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zoom RSS 青木理「日本会議の正体」

<<   作成日時 : 2017/07/06 09:06   >>

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日本会議とその前身組織が重要としてきたことは、@天皇、皇室、天皇制の護持とその崇敬、A現行憲法とそれに象徴される戦後体制の打破、B「愛国的」な教育の推進、C「伝統的」な家族観の固守、 D「自虐的」な歴史観の否定・・・だという。 

日本会議の前身も含めた右派組織、日本を守る会、日本を守る国民会議、生学連、日本青年協議会などは、自主憲法を運動の中心にしていたが、50年代後半、憲法改正が即実現し難いと理解した彼らは、天皇に関わる分野に目を向け、元号法制化、紀元節復活の運動の先頭に立った。 

元号法制化は最初の成功体験で、以後、左翼の草の根の運動を習った活動を続け、次々に成功していく。

青木氏は、丁寧に一つずつ、解説している。 

政府主催憲法記念式典糾弾、憲法尊重の自民党新綱領反対運動、新編日本史編纂運動、建国記念式典独自開催、完ぺきに伝統に則る昭和天皇の葬儀推進、共産国中国への天皇訪中反対運動、選択的夫婦別姓制度反対運動、国立追悼施設計画への反対運動、教育基本法改正運動 ・・・・ 

なんとも、精力的で生真面目に運動を重ねているようにみえるが、

運動は確かに真面目かもしれないが、その根本的原理は、私には、カルトとしか思えない。

たとえば、椛島氏始め、日本会議メンバーは、祭政一致が目標で政教分離など屁とも思っていない。

「今日の日本は、祭政一致の日本の国家哲学を政教分離の思想によって否定する思想風潮がある。ヨーロッパの権力政治と宗教戦争によって生まれた妥協の産物としての政教分離思想によって、祭政一致の国家哲学を否定することは、まさに歴史を冒瀆する愚挙と言わねばならない」

日本会議は、本当に国家神道の国をもう一度つくりたいようだ。 
たかが、明治維新から敗戦までの、わずか70年余の歴史を日本の伝統と言いくるめたいのだろうか


もう一つの例、選択的夫婦別姓に反対して、「今のフェミニストたちの主張の通りに、この不満も解消する、あの不満も解消するといって次々に解消していくと、どういうことになるかというと、益々女性の我慢の能力というものが低下していって、今の女性が軽々こなしているような生活も、これから二、三十年先の女性になると、もう耐えがたくなるかもしれませんね」と言う、長谷川三千子氏の主張は、「我儘ばかり言わずに我慢しろ」であって、家族の絆などよりも、女が主張することが気に入らないのだとしか思えない。


もうひとつ、 建国記念式典を独自開催しようとした右派組織は、式典の条件として、神武建国の意義に触れること、天皇陛下万歳の儀式の二点は譲れないとしている。  もう、カルト、極右としか、いいようがない。 


菅野氏の「日本会議の研究」に加えて、青木氏の「日本会議の正体」は、この国の行く末を見守るためにも、読んで知っておかなければならない本である。










青木理「日本会議の正体」(平凡社新書 2016.7.8)
プロローグ
第1章 日本会議の現在
第2章 “もうひとつの学生運動”と生長の家
第3章 くすぶる戦前への回帰願望
第4章 “草の根運動”の軌跡
第5章 安倍政権との共振、その実相



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