テーマ:情報システム

ドン・タブスコット他「ブロックチェーン・レボリューション」

久しぶりのビジネス書だ。 「ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか」という副題がついている。 この副題は日本でつけられた模様だが、よくこの本の性格を示している。 ビジネス書であって、テクノロジーの本ではない。  筆者は、ブロックチェーンがたいへん画期的で、将来性のある技術であるとみている。その理…
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リチャード・ベンフィールド「デザインリーダーシップ」

「デザイン会社」におけるリーダーシップ論である。特に前提はないが、推察するに、対象とする組織は、スタートアップから、成長したせいぜい100人規模のデザイン会社を想定しているように見受けられる。  明確には未だにわからないのだが、対象の「デザイン会社」と従来のソフトウエアハウスとは何が違うのだろう。たぶん違いはないのだろう。しかし、…
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ジョン・E・ケリー3世他「スマートマシンがやってくる」

2013年の著作だから、最新の動向とはいえないかもしれない。  しかし、意外にこの世界はそんなに変化が早くないから、まあ、それほど差はないだろう。 前半はとくに目新しい話はない。 iBMらしく、歴史的な経緯の話が少なくないし、ワトソンの話だから、もはや旧聞に属する。  私はそれほど優秀なシステムズ・エンジニアでなかったせいなのか、…
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クレイトン・M・クリステンセン「ジョブ理論」

原題は、"Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice" で、破壊的イノベーションで有名なClayton Christensen 教授の著書。 邦題は「ジョフ理論」で、"Jobs To Be Done" 「顧客の片づけるべきジョブ」を明確にするこ…
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新井紀子「AI vs 教科書が詠めない子どもたち」

書店で平積されている売れてる本だが、驚愕の書だった。前半は東大合格を目指したロボットの開発を通じてAI技術の限界を説明する。このインプリの夢も味気もない実態も驚きだが、そのたいしたことのないAIにも勝てそうにない、教科書の読めない中高生の実態が筆者たちの開発したリーディングスキルテストで明らかになるくだりがなんとも驚愕なのだ。 数…
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日経ビッグデータ編「グーグルに学ぶディープ・ラーニング」

日経BPのこの手の解説書の定番通り、入門的解説、先進ITリーダーの動向、米国先進ユーザー事例、国内先進ユーザー事例、この流れに乗るには・・・という内容になっている。特にAIのケースは、入門的内容に続く技術解説がほとんどないと、常日頃感じているが、この本もそうだ。 典型的な機械学習のパターンは、入力データと正しい出力データを大量に提…
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ケヴイン・ケリー「<インターネット>の次に来るもの」

「WIRED」の創刊編集長、映画「マイノリティ・レポート」の未来テクノロジーを決める討論に参加したこともあるケヴィン・ケリー氏が、12の切り口で未来テクノロジーの予測を整理した。ケリー氏はモノ作りの側ではなくジャーナリスティックな視点である。 12の切り口が適切なのかどうかよくわからない。訳者あとがきで全体を整理した文章を挙げてお…
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ペイカレント・コンサルティング「デジタル・トランスフォーメーション」

言わんとしていることはわかる。事例はよくでてくる企業で、Uber、Airbnb や FinTech だから、「新しい技術」を活用して、既存の業界を破壊しつつあるディスラプターである。だから、既存企業も、どうやって、「そういった」戦略を立て、実行していけばよいかをコンサルタントとしては語らなければならない、ということだ。 私のような…
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サム・ニューマン「マイクロサービスアーキテクチャ」

ビジネス機能に沿って小さく分割したサービスの連携として、デプロイやスケーラビリティを向上させるアーキテクチャ なんとなく、SOAを想起させるが、「SOAに帰属する多くの問題は、実は通信プロトコル、ベンダミドルウェア、サービス龍度に関する指針の欠如、システムの分割場所の選択に関する間違った指針といった問題です」と、しっかり、踏まえて…
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桑津浩太郎「2030年のI o T」

IoTの現状と予測をレポートしている。 大きな実例がいまだにコマツぐらいしか挙がらないのは、騒がれる割には進んでいないのかもしれない。  ソリューション事業者側から見る ”IoT”のビジネスは、小規模であまり利益がないわりに、医療機器など人命にかかわるリスクなどもあって逡巡するせいか。 自動車、家電、事務機器などはそれなりの規模が…
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松尾豊「人工知能は人間を超えるか」

筆者が人工知能の研究を始めた頃、ちょうど冬の季節で、AIの研究者は嘘ばかりつくと非難され、研究費がつかなかったと述解する。 いま三度目のブームを迎えているが、ディープラーニングによって、大きな山を越えようとしている。 推論・探索の第一次ブーム、知識ベースの第二次ブームを経て、Web検索エンジンとビッグデータの環境で可能にな…
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森田幸孝「インターネットが壊した「こころ」と「言葉」」

この本の評価は大きくわかれるだろう。 たいへんな教養人と察せられる筆者の精緻な知識と人間性が存分に表現され、そうそう、これが本当のことだよと高く評価する人もいるだろう。 反対に、筆者の専門とは思えないインターネットや人工知能の技術的な内容や、社会経済的な考察などについても、たいへん分かりやすく、しかも、それらの専門書より印象に残る…
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初田賢司「ユーザーのためのシステム開発の見積もり評価」

FPのエキスパートが参加したシステム開発の見積もりとその評価を進める基本的考え方が綺麗にまとめられている。 機能要件はFPを活用して規模を見積もる。 非機能要件、技術要件、プロジェクト特性によって、生産性は変わるから、FPの生産性を調整する方法もあるが、筆者もIFPUGもFP調整はしない。 開発後、機能要件だけで予実対比ができるよ…
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アンディ・クラーク「生まれながらのサイボーグ」

興味深いのは、「四肢麻痺の患者が普通に四肢を動かす際と同じように考えるだけで、義肢を動かせるような、実用的なインターフェースを開発することだ。患者の脳に接続されたコンピューターの回路に、種々の運動を指示する神経信号を感知させ、それを利用して機械式義肢を動かそうというものである」・・・というように、生物と技術(電子装置)の融合の進行は、確…
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神田知宏「ネット検索が怖い」

サブタイトルに「「忘れられる権利」の現状と活用」とあり、全編、自分に関わる書き込みを削除してもらう方法とその現状について報告されている。  サイトにあがった望ましくない個人情報を、そのサイトに削除依頼をするときは、次の順番になるようだ。 ・メールでの削除依頼 ・テレコム・サービス協会の「送信防止措置依頼書」による削除請求 …
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日経ビジネス「まるわかりインダストリー4.0」

あくまで偏見だが、日経には、海外の動向を輸入し、単純化したラベルをつけて、国内で宣伝しながら自身の商品・サービスを売る傾向があるような気がする。  その単純化したラベルは多くは要素技術である。 システムで考えることは、日本人は苦手だからだと私は思う。  この日経ビジネス特集本の「インダストリー4.0」では、「IoT」、「3Dプリン…
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小林雅一「AIの衝撃」

Expert Syatemなどという懐かしい言葉が出てきたけれど、 何度かの失望の時期を経て、AIはふたたび脚光を浴びている。 機械学習の進歩とビッグデータの活用によって、AIは、ビジネスに役立つよう自ら進化するになった。 機械学習といっても、予想と現実とのギャップをコスト関数で評価して、ギャップを縮める数学的統計的な話だと言われると、…
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日経コンピュータ「エンタープライズ開発新潮流」

分厚いDADの本は昨年読んだ記憶がある。エンタープライズ・アジャイルのその後をさっと知りたくて手にして、斜め読みした。アジャイルの話題が1/3、クラウドの話題が1/3、その他が1/3といった感じで、日経らしく、話題はいろいろだった。 SAFe(Scaled Agile Framework), DAD(Disciplined Aja…
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NTTデータ経営研究所「攻めのIT戦略」

企業のIT部門が受け身の姿勢から「攻め」に転じ、経営に対する貢献を果たそうという提案は、何十年も前から議論されていたことであって、その為の本も少なからずあるだろう(多くはない)。この本もIT戦略、態勢、コミュニケーション、人材育成・・と「攻め」への転換に必要な事柄を高い品質で解説した良本だと思う。 しかし、ごく個人的意見を言えば、…
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玉川恵他「AWSクラウドデザインパターン設計ガイド」

パブリック・クラウドを試すのにAWSを採用するケースが多いとおもう。とはいえ、目的に適った機能選択を考える必要はある。「パターン」と名付けた、提供機能、あるいはサービスコンポネントを選択、組み合わせることが「設計」となる。 第1章は、個々の提供機能の長短、注意点を、かなり解りやすく説明、第2章は、実際例へのパターンの適用を解説、し…
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木村哲「本当に使える 要求定義 改定版」は、若いSEが是非読むといい。

「要求」系の本は結構目を通しているつもりだが、この方は初めて知った。「要求」系の本は、Requirement Engineering的なものから、現場の生活の知恵的なものまで、いろいろなタイプがあるが、木村氏のこの本は、どちらかと言えば現場経験を叩いて比較的すっきりと整理体系化した感じで、「あるある」「そうそう」と同感して、結構全部読ん…
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ITコーディネーター協会監修「プロセスで解き明かすイノベーション」

ITコーディネータ協会監修のイノベーション経営プロセスガイドライン。 ガイドラインだから、あまり逐次的に読む本ではないかもしれないが、三分の二くらい読んだ。アイデアだけに頼るのでなく、それを設計、製品化、事業化、競争優位へとつなげ、広げてゆくにはプロセスが必要だと言う考え方に基づき、実現のプロセス、認識のプロセス、環境・体質強化のプロセ…
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Brenda L.Dietrich他 「IBMを強くした「アナリティクス」ビッグデータ31の実践例」

ビッグデータとアナリティクスの事例、実践例として、なかなか出色の内容だと思われる。 こんな分野にも活用されるのかと驚いてもいる。 また、オペレーショナルの分野やビジネスプロセスとの連携など、従来のビジネス・インテリジェンスと一味違うことが分かる。 ただ、これはごく個人的な感想だが、私の頭では、本当に理解したかどうかは、自信無い。 …
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細川義洋「「IT専門調停委員」が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則」

重要単語、語句説明、「プロマネのひとりごと」、IT調停委員からのアドバイス、鉄則とその説明・・・と、77の単語ごとに解説されている。 訴訟を話題に、その予防という視点がユニークな点。 勿論プロジェクト管理一般論も含む。 ごく短い、皮肉っぽい「プロマネのひとりごと」が滅法面白い。例えば変更管理について、「呼吸のように起こり続ける要件や仕…
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ダン・セノール「アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか」

IBM PC搭載インテルはイスラエルの技術者が本社を説得した独創的なものだったが、製造は数社に委託された。80386のときはインテル一社供給を実現し、湾岸戦争でロケット弾が落ちる中、8割にも及ぶ自主的出勤者がガスマスクをつけながら生産、供給を絶やさなかった。いまインテル内でイスラエルの存在は巨大だ、常に戦争のリスクがあるのに。 イスラ…
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斎藤昌義「システムインテグレーション崩壊」

どちらかといえばユーザーよりもSI事業者向けに書かれたもので、人月単価に基づくSI事業はユーザーニーズの変化・スピード、クラウドなどの環境、もともとある構造的な問題によって減少してゆく。 したがってSI事業者は、クラウドをベースに付加価値をつけ、OSS, アジャイル請負, イノベーションできる人材を育てようと提言している。 アバウトな…
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アーロン・シヤピロ「USERS」

原題は、”Users, Not Customers : Who Really Determines the Success of Your Business” 日本語の副題は「顧客主義の終焉と企業の命運を左右する7つの戦略」 ・・・ つまり、&quot;Customer First&quot; ではなく、”User First”で成功する。 そのための方…
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中野冠・湊宣明「経営工学のためのシステムズアプローチ」は、良い教科書

遥か昔、ORと呼ばれる領域があった。 そのときの本のトーン、内容と、すこぶる似ている。 以下に挙げるような考え方、手法、技法をさらりと理解するには、たいへん良い教科書、それも、無駄を省いて、ポイントを突いたなかなかよい教科書と思う。 私には向いていないし、好みでもないけれども。。。。 ・・・Architecture Vee, En…
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日経コミュニケーション「すべてわかる4G大全 LTE-AdvancedからLTE-Bへ」

自称なんでも屋のディレッタントの私は、ネットワークも少しはやったが、最近の無線LANなど全くわからない。この本もやたらと略語が飛び交い、全く歯が立たない。 2008年12月に標準化仕様が完成した3GPP(Partnership Project- W-CDMA系標準化) Rel.8を、LTE(Long Term Evolution)…
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原田秀司「UI デザインの教科書」絵がいっぱいあって、分かりやすく、楽しい

建築物と同様にWebサイトやアプリケーションは立体構造だと指摘し、カラム・レイアウト、レスポンシブ・デザインやナビゲーションの方法にかなりの頁をさいている。「戻る」のあるAndroidとiOSの違い、パンくずの考慮、グローバルとローカルナビゲーションなど興味深い。 「シームレスなインターフェース」では、オーバーレイ、インクリメンタ…
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