テーマ:映画

映画「天命の城」

朝鮮が清に服属する最初の出来事、「三田渡の盟約」の経緯を描く歴史ドラマ。頼りなく死を恐れ、自身が生きながら得ることを願う王仁祖、たとえ死んでも大義ある王と国家であるべく王を導くのが臣下の道だと信ずる大臣キム・サンホン、そして、どんなに屈辱的であっても民の生命を守るのが王の道だと考える大臣チェ・ミョンギル、三人と宮廷の流儀しか知らない官僚…
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映画「ファースト・コンタクト」

B級と言ったら失礼かもしれないが、B級SF映画かもしれない映画だけれども、その出来に感心して、楽しんだ。 ドキュメンタリー映画のようにインタビューを繰り返して、経緯を語って行く。  明らかに、異世界のものと思われるワームホールのようなモノがやってきて、同時に、巨大な黒い球が地球上各地に出現した。無人機ではよくわからず、人間の飛行士…
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映画「アダムズ・アップル」

刑務所から出て、更生プログラムの一環で田舎の教会に送られた男が、奇妙な聖職者たちと出会い、反発しながら、戸惑いながら暮らすうちにいくつかのまるで奇蹟のような出来事で変わって行く、そんな寓話のような、カルトムービーのような、変なブラック・コメディ映画だった。 アダム(ウルリク・トムセン)は札付きのワルにしてネオナチ、迎えた牧師イヴァ…
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映画「ジョーカー」

恥ずかしながら、途中までバットマンのジョーカーの物語だと気付かなかった。ゴッサムの街の名やあまりに汚い町の様相に首を傾げはじめ。トーマス・ウェインの息子、ブルースが出てきて、なんだ、あのジョーカーかと分かったとたん、緊張感が一気に溶けて、アメコミ映画の軽い気分が少し湧いてきた。それほどにシリアス・ドラマのような緊迫感があって、アメコミに…
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映画「ゴールデンスランバー」

誰もが好きなビートルズの曲を私も好きだが、なかでも "Golden Slumbers" から "Carry That Weight" がいちばん好きだ。それもけっこう秘めた恋のように密かなものだ。もし、"White Album"の"Julia"が好きだなんて言うとしたら、それは、ここまで知っているというだけの見栄にすぎないが、"Go…
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映画「マレフィセント2」

「アイ・アム・サム」のブランコのシーンから、娘のように可愛がり、娘の学芸会には必ず行くように、可能な限り全作品を見続けているエル・ファニングの最新作。「エルちゃん」のために見に来ているので、他の俳優ならあまり見る気がしないジャンルの映画ではある。もう二十歳を過ぎたエルだが、相変わらず愛らしく、オーロラ姫の風格よりも妖精たちの姉さんと言っ…
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映画「イエスタデイ」

払っても払っても晴れない霧がたちこめ、不安や恐れなどで気がめいり沈んでいた。さすがに気がついたカミさんが「エルちゃんの映画でも見に行ったら」と言うので、そうだ、エルちゃんの「マレフィセント2」を見に行こうと思い立って映画館に来たが、「マレフィセント2」は必ず見るとしても、「イエスタデイ」は結構楽しそうで2時間過ごせるかなと、こちらを選ん…
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映画「ボーダー 二つの世界」

「ぼくのエリ 200歳の少女」はすばらしく抒情的で美しい映像の素晴らしい映画だった。 同じ原作者の映画ということで期待したが、なかなか複雑な思いだ。基本的に映画には楽しさと美しさをまず求める私には、ちょっと好きになれない映画だ。 しかし、スウェーデンの森の中で起こる、神話のような、民話のような話は、興味深いことは確かだ。 恥じらい…
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映画「ホテル・ムンバイ」

テロ事件の圧倒的な緊迫感で二時間余をあっという間に観終わってしまった。2008年、ムンバイの五つ星ホテル、タージマハル・パレス・ホテルがパキスタンから来たイスラム教徒のテロリストの少年たちによって占拠され、従業員も宿泊客が多数殺された実話に基づいているから、結末もかなり厳しい。 靴を忘れてクビになりかかったアルジュン(デヴ・パテル…
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映画「プライベート・ウォー」

2012年シリアのホムスで、アサド派の攻撃で女子供が無差別に殺されていると現場からCNNで非難していたアメリカ人ジャーナリスト、メリー・キャサリン・コルヴィンは同僚のカメラマンとともにアサド派と見られる砲撃で死亡した。その伝説の女性記者メリー・コルヴィンを赤裸々に描いた。 メリー・コルヴィンは、英国「サンデイ・タイムス」に所属する…
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映画「アド・アストラ」

人類は孤独な存在だ。知的生命体は人類が到達できる範囲には、いくら探索に出てもまったく見つからない。しかし、宇宙に仲間を求めに行って孤独を知る以前に、人は人間の間でも孤独であってしまうのはどうしてだろう。宇宙に向かって(アド アストラ)行く前に、身近な人との距離を詰め、愛に満ちた暮らしを、この美しい地球の上で行うべきなのだ、そう笑顔のフラ…
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映画「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」

8年生のケイラは一生懸命に生きている。 私も中学生の頃は、(もう随分記憶にないが)、自意識過剰でつまらないことに悩み、苦しんでいたと思う。ケイラは、頭の中では、悩みを打開する方法を考え抜き、他者への助言という形でその考え方を一生懸命語り動画にしてネットにアップしていた。いわく、勇気を持って一歩踏み出す!いわく、新しい自分を見せるためにも…
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映画「風をつかまえた少年」

アフリカの最も貧しい国の一つマラウイの更に何もない村に住むカムクワンバ一家、洪水と旱魃による飢饉で死者も出る苦しみに、中学生の息子が図書館の本を読みながら、風力を使って電気を得て地下水をくみ上げる仕組みを作り、穀物の収穫まで頑張った村民を助けた物語だ。 トライウェル・カムクワンバ(キウェテル・イジョフォー)は、兄の土地もなぜか相続…
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映画「ひろしま」

1953年8月に作られながらも、配給会社松竹の米国や政府に対する忖度から大手チャネルでは公開されず、細々と自主上映などで公開されてきたという。そしてなぜか、NHKが今年放映した。 作成時のドキュメンタリーも含めて。公開を辛抱強く続けてきたのは、撮影時の監督助手だった肩の息子さん、そしてさの遺志を継いだお孫さんという。  原作は「原…
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映画「この世界の片隅に」

「夕凪の街 桜の国」でも、さりげなく戦争の悲しみと怒りを語ったこうの史代氏の原作の映画化で、この映画も、広島と呉で暮らす人々の日常を丁寧に描き、おもわぬ流れで戦争に巻き込まれてゆく怒りを静かに語っている。  広島に暮らす浦野すず(のん)は、のんびり屋さんで絵を描くのが好きな18歳の女の子。呉に住む北条周作に見初められて、急に縁談が…
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映画「この空の花 長岡花火物語」

何度かの劇場公開時にその都度見逃してきた「この空の花 長岡花火物語」、やっとWowoWで見られた。 これは傑作だとおもう。三部作の中でも抜きんでてすばらしい。 大林監督の、往年のリリシズムや「ハウス」の諧謔を彷彿とさせる映像美がある。 そして、悲しい、しすし、若い希望の物語もある。 大林監督の代表作といっていいのではないか。 私が…
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映画「さらば愛しきアウトロー」

ロバート・レッドフォードの俳優としての引退作品と話題になって、見てみようと思いたった。レッドフォードは適役だ。70歳過ぎの上品で老練な銀行強盗で、誰も傷つけずに成功し続けるという、かっこいい強盗だ。被害者の銀行員は、犯人の様子を、いい人そうだとか、幸せそうだとか評している。楽しんで銀行強盗をしているなんて、ロバート・レッドフォードにぴっ…
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映画「世界の涯ての鼓動」

「パリ、テキサス」は、私の最も好きな映画の一つであって、それだけでヴィム・ヴェンダース監督は特別な監督である。ヴェンダース監督の映画ということで、期待を込めてみたけれども、残念ながらあまり期待してはいけなかったと思った。どうもこの映画は好きになれなかった。 主演の二人、ジェームズ・マカヴォイとアリシア・ヴィカンダーも、もともとあま…
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映画「オールド・ボーイ」

2004年のカンヌ・グランプリ作品だが、それは、このときの審査委員長がタランティーノだったからにちがいない。 日本人作家の原作まんがの映画化。15年もの間監禁されていた男が脱出して監禁の謎を探り、復讐を期すが、そこには本人も驚愕の事実が隠されていた・・・ オ・デスは、女房殺しの嫌疑をかけられていたが、刑務所のようなところで監禁され…
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映画「パティ・ケイク$」

私の日々の生活や趣味嗜好とはまったく真逆の世界だが、こういうラッパーとしての成功を夢見て、寂れた町から抜け出そうと頑張る音楽青春映画は、好きな映画の範疇だ。 パティ・ケイクス(ダニエル・マクドナルド)は,親友でドラッグストアの店員ジェリー(シッダルト・ダナンジェイ)と、ラッパーとしての成功を夢見て、ニュージャージーの寂れた町で、街…
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映画「サマーフィーリング」説明を排した淡々とした繊細な物語

「アマンダと僕」が評判よかったからだろうか、ミカエル・アース監督の以前の作品が公開されていた。 突然恋人を亡くした作家と家族がその喪失感を少しずつ、何年かかけて克服してゆく姿を、ごく自然に、繊細に、淡々と描いている佳作。 静かな語り口で好感がもてる。 ロレンス(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)は、また駆け出しの作家。どちらかとい…
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映画「孤独なふりした世界で」

ヒューマントラストシネマ渋谷で、定期的に開催される「未体験ゾーンの映画たち」は、大手の配給から漏れて劇場公開が難しい映画を短期間上映している。今年2019で、この映画も上映されたらしい。事前に知っていれば、見に行ったろう。というのも、エル・ファニング出演映画だからだ。 「アイ・アム・サム」の有名なブランコシーンで、子役のダコタの幼…
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映画「親切なクムジャさん」

パク・チャヌク監督は韓国映画界の有名監督だが、私はそんなに好きではない。どの作品も私には濃すぎて、おどろおどろしい。しいて言えば初期の「JSA」 (2000)がいちばん普通の映画らしい。 「お嬢さん」 (2016)、「スノーピアサー 」(2013)、「イノセント・ガーデン」(2013)、「渇き」 (2009)、 (2005)、「オールド…
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映画「ザ・シークレットマン」

ウォーターゲート事件の内部告発者「ディープ・スロート」の真相を語る映画。 1974年7月30日、ホワイトハウスの録音テープをニクソンが最高裁の命令に従って提出、8月9日にニクソンが辞任したが、盗聴、民主党本部侵入、FBI捜査のもみ消し、証拠隠滅、司法妨害・・・などなどてんこ盛りのホワイトハウスの行動を、FBIの独立性を守ろうとしたFBI…
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映画「黄泉がえる復讐」

オートバイに乗った少年にバッグを奪い取られそうになったミョンスク(キム・ヘスク)は必死にバッグを抱え、引きずられた後に、ナイフで刺殺されてしまった。検事で息子展開しであるジンホン(キム・レウォン)は母を訪ねに近くまで来ていて、犯行現場に駆け付けたがすでに遅かった。ジンホンは警察と協力して犯人の操作に当っていた頃、姉からの突然の電話に…
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映画「工作 黒金星と呼ばれた男」

「ブラック・ヴィーナス」という暗号名で安全企画部国際情報部の対北朝鮮スパイが、核開発の状況を探るための遠大な計画として作り出した離散家族訪問・白頭山観光・広告映像場所提供などの事業を提案し、金正日に認めさせるなどの緊迫の工作を、史実に基づいて再現する。単にスパイ工作として始めた事業が、中国のように改革開放に向かうこと、そして南北融和に向…
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映画「存在のない子供たち」

なんとも気の重くなる映画だ。ところどころにユーモアも交えているのだが、ちっとも笑えない。あまりにも過酷な子どもたちの現実に、ただたじろぐだけだ。  出生証明書も身分証も何もない、自らクズのようだと称する貧しい両親のもとに何人も子どもが生まれ、子どもたちは、男の子は學校にも行かずに街なかを徘徊して働き、女の子は11歳で、金のあるクソ…
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映画「オリーブの樹は呼んでいる」

スペインのオリーブ園、祖父と一緒に遊び過ごした巨大なオリーブの樹、思い出のいっぱい詰まった樹齢2000年のオリーブの樹。子どもの頃に、その樹は、祖父の反対にもかかわらず、経営に苦慮していた父が売ってしまい、根こそぎ運ばれていった。 そのことからか祖父はすっかり心を閉ざし、体も変調していった。話しかけても反応のない祖父のために、アルマ(ア…
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映画「ワイルドライフ」

,前回の映画見る機会は「新聞記者」にしたので、今回ようやくこの映画を見ることが出来た。見たかった理由は、ただひとつキャリー・マリガンだ。「わたしを離さないで」、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」、「ドライヴ」、「未来を花束にして」・・・と、素敵な映画で素敵な演技をしている、たいへん好きな女優の一人である。 一方…
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映画「Girl/ガール」

トランスジェンダーでバレリーナになることが夢の少女が、少年の体であることに焦りと不満を抱き続け、楽しみにしていたホルモン療法がなかなか期待通りにいかない、そんな状況に食欲も睡眠も正常でなくなって、厳しいバレエ学校の訓練に身も心も疲労してゆく。  同じトランスジェンダーが主役の「アバウトレイ」に比しても、この映画のリアリティは際立っ…
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