Dora_PaPa_san's_Pages

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「いのち子ども」・・・人を殺しては、助ける・・・不思議なイスラエルとパレスチナの関係

<<   作成日時 : 2011/08/06 08:12   >>

トラックバック 0 / コメント 0

エンド・クレジットで、地上の人間にも天使のような人がいると紹介したラズ・ソメフ医師は、イスラエルの病院テル・ハ・ショメール医療センターに勤務する見るからに優しい小児科医。  ガザ地区とこの病院の間には、検問所がある。 日々の戦争によって、検問所が開いたり閉じたりするが、そこを通して、ガザのパレスチナ人も治療に来る。

ラーイダ・アブー=ムスタファーは、ガザで暮らすパレスチナ人。 生後4ヶ月の息子ムハンマドの免疫不全症候群の治療をソメフ医師に託している。 骨髄移植をしなければ余命も少ないムハンマドを助けようと、ソメフ医師は、TVジャーナリストのシュロミー・エルダールと、手術費用5万ドルの寄付を募る。 TVの力か、じきに寄付をする人が現れる。 彼は、最近の戦争で息子を失い、それから人のいのちを守る活動を始めたという。 ラーイダは、息子を戦争でなくしたイスラエル人が敵のパレスチナ人を救うのが理解できないという。

三人の子どもたちが移植に適合しないとわかったあと、途方に暮れたソメフ医師は、シュロミーに相談する。 シュロミーは今まで築いたチャネルを使って、ガザでラーイダの親類を採血して、血液だけを送るてはずを整えた。 そて驚いたことに、ラーイダの兄のナイームも検問所をとうめことができた。 それは、検問所を知る者にとっては、奇跡的なことらしい。 赤ん坊の命を助けるということが関係者を動かしている。

ナイームの娘、サウサンが適合することが解ったが、再び戦争が起こって、検問所を通過することができない。 自爆攻撃で検問所も被害にあった。 そんななか、シュロミーの尽力で、やっと入国できた。 サウサンは、ガザとのあまりの格差にびっくりしていたが、10日間を楽しむことに決めた。 サウサンの血液で、ムハンマドは、なんとか、免疫力が高まり、しばらく後に退院、ガザに戻った。 

パレスチナとイスラエルとの戦いは続く。 ロケット攻撃の報復としては、行き過ぎではないかと、ガザの町に従軍医師として救援に向かったソメフ医師が語る。 イスラエルの砲撃によって、娘や姪を失ったイッズッディーン・アブル=アイシュ医師は、自分たちの攻撃による資シュロミーの番組に電話で出演し、惨状をリアルタイムで訴え続けた。 そのときから、イスラエルの人々は自分たちの攻撃による死を身近に感じ始めたという。 

イスラエルの病院で働く医師だからだろうか、パレスチナ人であっても、イスラエルからアブル=アイシュ医師と家族の救出に向かった。 彼は、語る。 病院では1年かかっても、ひとりの命をなんとか助けようとする。 しかし、戦争では、一瞬のうちに、大量の命を奪ってしまうと。

ラーイダは、板ばさみになっていた。 ガザでは、ユダヤ人がよいならそっちで暮らせとか中傷される。 シュロミーは、いのちの貴さをライーダに話すが、ライーダは、命など貴くないという。 ムハンマドの命が助かったら、エルサレム奪還の殉教者になるかもしれないと語って、シュロミーを慄然とさせた。  しかし、そのつよがりの言葉は、ガザのパレスチナ人向けの言葉だったのだ。



映画「いのち子ども」(原題 Precious Life アメリカ 2010)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
映画「いのち子ども」・・・人を殺しては、助ける・・・不思議なイスラエルとパレスチナの関係 Dora_PaPa_san's_Pages/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる