映画「ヘイト・ユー・ギブ」

カーター夫妻の三人の子ども、セブンは完璧、スターは輝き、セカニは喜びを表しているという。名前に力がある。理不尽な世の中でも黒人の誇りを忘れるなと、ブラックパンサーの10項目の綱領をスターが9歳の時に教える父親マーヴェリック(ラッセル・ホーンズビー)。 そして同時に、警官に出会ったら、刺戟するな、車に乗っていたら奪取ボーと背の上に両手を置いておけ、ポケットに手を入れているなと、きちんと知恵を授ける父親でもあった。 

ゲットー育ちのスター(アマンドラ・ステンバーグ)が、転校した進学校では、スター2として別人になり切って、汚い言葉も使わない。白人の親友に白人のカレがいる。前の高校は、ハイになるか、妊娠するか、殺されに行くようなところだった。

パーティで何年振りかで出会った幼馴染のカリルと、銃撃騒ぎが起きたので会場を車で抜け出した。 カリルは、「子どもたちに与える憎しみがすべてをむしばむ」と謳う2pacの歌を聞きながら、「憎まれて育った子どもたちが大人になって牙をむく」という。車を停めて昔話に花を咲かせていた時、警官がやって来て・・・・


黒人じゃなかったら、白人だったら、ブラシを持った手が動いたからと言ってすぐに射殺はしない、手を上げろと警告するだろう、黒人だから問答無用で射殺するのだ、と白人の親友の差別感を浮き彫りにする会話がある。 まさに、いま、全世界で語られている、BLACK LIVES MATTER のテーマだが、ここには、更に、目撃者のスターが、それを公然と表に出て証言しないことを選ばせている何かがある。そして、カリルが地元のギャングの下働きで役の売人をしていたことから、ギャングの利害にからむ



映画「ヘイト・ユー・ギブ」( ジョージ・ティルマン・Jr監督  THE HATE U GIVE 2018)

この記事へのコメント