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zoom RSS 中島京子「かたづの!」は、なかなかおもしろい切り口の時代劇ファンタジー

<<   作成日時 : 2016/01/19 09:55   >>

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一本角の羚羊(かもしか)と、その角が、南部八戸藩の行く末を見守ってゆくファンタジー兼時代劇小説。 

南部宗家、叔父利直の権謀術数に翻弄され、お館様である夫と、世継ぎである息子を殺された、公儀に藩を潰されないよう、南部宗家に併合されぬよう、祢々は女亭主として藩を束ねてゆく。 それでも、冷酷怜悧な利直の攻撃は止むことがない。ついに、豊饒な海をもつ八戸から、内陸の荒れ果てた遠野への国替えを命ぜられる。戦で抵抗し城を枕に討ち死にしようと騒ぐ武士たちを前に、祢々は片角の助けを得て、決断を語る・・・・・ 

八戸の櫛引八幡神社は左甚五郎が建てたと言われるが、完成期限直前になってもなにもしない。いよいよという段になって、甚五郎が削ったカンナ屑がそれぞれ異形の者に変身して、それら大勢が働いて魔に合わせたという。神社ができた後、甚五郎は彼らに冷たく「・・・のケツでも食ってろ」と突き放したそうだ。言葉どおりに、それらの異形の者は河童になったという。さて、河童たちは、祢々たちと共に、八戸から遠野にゆくのだろうか・・・ 

どのあたりまでが史実で、どのあたりまでが民話や言い伝えなのか、あるいは創作なのか、ちょっと定かではない。 南部の秘宝「叱り角」、「片角様」などは、実際に遠野の祭りや習俗にあったそうだ。

十和田の大蛇や、南部秘宝のペリカン、・・・ などファンタジーの要素も満載。

極上というほどではないが、かなり、おもしろい。 



中島京子「かたづの!」( 集英社2014..8.30)
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