・・どうして小物ばかり狙うのか・・・もう皆忘れたいのだ・・・・なぜ自国の恥をさらすのか・・・国民みんな裁くのか・・・・確かに、戦争中、ナチ党員にならなければ生きていけなかったこともあろう。 そこでごく普通に命令に従っていただけかもしれない人々を裁けるのか。  ...続きを見る

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2015/11/08 15:34
山中恒「「靖国神社」問答」
戊辰戦争から現在まで、靖国神社の成り立ちから、関係する東アジアおよび太平洋の戦争の歴史をひもとき、平易に解説している、たいへん良いお薦め本だ。もっとも評価は靖国に対する考え方に依存するだろうが。 ...続きを見る

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2015/11/06 19:59
井上亮「忘れられた島々「南洋諸島」の現代史」
「南洋群島」は、マーシャル諸島、トラック諸島、パラオ諸島、マリアナ諸島・・・など、第一次世界大戦時ドイツから棚ボタ的に奪い、委任統治領とした島々だ。委任統治領であるから、正式には領土ではなく、日本の国民ではないのに「三等国民」として扱った。 専ら軍事的目的を優先させながらも、同化・皇民化教育を徹底させ、それが、サイパン、テニヤンなどのバンザイクリフ、スーサイドクリフの悲劇につながる。 ...続きを見る

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2015/10/30 05:15
笠原十九司「南京事件」
筆者の笠原氏は中国近現代史を専門とする歴史学者。 憲法学者より自身の憲法解釈を正しいと思う安倍政権の政治家たちなら、歴史学者が淡々と資料を提示してまとめた、この内容を、そんな事件はなかったと簡単に否定できるのだろうか。 ...続きを見る

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2015/10/01 16:22
星徹「私たちが中国でしたこと 中国帰還者連絡会の人びと」
満州でソ連の捕虜となり、偶々日本に送還されずに中国に移送された方々、中国でつかまった方々が、戦犯として撫順と太原の戦犯管理所に集められた。 そこで、静かに学習・反省を繰り返し、自らの犯罪行為を認め、告白した人びとが、処刑されることなく、日本に帰される。 彼らは中国帰還者連絡会を組織し、自分達の犯罪行為を冊子にしたり、講演したりして、語り続けた。 ...続きを見る

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2015/10/01 16:19
白井聡「永続敗戦論」
ところどころ意味不明だが、たいへん読みごたえある、お薦め本だ。 ...続きを見る

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2015/09/08 20:37
伊地知紀子「消されたマッコリ」は、隠れた戦後史
和歌山の北、大阪府岬町に多奈川という街がある。 1938年の国家総動員法・国民徴用令によって、当時「日本人」だった半島の朝鮮人を「強制連行」して、一部がこの多奈川の街の大日本工機とか川崎造船などの軍需工場に徴用されたらしい。 ...続きを見る

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2015/08/27 15:28
半藤一利・保阪正康・御厨貴・磯田道史「「昭和天皇実録」の謎を解く」
「昭和天皇実録」は、24年余をかけた12000頁もの大冊。数多くの資料をもとに、何人かが著述したものとらしい。 記述と資料との関係は明記されていないという。記述された事実、されなかった事実を分ける理由は不明。 半藤一利氏ら四名が、記述を追い掛ける。 私には、実録の記述の是非よりも、歴史のお勉強だ。 ...続きを見る

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2015/06/17 17:30
出口治明「仕事に効く教養としての「世界史」」は、おもしろい
予想したより、遥かにおもしろい。 筆者の推測も交えて、民族や人物の動きをダイナミックに、あちらこちら関連付けて説明するから、そうだったのか!みたいな納得感がある。 ...続きを見る

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2014/08/18 10:08
映画「アクト・オブ・キリング」
いやぁ、インドネシアって国は酷い国だ。 共産主義者というだけで、何百万人も殺したって、罪にも問われない。 確かに、1965年ころのことだから、もう時効にはなっているが、殺人者たちが、なんとも誇らしげに語っていることが、異次元の世界を思わせる。  ...続きを見る

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2014/06/01 04:39
佐藤優「佐藤優のウチナー評論」
2008年1月から2010年3月まで、佐藤氏が連載していた琉球新報のコラムを集めた本。 ...続きを見る

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2014/05/26 11:57
きむらけん「鉛筆部隊と特攻隊 もうひとつの戦史」
鉛筆部隊と称された下北沢の小学生が疎開先の信州浅間温泉で、出撃前の特攻隊員と過ごした風景を、関係者や文献を探し出してまとめあげた記録。 よくこれほど人が人を呼んで芋づるのようにたどれたものだ。 ...続きを見る

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2014/05/18 16:20
趙景達「近代朝鮮と日本」
李氏朝鮮末期から韓国併合までの出来事、政治文化とか政治思想と呼ぶべき思潮などがまとめられていて、当然、日本との関係も記されている。 近現代史の記述は筆者の視点や立場がストレートに反映されるのかもしれないが、正直な読後感は、韓国もしょうのない国だけれど、日本は、やっぱり、ずいぶん酷いことをしてきたんだなぁというものだ。 ...続きを見る

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2014/05/18 13:59
村井康彦「出雲と大和」
村井氏は邪馬台国が畿内、大和盆地にあったと推論する。 さらに大胆に、 邪馬台国は出雲系の氏族連合によって擁立された王朝だったと主張。  九州の豪族だった神武が東征、邪馬台国と戦い、神武優勢ながら邪馬台国にもまだ勝機があるうちに、邪馬台国は帰順、「国譲り」したという。 つまり、大和説だが、連続的に邪馬台国から大和朝廷につながるのではなく、非連続的だという立場だ。 ...続きを見る

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2014/04/26 11:10
大塚ひかり「本当はひどかった昔の日本」・・・昔の日本も、それなりの悪の国
大塚ひかり氏もあとがきで述べているが、「昔は良かった」と語る人がとみに増えているのではないか。 例えば、日本は昔から民を思う天皇のもとで平和に暮らしていたとか、昔は今と違って家族仲良く暮らしていたとか、そう主張する人は少なくない。 ...続きを見る

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2014/04/25 19:52
百田尚樹「永遠の0 ゼロ」
不覚にも何度も何度も、涙がこぼれ落ちた。 花粉症のせいか、歳のせいか。・・・ 日本人は、特攻や戦争の話には、落涙する習性があるらしい。 しかし、百田尚樹氏は最近あまり好きではない作家のひとりとなった。 また、この「永遠の0」も、決して出来の良い小説ではないと思う。そんなに都合よく饒舌に過去や祖父を語ってくれる人が見つかるわけがない。 また、こんなに劇的なことが起こるわけないし、こんな心やさしい剣豪!がいるわけもない。 所詮、作り話で、百田氏の言いたいことだけ登場人物に語らせているだけだ、そうとわ... ...続きを見る

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2014/04/06 13:53
ジョン・W・ダワー,ガバン・マコ―マック「転換期の日本へ」
かなり"過激な"マコーマック氏の主張は、日本は米国の属国で、沖縄の民主主義を東京が抑圧している。 沖縄が東アジアの共同体の核になることを期待する、ということだ。 ダワー氏はそこまで楽観的ではない。 サンフランシスコ講和条約から中国、韓国が排除されたことで、極めて歪な形で戦後の体制が進められた。 それは、米国がソ連、中国封じ込めのために構築した東アジア支配の構造だ。 それがいま限界に、転換期に差し掛かっている。 ...続きを見る

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2014/02/28 09:19
岡谷公二「神社の起源と古代朝鮮」・・・日本固有と思われた神社も新羅からきたものか?
あまり詳しくない業界だが、常識的な説なのか、それとも、物議を醸す説なのか、定かではない。 湖西地区、出石・城崎、敦賀、出雲、大和三輪、香春・宇佐の神社・古跡を訪ねながら、記紀、風土記、多くの研究者の成果を踏まえて、神社の起源は新羅にあるのではないかという説を紹介している。  ...続きを見る

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2014/02/09 19:44
ニーアル・ファーガソン「劣化国家」・・・うーむ、ちょっと理解しにくかった
2014年最初の本は、よく理解できなかった。 年末年始の酒まみれの頭のせい、つまり殆どは私の原因だが、1%は、この本にも原因がある。西洋の衰退の原因を民主主義、経済、法の支配、市民社会・・という観点でとらえ、幅ひろい含蓄に富んだ論を張っている。 しかし、どうも私の頭には、論理の飛躍や、えり好みが激しいように見えて仕方ない。  ...続きを見る

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2014/01/05 07:41
映画「ハンナ・アーレント」政治や常識にとらわれない哲学者の素晴らしい「悪」の研究
(アイヒマンの)「裁判に哲学を持ち込んだ、それはユダヤ人を見下したドイツ人と同じ行為だ」とハンナを非難する、おなじユダヤ人の同僚たち。 しかし、ハンナは、彼らの中では、ナチによって最も辛い想いをしていた。 それでも冷静にアイヒマンの「凡庸な悪」を掘り下げたのだ。 ...続きを見る

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2013/12/26 20:16
ローラン・ビネ「HHhH プラハ、1942年」は、ハイドリヒ襲撃事件を題材とした素晴らしい基礎小説
タイトルのHHhHは、”Himmlers Hirn heiβt Heydrich” (ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる)の意味だと知るのは150ページも読んでからだ。ヒトラーの後継者の声も高かったハイドリヒは、ヒムラーの下で「死刑執行人」、「金髪の野獣」と称され、アウシュビッツシステムを作り上げて「ユダヤ人問題の最終解決」の道を開いた大物。プラハで総督をしていた。そのハイドリヒを襲撃した事件を描いている。1942.5.27の襲撃は、スロバキア人のヨゼフ・ガブチーク、チェコ人のヤン・クビシ... ...続きを見る

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2013/09/25 06:18
加藤陽子・佐高信「戦争と日本人 ― テロリズムの子どもたちへ」
対談は、話題のディテールが面白い。 へぇーと思うところが、あまり本論と関係の無い所だったりするので、読み終わった頃には、忘れていることが多い。 この対談も、たいへん面白い。 面白いし、好奇心や知識欲をかなり満たしてくれる。 たぶん読者より対談したご本人たちのほうが楽しかったのではないか。 ...続きを見る

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2013/02/13 16:33
中村彰彦「慈悲の名君 保科正之」
秀忠のご落胤として生まれた幸松は、武田信玄の娘、見性院に預けられ、その後高遠藩の養子となり、保科正之となる。 三代家光からは、優秀、信頼できる異母兄弟として尊重され、副将軍の役割をはたし、家光死後は、家綱の後見、補弻に徹し、会津藩主や加賀藩の後見なども掛け持ち、貢献していた。 ...続きを見る

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2012/05/22 08:43
與那覇潤「中国化する日本」は、なかなか新鮮な視点を提供する良い本だ
日本は、宋朝以後、中国化とその反発の歴史だという視点。 宋朝は、貴族制度を廃止し、郡県制をしき、皇帝の中央集権を測り、経済や社会を徹底的に自由化した。 日本は何度かの中国化の機会を逃し、江戸時代はその対極の封建制。 明治維新で一気に中国化に向かったが、反動で、再江戸時代化が進み、いま、最後の中国化と再江戸時代化が桎梏している。 再・再江戸時代化は、北朝鮮化になると警告する。  ...続きを見る

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2012/05/22 08:05
中野剛志「日本思想史新論」は残念ながらギブアップ
「日本的なるもの」に関して言及した本は、可能な限り読みたいと思っている。 自らの内なる日本人、このどうしようもなく情けないが、本当はもっと素敵な国であるはずの日本、もっと知りたいのだ。 そして、手に取ったこの「日本思想史新論」、残念ながら途中でギブアップした。  ...続きを見る

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2012/05/08 19:31
古川隆久「昭和天皇 「理性の君主」の孤独」は、たいへん読み応えがある
友人に触発されて、読んだ。 400ページにも及ぶ本で読みごたえがあった。 加藤陽子「それでも日本人は戦争を選んだ」にも、満州事変からパールハーバーに至る、情けない政治、官僚、マスコミが炙り出されたが、この本では、天皇の権威など無きに等しく、それでも天皇自身が認めているように、戦争責任は明白だと読める。 ...続きを見る

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2012/03/28 09:09
映画「マンデラの名もなき看守」
看守 ジェームズ・グレゴリー(ジョセフ・ファインズ )は、ごく平凡なサラリーマン軍人。 カミさんのグロリア(ダイアン・クルーガー )は、上役の奥さんの髪結いをしたり、へつらったりして、夫の出世を願っている。 ジェームズは、子どもの頃、黒人の友が居て、棒術を教わったり、言葉を習ったりして、現地語を話すことができた。 ...続きを見る

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2012/03/12 11:31
NHK「特報首都圏 東京大空襲〜遺族たちの叫び〜」
東京大空襲の経験が風化しつつある。 3月10緋の大空襲はまだ広く知られているが、100回以上も空襲があり、5月の山の手の空襲などは、殆ど語られていない。  ...続きを見る

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2012/03/11 15:19
映画「シリアスマン」は、不条理に出会う真面目男の不幸・・・で、それで?
冒頭の中世の出来事。 死んだはずのラビが訪ねてきた。 ラビはチフスに罹ったが治ったのだという。 女は嘘だ、お前は悪霊だと言って、ナイフで胸を刺す。 ラビは家を去っていき、夫は殺人を犯したと言ってパニックになる。 さて、ラビが正しいのか、女が正しいのか。 ...続きを見る

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2012/01/17 10:31
星野博美「コンニャク屋漂流記」は、なかなか面白い
外房御宿近くの岩和田の漁師をルーツとする筆者のファミリーは、祖父が東京戸越の町工場経営者となったことで、外房と五反田、漁師と農民の異文化を血肉としている。 実は我がDora_Papa家も房州の系累があることから、妙な親近感がある。 ...続きを見る

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2012/01/14 18:35
エヴァ・ホフマン「記憶を和解のために 第二世代に託されたホロコーストの遺産」は深い。
原題は、T.S.エリオットの反ユダヤ主義が色濃いといわれる詩、「ゲロンティオン」の一節で、「このような知ののちに、どのような赦しが訪れるのか」からとられた。 第二世代は、文字通り、過去と現在を繋ぐ世代であるが、ホロコーストを語ることは、筆者が何度でもいうように、「かんたんではない」し、「単純ではない」。 長い長い思索を巡らしつつ、親との葛藤や、間接的な体験の意味、現在とのつながりの意味など、思索が続く。 ...続きを見る

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2012/01/13 20:38
津島佑子「葦舟、飛んだ」は、哀しい歴史を掘り起こすファンタジー
津島佑子氏の小説は実ははじめて読む。 東京文京区辺りに住む、いまや60歳代前半の小学校同級生たちの物語。そのなかのひとり、道子の突然の死から、皆が、第二次大戦末期の大連、チチハル、ハルビンで戦争につきものの忌まわしい出来事を知ることとなる。 ...続きを見る

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2012/01/10 19:57

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