佐野裕「インフラエンジニアの教科書」は、入門書

最近、vSphereを学ぶ機会があった。VMはともかく、ハードウェアなども、分かったつもりでいると随分認識と違うと思い知った。特にストレージは、私の現役時代とは隔世の感がある。そこで、最近出た「教科書」を眺めてリフレッシュ(?)してみたかった。

筆者は富士通からLINEに転じ、インフラの技術経験を深めている。もっと筆者の経験に裏打ちされた、設計や構築、運用の方法など解説されているかと期待したが、やや期待は裏切られた。  そういう解説ではなく、もっと基本的な、ハードソフトのカタログの深読みに役立つ基礎的解説が多い。 

(それでも、私には役だったことは確かだが) インフラの技術知識に悩む若い技術者にはあまり役だたないのではないかとおもう。 技術者の頭に浮かぶ、なぜ、どうして、それはなに・・・に対する答えが、ないわけではないが、もう少しあったら良かった。 せめてタイトルを「~入門」にした方が合っているような気がする。 





佐野裕「インフラエンジニアの教科書」( C&R研究所 2013.11.1)☆☆☆

CHAPTER-01 インフラエンジニアの仕事
インフラ設計、構築、運用

CHAPTER-02 サーバ
ラックマウント/タワー、IA/エンタープライズ、CPU数(ソケット数)、コア数、スレッド数、Hyper-threading, Turbo-Boost-Technology、 DDR3 SDRAM, UDIMM,RDIMM,LRDIMM、SATA/SAS/FC, ニアラインクードディク、RAID・・・0(striping), 1(Mirror), 5(Block Parity), 6(Block 2parity), 10(RAID1 striping), 50(Raid5 striping), 60(Raid6 striping), vSphere, Hyper-V,Xen(citrix),KVM(redhut), スケールアウト/スケールアップ

CHAPTER-03 OS
Redhat系、Debian系、Datacenter edition, Standard, Essentials, Foundation、Unix

CHAPTER-04 ネットワーク
L2/L3 switch、インタフェース速度、ポート数、インテリジェント、スイッチング能力(pps)、スイッチング容量(bps)、ワイヤースピード・ノンブロッキング、L4/L7 switch 、フロントエンド/バックエンド、コア/ディストリビューション/アクセス、ネットワークファブリック

CHAPTER-05 ストレージ
DAS/NAS/SAN(FC-SAN,IP-SAN(iSCSI))、シン・プロビジョニング、自動階層化、De-duplication、スナップショット

CHAPTER-06 購買と商談

CHAPTER-07 データセンター
床下冷気、排熱吸引、外気空調、リモートハンドサービス、ケージコロケーション、エアフロー

CHAPTER-08 ソリューションとセキュリティ
監視ソリューション・・・Nagios, Zabbix, Cacti

CHAPTER-09 インフラ運用

CHAPTER-10 大規模インフラ
CDN、Akamai, AWS,,,,,,DSR(Direct Server Return)構成

CHAPTER-11 インフラエンジニアの成長

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