テーマ:政治

山崎雅弘「戦前回帰 「大日本病」の再発」

戦前・戦中の日本を覆っていたものは、国体とよぶ定義し難い概念と、国体明徴を徹底し、それに抗う者たちを排除してゆく、そんな空気だった。もう周知の話ではあるが、筆者が光をあてているのは、国家神道を軸とする非合理的な観念がまともな考え方を押しのけてゆく姿であって、政治権力そのものではない、まさに「大日本病」としか呼びようのない病的な空気であっ…
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NHK クローズアップ現代「水俣病“真の救済”はあるのか ~石牟礼道子が語る~」をみて

NHK クローズアップ現代「水俣病“真の救済”はあるのか ~石牟礼道子が語る~」をみる。 なんとも言いようのない辛い気持になる。 特措法の期限が7月末と迫っているが、「線引き」によって「救済」 されない多くの人がいる。 国=官僚が引いたその「救済」策は、相も変わらず、責任隠しと冷たく費用低減の原則で動いている。 人はいつ災難に会…
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猪瀬直樹「決断する力」は、まあまあ、いいのだけれども・・

「決断する力」というタイトルはともかくとして、311当時とその後の東京都のダイナミックな支援の中心にいた猪瀬氏の活動が語られている。 猪瀬氏は副知事というポジションがぴったりな感じがした。 大きな組織をうまく活用して意味のある動きをされているとおもう。   ただ、ひねくれ者としては、東京都はかなり財政が豊かなので、いろいろな設備・資…
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内田樹・高橋源一郎「沈む日本を愛せますか?」は、めちゃくちゃ面白い

発行日が、2010年12月だから、311前の対談である。 風景は随分と違ってしまったが、しかし、対談の内容は、決して古くなっていない。 たいへん面白い。 政権交代前後に、民主党は自民党と同じと断言しているから、お二人の見る目は確かだったと言うべきだろう。 政権交代しても、なにも変わらないと言うことが分かってしまった。 なぜなら、…
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消費税増税成立するも、増収なるか、財政健全化なるか、不透明だ。

消費税増税の法案は衆議院で可決された。 メディアは、もともと政局の話ばかりだが、今回も野田政権と、小沢新党の話ばかりだ。 素朴な疑問を整理してみる。 もともとは、消費税等・・・・と、「等」がついた法案だったらしい。 三党協議の結果、「等」が無くなり、消費税の増税だけになった。 無くなった法案の中に、所得税の累進税率アップがあったの…
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民主党に対する怒りをどうしようか。

政権交代の期待を見事に裏切り続け、日本の政党政治や民主主義をメチャクチャにした民主党は、自壊・自滅してゆくだろうが、私も多くの国民同様、その怒りをどこにぶつけたらよいか・・・。 まず仙谷氏、このわけのわからない、裏街道のフィクサーのような存在はなんだろう。 裏の男らしく、セクハラの事実がでてきた。 尖閣で海上保安庁の真っ当な処理に…
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中野剛志「TPP亡国論」で、初めてTPP推進する人々の心情に腑に落ちた。

論客中野剛志氏のTPP反対論。TPP推進論者の心情を初めて理解、腑に落ちた。「「対米依存の安全保障を続けるためには、アメリカの主導するTPPへの参加が不可欠」という強烈な先入観があったからに違いありません」と指摘する。  他に、日本は輸出がGDPの二割以下に過ぎない内需大国であって、わずかの輸出を増やしても、農業を壊滅させ、モンサント…
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野田佳彦氏のことを考えてみる

消費税増税にひた走る野田佳彦氏を観察している。 国会中継の質疑などをみても、受け答えは落ち着いてしっかりしている。 田中前防衛大臣など、人の良さと素人丸出しで、可哀そうだったが。 野田氏は、内容のない回答でも、言葉尻をとられぬよう、うまく言い逃れる。 たいへん言葉巧みであることは間違いない。 しかし、日本社会にしか通じない、もっと…
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浜田和幸「恐るべきTPPの正体」を読めば、やはりTPP推進が理解できない

参議院議員の浜田氏を初めて知った。 御自身の著作なら、なかなか良く説明されている、よくできた本だと思う。 一方的な反対論だけでもない。 TPPは、アメリカの政治戦略であって、決して、「開国」のために日本に必要なものともおもえない。 なぜ、民主党政権は、そんなに前のめりで推進したいのだろうか。 なにかとの取引なのだろうか。 1.5%のため…
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カレル・ヴァン・ウォルフレン「日本を追いこむ5つの罠」は、あいかわらず舌鋒するどい

昔、このジャーナリストの「人間を幸福にしない日本というシステム」を読んだ時、目から鱗の想いをしました。 そのときから、このジャーナリストは私がもっとも気になる人の一人です。 彼が懸念する日本の5つの罠は、目次にあるように、TPP、 財政緊縮病、原子力村の非公式権力、主権のない対米隷属、無関心・怠慢・・・・とある。 ①TPPは、経済…
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この国では、つくづく、早く死にたいと言う気になる

野田佳彦氏の顔がテレビにうつると、つくづく、この国で長生きしたくないと思う。 あの顔は、一見、まっとうで真面目そうな顔なのだが、原発、消費税増税、TPP ・・・ それらの課題に対する、あまりにも納得しがたい動きをみると、そして、野田氏が自分の美辞麗句に酔っているかのような顔と、虚しい言葉の連続を見聞きすると、この国に長く生きていると、き…
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鈴木宣弘・木下順子「よくわかる TPP 48のまちがい」を読むと反対論が正しく思う 

TPP推進論者の代表的な主張48項目について、データを揃えて反論している。  推進論者は、殆ど説明をしない。論理的に説明できないと、安全保障のためという。 中国か米国かを選択して、要するに、米国におんぶにだっこというわけだ。 「1.5%の農業のために残り98.5%を犠牲にするのか」という趣旨の言葉を与党の政調会長が語っていた…
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中野剛志・柴山桂太「グローバル恐慌の真相」は、たぶん真実なのだろうと・・・おもう。

中野・柴山両氏の主張(と思うこと)は、いまの日本には簡単な処方箋はないこと。 経済思想史的に歴史を紐解いて考えることが理解を促進させること。  アメリカは勿論、EUにも、中国にも期待してはいけないし、期待できないこと。  このままではGDP10位からも転落しかねない今の日本に必要なことは、デフレを解決すべく、格差を是正し、内需を拡大、適…
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NHK ETV特集「世界から見た福島原発事故」を見ると、野田政権は敵だという気がしてくる

野田政権は、とうとう、敵だという気がしてきた。 行財政改革も、TPPも、福祉と一体で無い増税もそうだが、原発の扱い方を見ると、フクシマの前と何も変わらない。 あの事故がまるで無かったかのような不作為が続く。 NHK ETV特集「世界から見た福島原発事故」をみると、日本のレベルの貧しさ、低さをいやというほど知らされる。 スイスは原発…
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内橋克人「共生経済が始まる 人間復興の社会を求めて」・・FECを東北に導入できないか!

内橋克人氏の大半の論評は小泉構造改革華やかなりし頃のその批判だ。「官から民」への「民」は民間巨大資本に過ぎず、政財官の上層の結びつきを強めただけと断罪している。新古典派経済学のグローバライゼーションではなく、FEC(食料、エネルギー、ケア)自給圏を形成し、地産地消のコミュニティを提案し続ける。 内橋氏の提唱しているFEC自給圏は、いま私…
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西川喜文「ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録 」は、意外に面白かった

あまりこの種の自伝や回顧録は読まないが、これは面白かった。「・・・いま経団連に日本経済を引っ張る力がどれほどあるだろうか。経団連はもはや無用の長物だと私は思っている。」とか、「亀井大臣も、民主党の鳩山内閣の閣僚の面々も、実を言えば郵政民営化についてはさほど詳しくない」とか、(悔しかったのかもしれないが)、意外に歯に衣着せずにものを言って…
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竹中氏の「三つの異常」は説得力ある

http://www.nikkeibp.co.jp/article/tk/20120223/300146/?ST=jousyo&P=1 竹中氏は新自由主義で格差拡大の張本人と批判もあるが、この主張は納得しやすいのではないか。とくに麻生政権以後野田政権まで、20%も政府が膨張していると批判。特に野田政権の整備新幹線など官僚もびっ…
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民間事故調査委の報告書公表・・・新味はないが、遠慮なくバッサリは小気味いい

報告書本体が見つからないが、要約の報道によると、東京電力は協力しなかったという。 優先順位は復旧の方が高いということらしい。 誰が考えても、東電は、どこの馬の骨ともわからない民間の調査など相手にする気はなかったのだろうと考える。 主要な三社の性格は、以下のように規定している。 全くその通りではないか。 ・原子力安全・保安…
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ステファン・エセル「怒れ! 憤れ!」・・・こういう人が日本にも居てほしい

93歳、老いてなお盛んな、筋の通った左派、ステファン・エセル氏の檄文である。 怒りこそが前に進む力だと、そして、複雑でわかりにくい現代にあっても、怒る対象はいくらでもある。 拡大された格差、金融の過大な力、移民への不法待遇、年金や社会保障の縮小・・・などなど、いくらでもあるだという。 ベルリン生まれのユダヤ人だが、フランス国籍を取…
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東浩紀「一般意思2.0 」は知的好奇心をいたくそそる

ルソー社会契約論の新しい解釈から始まり、最初の5,6章まで知的興奮が高まる。 それは多分に東氏の文章力と、「本」に連載していた章ごと毎回完結のスタイルによるものだろう。 後半、論の飛躍的な拡がりについていけず、その興奮は若干落ちたが、最後に紹介されるリチャード・ローティによって、再び高まる。 むずかしい内容だが、楽しめる本でもあった。 …
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「「知事が教育目標」明記」という橋下氏の大阪府条例はやはり賛成できない

朝日新聞の報道によると、3月には条例が成立する見通しという。 当初の案の激しさは、議論によって、多少緩和・修正された模様。  ただ、知事が変わる都度教育目標が変わったら子どもがやってられないのではないか。 「教育基本振興計画」の性格は知らないが、その計画は、知事が、(もちろん教育委員と協同して)、 作る。 目標は、知事が作ると…
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石原新党? 都知事はやめて、衆院選にでるのかしら?

1/27朝の朝日新聞一面トップは、石原新党決定の記事だ。 亀井氏の画策で、石原氏を党主にして、平沼氏等と一緒に新党を立ち上げると言う。 石原氏は、核をもつなら新党をつくって乗り出してもいいといってきた。 新党を立ち上げるからには首相を目指すのだろう。 衆議院に鞍替えするのだろうか。 どこの選挙区からでるのだろう。 石原氏は自分の年…
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八ツ場ダムと野田首相というひと  

情報システムでは、構築スケジュールを守り、投資して構築したシステムに対する評価も必ずおこなう。 プロジェクト管理者や企画者の責任だ。 八ツ場ダムの構築も、企画した官僚に最後までつきあわせて予定や費用の予定を守らせたらいい。  工期が遅れたり、費用が嵩んだりしたら、お前の責任だと、首にするだけでなく、給料も全額返済だとなったら、国交…
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日本の将来を変えよう。 野田氏の不退転の決意はおかしくないだろうか。

野田氏は、最近の講演で、債務危機打開のため、消費税の導入を意味する打開策に不退転の決意を表明していた。 しかし、どこかずれているような気がする。 債務危機はなんとかしないといけない。 財政規律は守らなければいけない。 そのための消費増税は不可避かもしれないと、皆解っている。  野田氏を不安に思う人は、私もそうだが、この債務危機を、…
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佐藤優「この国を壊す者へ」は、立派なお薦め本

12月の現在も、書店で平積みされている。 よく売れているのだろう。 こういう本が良く売れ、良く読まれているなら、もっと日本は良くなってもいい、すくなくとも良い方向に動く兆しがみえてもいいが・・・。  古賀茂明氏の論と通ずるものがある。「この国を支配するのは俺たちだ」と主張し、有象無象の国民に選出されたバカな政治家を排除する策を弄す…
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TPPはやむを得ない選択と思っていたが、どうも反対の気分になってきた

TPPはこれから進行するであろうブロック化の動きの中で、日本が孤立しないで済むひとつの方法で、アメリカと中国、どちらを選択するか、究極の選択をするとしたら、やむなくアメリカを選択せざるを得ないだろう・・・というロジックで、TPPへの参加は、やむを得ない選択だろうと考えていた。  しかし、アメリカ流の新自由主義の浸透はどうなのだろう…
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古賀茂明「日本中枢の崩壊」、特に「起死回生の策」が素晴らしい

「官僚の責任」や「日本が壊れる」と、エピソードや主張は、いろいろかぶっているが、三冊ともそれぞれ読みごたえがある。 この本も相当売れているだろうから、なんとか、「起死回生の策」 にそって日本を変えてほしいものだ。 古賀氏を総理にしたら、日本は変わるだろうなどと、期待してしまう。 アトランダムに、興味を引いたところを引用、まとめてみ…
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古賀茂明「官僚の責任」を読むと、哀しく、悔しく、情けなく、そして不安にとらわれる

本書校了の三日前、6/24に、古賀氏は退職勧告を受けたという。 古賀氏の危機感はほんものだとおもう。 私も解らないながらにかなり危機感を抱いているから、古賀氏の危機感はとても共感できる。 その危機感を、政治家も官僚も本当には感じていないらしい。 危機だ危機だと国民を脅迫して増税を図るが、本人たちは何の影響もないと考えているらしい。 …
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古賀茂明・須田慎一郎「日本が融けてゆく」は、全国民必読書

この本を読むまで、誤解していたことがある。 官僚は、自分の狭い守備範囲で最善を尽していて、それが全体のためになっていないから問題を生じていると、私は推察していた。  しかし、どうやらそれは好意的な誤解のようだ。 古賀氏によると、優先順位は、まず役人の利益であり、役人の作る政策は必ず天下りなど役人の利益とセットとなって作られるという。 そ…
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石川知裕「悪党 小沢一郎に仕えて」は、ものぐさの小沢氏の姿がみえて面白い

率直に言って、小沢一郎がなぜか好きだ。 勿論、どんな人間だか知りやしないが。 こんなにいつも直前でずっこけることを繰り返しているのだから、総理の縁は無いかもしれないし、もともと人に嫌われる性格で、その芽はないのかもしれない。 しかし、私同様、なぜか小沢ファンは、少なくない。 だから常に首相にしたい政治家No.1なのだろう。 「悪党…
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