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zoom RSS ラリーキーリー「ビジネスモデル・イノベーション」

<<   作成日時 : 2014/10/01 18:42   >>

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ビジネスモデル・キャンパスで有名な「ビジネスモデル・ジェネレーション」を難渋しつつ読み通したのは2年も前のことだが、同様の装丁の「ビジネスモデル・イノベーション」は、すいすいと読み進められる。一言でいえば全編これ事例集と言っていい。 

イノベーションには、いろいろな印象があるかもしれないが、筆者の定義はこんなところだ。

・「イノベーションとは、持続可能な新しいオファリングを生みだすことである」
・「イノベーションは財務的に持続可能でなければならない」
・「イノベーションは本当に新しい事業はほとんどない」

・「製品を超えて考えよう」「イノベーションは後から振り返ると必ずわかりきったことのように思える。 だが、アイデアから実行までの道のりはけっしてわかりきってはいない」

イノベーションのタイプとして、Profit Model,  Network,  Structure,  Process,  Product Performance,  Product System,  Service,  Channel,  Brands,  Customer Engagement  ・・・ の10タイプを挙げている。 思い付きやアイディアだけに頼ることなく、これらのどのタイプに重点を置き、どのレベルで追究し、どういう作戦で実現するか、それを真面目に検討するのだ。


10タイプのそれぞれについて、事例企業を挙げている。

Proofit Model  ・・・ プレミアム、従量制・定額制 等     企業例 = ジレット
Network  ・・・ オープン・イノベーション 等      企業例 = グラクソ?
Structure    ・・・ 報奨制度、資産の標準化 等    、企業例 = ホールフーズ
Process  ・・・ リーン生産方式、プロセス標準化 等 企業例 = ザラ
Product Performance ・・・ 環境感度、カスタマイズ 等  企業例 = OXOグッド・グリップス
Product System ・・・ 製品バンドリング、プラグイン 等  企業例 = サイオン
Service ・・・  付加価値、等              企業例 = ザッボス
Channel ・・・  旗艦店、期間限定 等        企業例 = ネスプレッ
Brands ・・・  ブランド拡充、価値観の整合性 等 企業例 = ヴァージン
Customer Engagement ・・・ コミュニティと帰属意識 等 企業例 = プリザード・エンターテインメント


イノベーション・ランドスケープ使って、業界、企業が、どのタイプに投資しているかを分析することができる。 投資していないタイプか機会かもしれないし、BLIND SPOTかもしれない。

一つの例では、「製薬産業のイノベーションのこのスナップショットは、基礎研究と臨床試験から生まれる大型新薬と言う長年のモデルが終わったことをはっきり示している」そうだ。  ただ、この分析はかなり手間がかかる。 その割には、そんな大発見でもなさそうだ。


イノベーションのTacticsもいろいろあげられている。 ただ、このTacticsは、ちょっと、違和感もある

Profit Model・・・・・・・・・・・・・広告モデル、オークション、抱き合わせ価格設定、等々
Network ・・・・・・・・・・・・・・・アライアンス、協働、補完的提携 等々
Structure ・・・・・・・・・・・・・資産の標準化、コンピテンシー・センター 等々
・・・・・・・・・・・・・・・・・等々


イノベーションのケイパビリティを、「長期にわたって確実に、かつ反復的に、イノベーションを実現する、組織としての能力」と定義している。 つまり、好運や一人の社員の才能によるものではないということだ。」 
・・・・・ ケイパビリティ論には多大な関心がある。  ケイパビリティの向上の要素には、 ケイパビリティのブループリント、構成要素、取り組み方針、組織、資源とコンピテンシー、評価基準とインセンティブ・・・・が挙げられている。 これは興味深いが、残念ながら、ケイパビリティ論には、それほど深く入ってはゆかない。 





ラリーキーリー「ビジネスモデル・イノベーション」( 朝日新聞出版2014.2.28)
“TEN TYPES OF INNOVATION” THE DISCIPLINE OF BUILDING BREAKTHROUGHS

PREFACE
PART 1. INNOVATION
CHAPTER 1. イノベーションについて考えなおす

PART 2. TEN TYPES OF INNOVATION  イノベーションの10タイプ
CHAPTER 2. 10タイプ
CHAPTER 3. 利益モデル・イノベーション
CHAPTER 4. ネットワークイノベーション
CHAPTER 5. 組織構造イノベーション
CHAPTER 6. プロセス・イノベーション
CHAPTER 7. 製品性能イノベーション
CHAPTER 8. 製品システムイノベーション
CHAPTER 9. サービスイノベーション
CHAPTER 10. チャネルイノベーション
CHAPTER 11. ブランドイノベーション
CHAPTER 12. 顧客エンゲージメントイノベーション

PART 3. MORE IS MIGHTER たくさん使えば使うほど強力に
CHAPTER 13. 製品イノベーションを超えて
CHAPTER 14.数の強み

PART 4. SPOT THE SHIFTS 変化に気づく ブレークスルーを生みだす条件を理解
CHAPTER 15. 隙間に注意
CHAPTER 16 慣習に異を唱えよう
CHAPTER 17 パターンを認識する

PART 5. LEADERSHIP INNOVATION
CHAPTER 18 目的を明確にする
CHAPTER 19 イノベーション戦術
CHAPTER 20 イノベーション・プレイブックを使う

PART 6. FOSTERING INNOVATION イノベーションを育成する
CHAPTER 21 今すぐとりかかろう
CHAPTER 22 主唱者と創出者
CHAPTER 23 イノベーションを組織に組み込む
CHAPTER 24 効果的に実行する

PART 7 APPENDIX



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