NHK ETV特集「世界から見た福島原発事故」を見ると、野田政権は敵だという気がしてくる

野田政権は、とうとう、敵だという気がしてきた。 行財政改革も、TPPも、福祉と一体で無い増税もそうだが、原発の扱い方を見ると、フクシマの前と何も変わらない。 あの事故がまるで無かったかのような不作為が続く。 NHK ETV特集「世界から見た福島原発事故」をみると、日本のレベルの貧しさ、低さをいやというほど知らされる。

スイスは原発推進の国であったし、安全対策は、日本よりはるかに進んでいるし、制度としても確立している。 1000年はおろか、1万年に一度の洪水などが起きても対応できるように考えている。 だからか、スイスは原発のコストよりも再生可能エネルギーの方が、近い将来低いコストで可能だとして、脱原発に舵を切った。

元原子力会議副議長でスイスの原発をリードしてきたブルーノペロー氏は、津波など自然災害を想定していないなどありえないと憤りさえ覚えると、批判している。 更に、全交流電源の喪失への対応など、80年代の常識であって、その対応をしてこなかった日本に驚きを隠さない。 ペロー氏は、日本に安全対策の追加を勧めたが、その都度日本の原発は安全だから必要無いといわれたという。


原発推進の立場を変えていないアメリカでさえ、原発の安全性に対する議論は盛んだ。 更にかなりの程度まで公開されている論議だ。 NRCは、規制の強化を進めている。 


ふりかえって、日本は、簡単にできるはずの組織も作らず、安全委も保安院もそのまま。 技術的な専門家の結集もせず、公開された議論の場もなく、素人の閣僚数人で、新しい基準なるものをつくり、再稼働にまっしぐらだ。 それも電力会社の需給予測を丸飲みしているとしか思えない。 スイスやデンマークやドイツほどの真面目さはなくてもよいから、せめてアメリカ程度の真面目さでいい。 もっと真面目に「安全性」を考えるべきだ。 「安全性」は、たぶん、口先だけのことなのだ。 本心は、国民の命より経済、産業のためを考えている。 それも、よく考えれば、間違っているのにもかかわらずだ。  





100%再生可能へ! 欧州のエネルギー自立地域
学芸出版社
滝川 薫

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 100%再生可能へ! 欧州のエネルギー自立地域 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック