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zoom RSS 竹田恒泰「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」

<<   作成日時 : 2013/10/14 09:53   >>

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週刊誌によれば、竹田氏は最近たいへん人気があるらしい。 講演は必ず満員となり、若い教養あるビジネスウーマンも竹田ファンになると言う。 それを知って、竹田氏の著作を手にしてみた。 この本は、日本の「建国」の歴史を「記紀」に即して、教科書で教えようというのが趣旨だ。  第二部には、その教科書の例がある。

竹田氏は、「記紀」は史実、事実ではないところもあるが、「真実」であるという。 「聖書」や「コーラン」は真実で、その事実を問う人はいない、だから「記紀」も、というのが筆者の論拠だ。 しかし、「記紀」と「聖書」を比較するのは妥当なのだろうか。 政府がまとめた歴史書と、伝道師の口伝とを一緒にするのは違和感がある。 

竹田氏は、「記紀」は真実であるし、初代や創業者の存在しない組織はないから、神武天皇の存在は真実であり、史実だと断定しているようだ。 明らかに論理が飛躍しているようで、ちょっと強引だ。 正史だからと言って正しいとは限らないのに、正史に対する反論があるなら、それなりの根拠を示せというのは、ちょっと「上から目線」の、いや〜な感じがする。 事実かどうかわからないが、神話として大事にしよう・・・でも十分良いではないか。

筆者は愛国心が薄いのは、建国の歴史を教えないことにも理由があるという。 そうだろうか。伊耶那岐、伊耶那岐の話を読んで、愛国心が深まるだろうか。 

私は、竹田氏とは異なった観点で、「記紀」をもっと教えてもいいとおもう。 いろいろな考えがあることを知ることはよいことだ。 蓋をすることによって、却って歪んだ方向に噴出しかねない。 神話と史実と混同していることを前提に教えても良いだろう。 

第二部に教科書の例がある。 おおむね大して問題はないようにも思うが、やはり、学問の入口としての教科書では、わかっていることと、わかっていないことは、明確に区別すべきだろう。   「・・・という説があるが反対する説もある」とか、「・・・と神話では語られているが、歴史的な事実とは証明されていない」とかだ。 神武天皇の出現も、古墳時代のヤマト王権と大和朝廷が連続しているという説とかはそのたぐいではないだろうか。 





竹田恒泰「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」(PHP新書 2011.9.29)☆☆☆

第T部 日本はいつできたのか
第一章 日本の教科書は世界の非常識
第二章 憲法の根拠は「日本書紀」にあり
第三章 神武天皇の否定は初歩的な誤り
第四章 戦争なく成立した奇跡の統一国家
第五章 中国から守りぬいた独立と自尊
第六章 国を知ること、国を愛すること

第U部 子供に読ませたい建国の教科書
1. 先土器時代以前
2. 新石器時代と日本の縄文時代
3. 戦乱の弥生時代
4. 古代王朝の誕生と古墳時代の幕開け
5. 独立国への苦難の道
6. 律令国家の成立




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