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zoom RSS アンディ・クラーク「生まれながらのサイボーグ」

<<   作成日時 : 2015/12/13 09:02   >>

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興味深いのは、「四肢麻痺の患者が普通に四肢を動かす際と同じように考えるだけで、義肢を動かせるような、実用的なインターフェースを開発することだ。患者の脳に接続されたコンピューターの回路に、種々の運動を指示する神経信号を感知させ、それを利用して機械式義肢を動かそうというものである」・・・というように、生物と技術(電子装置)の融合の進行は、確かにサイボーグである。


初めて聞く言葉がたくさんある。 ルミタッチ、データミット(データ・デンタータ)、インタッチ、Prop(Personal Roving Presence device,個人用徘徊プレゼンス装置)、TTD(Thought Translation Device,思考翻訳装置)・・・・試作品だったり、実験だったり、なかなかテクノロジーの進化はすごいなあち思う一方、協働的フィルタリングなど、やや旧聞に属する話もでてくる。

原典”Natural-Born Cyborgs"は2003年発行だが、日本語翻訳版は今年の7月。 テクノロジーがベースになる本を12年もたって翻訳する意味があるのだろうかと途中からやや疑問。

読む力が衰えたことは事実で、そのせいなのだけれども、なんとも理解しにくい、歯切れの悪い印象だ。テクノロジーの本と思いきや、「現代哲学への招待」シリーズの哲学書だった。 



なんとなく気になった、いくつかのフレーズを引用しておく。  本筋とは関係ないけれども・・・・。

「データが生物体内部のどこかに保存されているのか、それとも外界に保存されているのかは、重要ではないのだ。」・・・「もちろん、頭蓋の外側に保存された情報が、頭のなかに保存された情報に比べて、アクセス効率や使用効率で劣るのはよくあることだ。 また、生物学な脳が、外部に正確にはどんな情報が蓄えられているのか十分に把握しておらず、その情報を最大限に利用することができないというのもよくあることである」

・「ニコレリスのチームの長期目標は、四肢麻痺の患者が普通に四肢を動かす際と同じように考えるだけで、義肢を動かせるような、実用的なインターフェースを開発することだ。患者の脳に接続されたコンピューターの回路に、種々の運動を指示する神経信号を感知させ、それを利用して機械式義肢を動かそうというものである」

・「生物と電子装置との間の相互浸透が社会や個人にどのような衝撃を与えるか、予測するのは困難だ」

「薬を飲めない人、薬を飲みすぎる人、間違った薬を飲む人の世話をするためだけに年間で何十億ドルもの金額が費やされている。TTT(Things That Think)の世界においては、薬を入れておく戸棚が薬の消費をモニターし、トイレが毎日化学的分析を行うことができる。 そしてそれらはどちらも、病院に接続されて異常を報告したり、薬局と接続されて薬の補充を注文したりすることができる」





アンディ・クラーク「生まれながらのサイボーグ」( 春秋社2015.7.25)
序論
第1章 サイボーグ・アンプラグド
第2章 接合されるテクノロジー
第3章 可塑性のある脳、ハイブリッドな心
第4章 わたしたちはどこにいるのか?
第5章 わたしたちは何なのか?
第6章 世界規模の群行動
第7章 黒のサイボーグ?
第8章 結び―わたしはポストヒューマン





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