テーマ:映画

映画「RBG 最強の85才」および 映画「ビリーブ 未来への大逆転」

若い女性たちから、「RBG」と略称で慕われる、ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事、85歳の生い立ちから最高裁判事に指名され、現在にいたるまでのドキュメンタリー(「RBG 最強の85才」)と、ルースが性差別に対して闘う最初の裁判に至る若き日を描く伝記劇映画(「ビリーブ 未来への大逆転」)。 どちらも、たいへん感動的な映画である。私は…
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映画「希望の灯り」

映画とは不思議なものだ。マーヴェルの映画とは真逆の世界、これといったストーリーも、事件も戦いもない。ヒーローもヒロインもいない、口数の少ない、どこにでもいる青年と中年の孤独なおじさん、おばさんたちだけ。そして、宇宙でも都会でもなく、巨大なスーパーマーケットの通路でささやかな希望を見いだそうとする人々の物語。 原作は、クレメンス・マ…
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映画「THE GUILTY/ギルティ」斬新な手法、最高のサスペンス、余韻或る結末

デンマークの映画という珍しさだが、この映画の作り方はデンマークという理由ではない、クリエイターの斬新さだ。あまり詳しく書くとネタバレになってしまい、この映画の楽しみ方としてはよくない。 簡単な紹介としておく。 アスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、警察官で、緊急通報指令室のおべーレーターとして、通報の電話を受けている。アス…
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映画「ウトヤ島、7月22日」

2011年7月22日にノルウェーのウトヤ島で起きた無差別乱射テロで逃げ惑う人々のドキュメンタリー的な映画。犯人の姿は見えない。聞こえるのは銃声と逃げる人々の叫びだけ。何が起こっているのかわからない、射撃を続けているのが、どこで何人がやっているのかもわからない、ただひたすら逃げるだけ、そういう怖い映画だ。生存者の証言に基づいた作ったフィク…
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映画「ナチス第三の男」

ローラン・ビネの原作「HHhH」はなかなかの感動ものだったと記憶している、細部は忘れてしまったが。 そのベストセラー「HHhH」を脚色た映画である。だから、ハイドリヒがナチスの幹部になるまでの経緯にも詳しく、ハイドリヒ暗殺部隊の動きにも詳しい。 ラインハルト(ジェイソン・クラーク)は、優秀だが、酒と女にだらしない。海軍提督の友人の…
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映画「バイス」、すごい映画

これは文句なくすごい映画だ。好きな映画でも楽しい映画でもなく、すごい映画だ。 まず、キャスティングがすごい。これだけ芸達者なメンツをそろえて共演させているなんて。 次いで、それがみな実在の人物で、大物政治家とその関係者で、実際の物語と銘打っているのだから、その大胆さがすごい。 そして、映画の編集、構成がユニークかつ古典的なのに斬新ですご…
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映画「アリータ:バトル・エンジェル」共演陣の豪華さにびっくり

クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリという、そうそうたる顔ぶれが共演するって、なんなんだろう、こんな漫画みたいなSFファンタジーに。 イド(クリストフ・ヴァルツ)がゴミ捨て場で拾ってきたロボットのような頭部と部品を、自ら修繕して、サイボーグの少女を再生させて、アリータと名づけた。元妻らしきチレン(ジ…
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中原昌也他「映画のディストピア」

私のイメージするディストピア映画は、どれも似通っている。一握りの富裕層があらゆる権力を握っていて、圧倒的多数の貧民が、荒んだ狭い地区にひしめきあって貧しい暮らしをして、暴力的に管理されて働かされる。酷い場合には、彼らは殆どゾンビになっている・・・・その環境に疑問をもって戦いを挑むヒーロー、ヒロインが現れる・・・といったものだ。 し…
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映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

この映画の面白いところは、辻一弘氏(現カズ・ヒロ氏)のメイクアッブで変身したゲイリー・オールドマンの演技もさることながら、ウィンストン・チャーチルがいかに当時のイギリスで偶然生まれた首相であって、英国が徹底抗戦に傾いたのは、ぎりぎりの選択だったという事実だ。 政敵から見れば、ウィンストン・チャーチルは、口先だけでごまかす、勇ましい…
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映画「マイ・サンシャイン」

邦題を「マイ・サンシャイン」と名づけたのはどうしてなのだろうか。両親と暮らせない子どもたちを引き取って面倒見ている女性ミリー(ハル・ベリー)とその隣人オビー(ダニエル・クレイグ)の妙な男の人生に陽のあたる祝福でもしたかったのだろうか。原題は「KINGS」、これはあきらかに、ロドニー・キングとともにあると言いたいのだと思う。だから、たぶん…
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映画「バハールの涙」

女性戦場ジャーナリストのマチルド(エマニュエル・ベルコ)は、同業の夫を地雷で失くし、娘を置いて戦場を駆け巡っている。娘との電話だけが生きがいでもある。そんなマチルドが、ISとの戦闘に果敢に挑む女性だけの部隊と出会った。隊長のバハール(ゴルシフテ・ファラハニ)は、クルド人弁護士で夫と息子との幸せな日々が、ISの来襲で一瞬で吹き飛び、夫は射…
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映画「いつだってやめられる} シリーズ

渋谷文化村のル・シネマで上映されていた「いつだってやめられる」シリーズ、変な題名の変な映画と思っていたが、WowoWで上映されていた。ル・シネマで上映するくらいだから一定の評価を得られている映画なんだろう。 確かに、一級のエンターテインメントといっていい。ただ、私が何よりも、この映画でびっくりしたのは、その映像の色彩感覚だ。 予算…
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映画「テルマ」

ラース・フォン・トリアー監督の親類と言われるヨアキム・トリアー監督の作品。予告編を見て、本編をみたいと思っていたが見逃していた。 Wowowで放映され、たいへんうれしい。期待に違わず、すばらしい映画だった。ホラー映画は基本的には嫌いなのだけれども、ときに美しいホラー映画が出現することがある。たとえば「私のオオカミ少年」「ぼくのエリ200…
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映画「マリッジ・ストーリー」

皮肉な警句作家なら、結婚とは、愛し合っているかどうかに関わらず傷つけ合いと罵倒し合いをゴールとする制度である、というかもしれない。そして、離婚とは、夫も妻も敗者となり、弁護士だけが勝者となる闘い、というかもしれない。もっとも、アメリカ社会では、という前提がつくかもしれない。 私の大好きな名作である「フランシス・ハ」の監督であるノア…
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映画「ジョジョ・ラビット」

ヒトラー・ユーゲントをある意味茶化したブラック・コメディと思いきや、意外にシリアスな展開になり・・・・。ウサギも殺せないと馬鹿にされながらも、立派なヒトラー・ユーゲントの団員になるのだと、尊敬するヒトラーにいつも心のなかで語りかけるジョジョ。 しかし、ジョジョの両親はドイツは愛しているが反ヒトラーの活動をしている。母親ロージイ(スカーレ…
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映画「パラサイト 半地下の家族」

たいへん期待して見に行ったのだが、もちろんよくできた素晴らしい映画だけれども、期待が大きすぎたかもしれない。それにソン・ガンホ主演だから面白いコメディだと勝手に誤解していた。コメディには違いないが結構シリアスで、ブラック度がきつい。  坂の上の高級住宅街の豪邸に、パク・ドンイク(イ・ソンギュン )、パク・ヨンギョ(チョ・ヨジョン)…
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映画「ティーンスピリット」

二歳半の、あの伝説的なブランコシーンのときから、親戚のおじさんのように可愛がって見続けていた私のようなエルのファンは大喜びだが、そうでない人で、純粋に映画だけをみている人にはどうなんだろう。 というのも、エルのための、エルだけの映画だからだ。   しかし、エルの歌が予想以上に上手だったと大喜びのエルのファンでも、マリウス・デ・ヴリ…
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映画「家へ帰ろう」

主演のミゲル・アンヘル・ソラ、かなり怖い顔で、悪役が似合いそうな人だが、ラテン系では有名俳優らしい。 その余命いくばくもない爺さんノアブラハムが、子どもたちに騙されて老人ホームに入れられる前日、遥か昔の約束を果たそうと、アルゼンチンから故国ポーランドに向かう、ロード・ムービー。 ナチス支配下のポーランド、ユダヤ人一家の仕立て屋の家…
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映画「500ページの夢の束」

ダコタ・ファニングは「I am Sam」(2001)から始まり、「TAKEN」(2002)、「マイ・ボディガード」(2004)までは、とにかく可愛かった。 しかし、「ハテド・アンド・シーク」(2005)、「宇宙戦争」(2005) あたりから、複雑な事情を持つ陰のある、あるいは可愛げのない嫌な感じの女の子の役が増えた印象がある。  …
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映画「カメラを止めるな!」

私はゾンビ映画は嫌いで映画館では観ないので、この映画がヒットした時も見に行くことはなかった。 WowoWで早くも放映されていたので、いちおう見たのだけれども・・・はっきり言って、なんであんなに流行っていたのかいまだにわからない。 確かにゾンビ映画というよりも、映画作りを頑張る奇妙な人々のコメディとしてみれば、それなりの力作かもしれないけ…
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映画「運び屋」

クリント・イーストウッド監督の映画は、どれも、どうしてこうも見事にまとまるのだろう。 映画ってのはこういうもんだ、こういう終わり方をするもんだって、言っているように、見事に終わって行く。  デイリリーという花の栽培で名声を得ることにうつつをぬかし、妻や子供を一切顧みることのなかった男アール(クリント・イーストウッド)は、その花の商…
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映画「マイ・プレシャス・リスト」

私の好きなジャンル、ラブコメ・青春もの、といっていいけれど、主人公のキャリー(ベル・パウリー)が、超天才で飛び級を繰り返しハーバードを卒業してもまだ酒を飲めない年齢というところ、そして引きこもり気味で、父親の友人の精神科医にセラピーを受けている、といったところがちがうかな。  セラピストから指示され、仕方なく、幸せになるためのリス…
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映画「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」

J.D.サリンジャーはなぜ出版をやめ、隠遁してしまったのか。それに対する答えが明快なわけではない。明快であるはずもないが、創作し始めたときから、自分の創作にこだわり、ね妥協というものは知らなかった。修正すれば出版できるという話も抵抗感が強かった。もっとも、最初にニューヨーカーに掲載された時も、修正の要求も、ひとつの視点に過ぎず、参考にす…
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映画「見えない太陽」

冒頭皆既日食があるから、「見えない太陽」という邦題にしたのかもしれない。 原題は、「夜よさようなら」の意味だが、それもよく意味が分からない。 フランスの片田舎、牧場主のミュリエル( カトリーヌ・ドヌーヴ) は、久しぶりにやって来た孫息子のアレックスがイスラム教に改宗していたと知る。 そして、恋人のリラと、カナダに行くと言っているが、それ…
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映画「スパイダーマン:スパイダーバース」

エンド・タイトルがすばらしくかっこいい。あと全編、アニメーションの映像が独特の素晴らしさがある。ストーリーは、いつものやつ、つまり、仲間がいる、ひとりじゃない、君だってできる・・・と、別に大したものではないが、この、アニメらしくない映像だけでも見る価値は或る。 ある日、放射能クモにかまれたマイルスは、スパイダーマンになっている。で…
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今年一年のまとめ、映画篇。

今年のまとめ、映画篇。  今年はあまり映画を見なかった。値上げの影響も大きいし、あまり見たいと思う映画も多くなかった。結果的にもあまり実り多くなかった 今年観た映画、印象に残ったベストテン-フィクション 1 「記者たち 衝撃と畏怖の真実」(ロブ・ライナー)  2 「ジョーカー」(トッド・フィリップス 2019 ) …
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映画「スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班」

コン・ヒョジンはラブコメ女王のときとはうってかわって、アクション・サスペンス映画の時はカッコいい。 ラブコメドラマ「嫉妬の化身」で共演したチョ・ジョンソク、「応答せよ1988」が好評だったリュ・ジュンヨルが、それぞれいい味を出している。 コン・ヒョジン主演だから見に行くのであって、特にどうってことないB級アクション映画だ。 ただの…
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映画「ある女優の不在」

ジャファル・パナヒ監督役で出ている、ジャファル・パナヒ本人、どこかで見覚えあると思ったら、「人生タクシー」だった。パナヒ氏はイランでは映画製作禁止にもなった反体制作家であり、この映画が、イランにおける女性・女優の境遇、映画などの芸能・芸術の危うい地位について語っていることかわかる。 ロクな道もない田舎の村に住み女優に憧れる娘、その娘から…
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映画「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり」

前作があまりに素晴らしかったので、どんな続編でも見劣りしただろうと思う。 うまく前作の少年少女たちを取り入れて、変化を最小にしたことが、功を奏している。それだけ特色には欠けるが、連続性があり前作の余韻を思い出させてくれる。 デリーにただひとり残ったマイク(イザイア・ムスタファ)は、あれから27年経ったある日、ルーザーズ・クラブの面…
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映画「それだけが、僕の世界」

イ・ビョンホンが冴えない孤独な元ボクサーで、前半は冴えないままの映画で退屈する。ガラリと変わるのは、弟のオ・ジンテが街角におかれたピアノでショパンを弾き始めてからだ。ガラッと映画のリズム迄変わった。 「アメリカでは満38歳、この国では40歳」と、スパークリングの相手としては年寄過ぎるのではと訝しむ相手にそう答えるジョハ(イ・ビョン…
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