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zoom RSS ケネス・グレーアム「たのしい川辺 ―ヒキガエルの冒険―」

<<   作成日時 : 2015/10/20 19:19   >>

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スコットランドでは1908年に出版され、日本では石井桃子の訳で、1963年に第一刷が出て、すでに50刷を数える、動物ファンタジーの名作にして先駆作。

孤独で貧しい少年だった作者ケネス・グレーアムは、理解者を得て、物書きになりながら、銀行員としても立派に成長し、家庭を持つことができた。ひとり息子にせがまれてしたお話しを再構成、まとめたのが、この原題 ”THE WIND IN THE WILLOWS” 。
 
心優しいモグラ君は、川辺に住む親切な川ネズミ君と友達になり、一緒に暮らしはじめる。森の仲間たち、森を良く知っているカワウソ君や人望のあるアナグマ君。そして、お金持ちだが、高慢で、気に入ったことにすぐのめり込んで周りに迷惑をかけるヒキガエル君など、自然豊かな川辺に暮らす仲間たちとの四季の暮らしだ。 なかでも、自動車にのめり込んで、勝手に人の車を乗り回しては事故を起こし、警官を毒づいて監獄にいれられたヒキガエル君の「冒険」は、なかなか。

子ども向けではあるが、それにしては結構難しい話もある。日々の暮らしに疑問を持ち始めた川ネズミ君が、旅する海ネズミ君の世界の話に恍惚となってつい飛び出ようとしたり、調和そのものの神々しい神様のかなでる音楽や雰囲気に魅せられたモグラ君など。 そして、モグラ君が今まで住んでいた自分の家を懐かしみ、そこが自分の世界なのだと確信しつつ、ネズミ君の友情を忘れることができずに苦しむ場面など、なかなか「本格的」でもある・

動物ファンタジーだが、動物たちと人間たちが何の区別もなく交流しているのも、当時としては新鮮だったのだろう。



ケネス・グレーアム「たのしい川辺 ―ヒキガエルの冒険―」( 岩波書店1963.11.29)
1. 川の岸
2. 街道
3. 森
4. アナグマ氏
5. なつかしのわが家
6. ヒキガエル
7. あかつきのパン笛
8. ヒキガエルの冒険
9. 旅びとたち
10. ヒキガエルの冒険のつづき
11. 夕立のごとく涙くだりぬ
12. 英雄の帰還

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