映画「親切なクムジャさん」

パク・チャヌク監督は韓国映画界の有名監督だが、私はそんなに好きではない。どの作品も私には濃すぎて、おどろおどろしい。しいて言えば初期の「JSA」 (2000)がいちばん普通の映画らしい。 「お嬢さん」 (2016)、「スノーピアサー 」(2013)、「イノセント・ガーデン」(2013)、「渇き」 (2009)、 (2005)、「オールド・ボーイ」 (2003) ・・・ みな、血がしたたるような暴力性がある。そのなかでも、この「親切なクムジャさん」は、なんといっても主演が美しいイ・ヨンエであることと、ユーモアに富んでいるから、まだましという感がある。 

20歳で男児誘拐殺人で逮捕されたクムジャさん(イ・ヨンエ)は、その美しさと清純さで当時たいへんな話題になった。18歳で教育実習にやって来たぺく先生に誘惑されて妊娠し、20歳で子どもの命の代わりにペク先生の身代わりになって自首したのだ。13年の刑務所暮らしは、親切なクムジャさんとして、女囚たちを助け、牧師やケーキ職人の心をつかみ、光り輝く聖人のように君臨していた。そして、刑務所を出所してからすっかり清純さもなくなって人が変わったように刑務所仲間の助けを借りながら、ペク先生(チェ・ミンシク)への復讐の計画を着実に実行に移してゆく。    

この監督にしては珍しいスタイリッシュ映像と、この監督らしい毒々しい映像とが、混然一体となって、清楚なイ・ヨンエの容貌が余計にめだつ。オ・ダルスやラ・ミランなどの若い姿も見えて楽しい  






映画「親切なクムジャさん」(パク・チャヌク監督 2005)
SYMPATHY FOR LADY VENGEANC



オフィシャル・サイト
http://www.geum-ja.co.kr/ (韓国語)





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