映画「ナチス第三の男」

ローラン・ビネの原作「HHhH」はなかなかの感動ものだったと記憶している、細部は忘れてしまったが。 そのベストセラー「HHhH」を脚色た映画である。だから、ハイドリヒがナチスの幹部になるまでの経緯にも詳しく、ハイドリヒ暗殺部隊の動きにも詳しい。

ラインハルト(ジェイソン・クラーク)は、優秀だが、酒と女にだらしない。海軍提督の友人の好きでもない娘と遊んで捨てたことが原因で、海軍を不名誉除隊となり、無聊をかこっていた。そこに手を差し伸べたのが、婚約者で、キールの名士の娘でごりごりのナチ党員のリナ(ロザムンド・パイク)。 リナと結婚したラインハルトは、リナのチャネルでナンバー2のヒムラーの下で働くこととなる。その冷酷なやり口で、たちまち頭角を現したラインハルトは、チェコの統治責任者としてプラハに赴任する。

イギリスに亡命していたチェコ政府は、ヤン(ジャック・オコンネル )とヨゼフ(ジャック・レイナー )の二人をチェコ領内に送り、抵抗組織と連絡をとらせて、ハイドリヒ暗殺計画、エンスラボイド作戦を実行に移す。

1942年5月27日のプラハ、銃が故障するなどの失敗もあったが、手榴弾が炸裂、ハイドリヒは数日後に死亡する。最後にヒムラーに渡したファイルは、「ユダヤ人問題の最終的解決」と題されていた。

いまとなっては良く知られた史実、同じ題材の映画も少なくない。この映画で、いちばん嬉しかったことは、本筋から外れるが、
ミア・ワシコウスカがヨゼフを助ける女性アンナとして出演していたことで。チェコの踊りを披露するところがなんともいい。ミア・ワシコウスカは、以前年に何本も映画出演があったと記憶しているが、最近はせいぜい年に一本という少なさだ。寂しい限りだ。



映画「ナチス第三の男」( セドリック・ヒメネス監督 The Man with the Iron heart  2017)



オフィシャル・サイト
http://hhhh-movie.asmik-ace.co.jp/




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