Dora_PaPa_san's_Pages

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画「TIME/タイム」は、 わかりやすく、良くできた映画だ

<<   作成日時 : 2012/04/05 09:07   >>

トラックバック 0 / コメント 0

近未来のサイエンス・フィクションだが作者は、いまの現実と何もかわらないと語っているかのようだ。 富裕層に集中する寿命という富。 寿命が貨幣の代わりに決済され、スラムに住む貧乏人は、借金も質草も切れれば、突然余命時計がゼロとなって、その場で死ぬのに、特別な地区に住む富裕層は、1000年もの寿命に退屈な日々を送る。 1%に富が集中し、99%が貧しさに苦しむ現在と何も変わらない。

ウィル・サラス( ジャスティン・ティンバーレイク )は、1日分の寿命があればよいと考える無欲な男。 工場で働いて得た日給の時間を母親に与えている。 或る晩スラム街の飲み屋で盛んに時間や酒をふるまっている見るからに富裕層の男が、ギャングに襲われるところを助けた。 男はヘンリー・ハミルトン。 何百年もの時間を持て余し、自ら死にに来たのだった。 ヘンリーは、時間の秘密を教え、眠っているウィルに時間をあたえてから、川に落ちてゆく。

116年間もの時間を得たウィルは、親友に10年間を与え、母親に与えようと待っていた。 母親は仕事のあと、借金の時間を返し、バスに乗ろうとしたら、バス料金が値上がりしていた。 残り1時間半ではバスに乗れず、歩けば2時間もかかって途中で死ぬことになる。 母親は家に走り始めた。 母親の帰りが遅いので、迎えに行ったウィルは、母親が、時間が無くなって死ぬ姿を目の前で見ることとなった。 

ヘンリーに、一部の者の寿命を延ばすために、多くの人の寿命を削るのだと秘密を聴いたウィルは、母親の復讐のため、富裕層が搾取したすべてを取り返しに、富裕地区に向かってゆく。  そこで、銀行家フィリップ・ワイス(ヴィンセント・カーシーザー )と、その娘シルビア・ワイス(アマンダ・セイフライド )を知る。 

ヘンリーは時間を盗まれ、殺されたのだと解した時間管理局レイモンド・レオン(キリアン・マーフィ)は、ウィルを追う。 

ウィルの原則はシンプルだ。 他の人の死を代償にして長生きすることはよくない。 ウィルは、銀行に溜められた時間を、貧しい人々に渡してゆく。 追いかけるレイモンドに対してすら、時間の尽きそうな時、時間を与えている。 


ヴィンセント・カーシーザーが富裕で老練な銀行家の役で、不思議な魅力がある。 キリアン・マーフィは、パニックフライト、バットマン、インセプション・・・と、いつも、なかなかユニークなキャラクターでいい感じだ。 今回も、スラム出身なのに、50年も時間管理局で、時間の秩序維持に携わるプライドをもつ、いい雰囲気だ。 

アマンダ・セイフライドは、決して美人とは言えないのに、相変わらず魅力にあふれている。 

時間管理局?で、ミヒャエル・エンデの「モモ」を思い出した。 「モモ」の場合は、時間をどんどん盗んでゆくが、「TIME」の場合は、秩序の維持に主眼がある。 スラム街のなかでいくら時間を盗もうが、管理局はほったらかしだが、地区をまたがって秩序を壊したら、管理局はほっておかないのだ。 富裕地区とスラム地区は決してまじあってはいけない。 

格差が固定している、現代の現実そのものだ。



映画「TIME/タイム」( アンドリュー・ニコル監督 "IN TIME"アメリカ 2011)☆☆☆☆  


オフィシャル・サイト
http://www.foxmovies.jp/time/



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
映画「TIME/タイム」は、 わかりやすく、良くできた映画だ Dora_PaPa_san's_Pages/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる