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zoom RSS 稲葉剛「鵺の鳴く夜を正しく恐れるために 野宿の人びととともに歩んだ20年」

<<   作成日時 : 2015/03/13 12:21   >>

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昔、新宿住友三角ビルに通勤していた頃、西口地下道には、野宿者のダンボールの家がたくさんあった。そのうちダンボールがなくなり、通路に変なオブジェができていた。それは野宿者を排除する目的と知って、当時もずいぶん意地悪なとおもったものだ。

そのダンボール村の青島都知事主導の強制排除から西口広場での再開、その後の火災による自主的な撤退と、ずっと野宿者への炊き出し等の支援や病院・行政への働きかけにあたってきた稲葉剛氏の20年の歴史を綴る。 当時、野宿者はゴミと同じ扱いで、よく若者から襲撃されたものだ。 東京地裁では、ダンボール箱は野宿者の住居であり所有物だから都が適正な手続きもせずに勝手に処分するのは著しく妥当性を欠くという判決が出たこともあるのだ。

その判決もあって、その後行政の対応もゴミ扱いの排除から自立支援に代わってゆく。 稲葉氏たちも、野宿者が移るアパートの保証人を引き受けるために、組織「もやい」を設立して、今に至っている。



本筋とは直接関係ないが、興味をひいたフレーズを引用、記録しておく。


・墨田区で2010年10月に空き缶・新聞の持ち去りに20万円以下の罰金を課す条例が施行され、野宿者の生計手段のひとつが奪われつつある ・・・ 区のゴミ置き場においたものをもってゆくなということか。  

「本来ならば、大家と賃貸借契約を結んだ入居者には居住権があり、家賃を1,2カ月滞納しただけで追い出されることがあってはならない。しかし近年、家賃保証会社が「追い出し屋」となって、家賃を滞納した入居者を一方的に追い出す被害が多発している」 ・・・ 最近、これはよく聞く。 社会的包摂、寛容がなくなってきたしるしでもあるだろう。。。

定期借家契約は、2000年の借地借家法改正によって導入され、期間の満了とともに居住権が消滅し、再契約を結ばない限り、出て行かなければならない。 これは借家人の権利を骨抜きにするもの

西口の動く歩道は13憶円、 ホームレス排除のための突起物オブジェ構築に4000万円

ダンボールハウスは、住居であり、所有物であって、勝手に警察が排除してよいものではない、という趣旨の第一審判決があった

「生活に困窮している73歳のおばあさんに「福祉の世話になるくらいなら、死んだ方がいい」と言わせるものはいったいなんなのだろうか?彼女が生きてきたこの社会が、「世間」がそう言わせているのだろうか?」・・・まったくそう思うが、この世の傾向はそうではない。  






稲葉剛「鵺の鳴く夜を正しく恐れるために 野宿の人びととともに歩んだ20年」(エイ゛ィマン 2014.12.30)
第1部 路上の命を奪うな
第2部 新宿で見た光景



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