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zoom RSS 柳美里「貧乏の神様」、なんとも興味深い貧乏暮し

<<   作成日時 : 2015/05/11 15:38   >>

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二部構成で前半は雑誌「創」07年8月から14年10月までのエッセイ、後半は14年の公式ブログ。 講演料を生活費にするのに気が大きくなって息子に3000円の土産を買って後悔したとか、家には2000円しかないとか、カードは没収されて、もはや作れないとか、公式行事に参加するのに美容院に行く金がないので、財布を忘れたことにして嘘をつくとか・・・・、貧乏自慢?が満載。 

といっても、別に好きで貧乏暮しをしているわけではない。単に純文学で食っていける作家なんて何人もいないというだけのこと。  最大30人もいないという。  柳氏は、トークは得意ではないようで、専ら物書きで生計を営むんでいるようだ。 書けば必ずベストセラーという作家以外は、やはりそう豊かではないのだろう。 

その割に、南相馬に通ったり、南会津只見町に通ったり・・・・結構小説書き以外の行動が多い。 当然、それらは、直接、収入に結びつくものではないだろう。。。

友人の言葉で、柳美里は気さくな人なのだが、業界内では難しい人で、暗くて怖い人というイメージがつきまとうらしい。 私も、この人の作品はかなり好きなのだが、なんとなく思いこみが激しく自分で勝手におかしくなるタイプのような気がして、生身の柳美里とは接したくない気もする。 それも先入観かもしれない。

「創」編集長への原稿料の支払催促のメールやその経緯は、とても興味深い。 ほかの人には原稿料をはらっているらしいのに、柳氏には、何年も支払われていないという事実は、すごく本質的な何かを示唆しているように思う。 業界で、怖くて難しい人というイメージがあるのに、実は、もっとも、ないがしろにされ、なめられているのが柳氏なのかもしれない。 なにかとうるさそうなのに、肝心なところ、タイミングでははっきり要求できずに、事態を大きくさせてしまうのかもしれない。 

「おわりに」にある山伏氏の言葉がいい。  「貧乏と貧困とは違う、日本語の「貧乏暮らし」や「貧乏者の子だくさん」などは、必ずしも悪い意味の言葉ではない、むしろそれが誇りであったり、生きる支えとなったりす」 ・・・ そそして、自ら引くなら、貧乏くじは当たり。 


 
柳美里「貧乏の神様」( 双葉社2015.4.1)
T 日々是貧乏 ・・・月間「創」07年8月 〜 14年9・10月
U 原稿料を払ってください・・・公式ブログ    http://blog.goo.ne.jp/yu_miri






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