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zoom RSS ステファノ・マンクーゾ「植物は<知性>をもっている」

<<   作成日時 : 2016/02/04 18:30   >>

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「知性」を問題を解決する能力と定義し、植物はなかなか優れた知性を持っていると結論付ける。ただ動かないだけで、また脳に当たる器官がないだけで、人は植物に「知性」を認めていないのは、人間のおごった見方だという。なにしろ、人間をはじめ動物は、酸素も食物もエネルギーも植物に負うている。


例えば、ミドリムシは、ゾウリムシができることがすべてできるうえに、太陽の光を使ってエネルギーをつくることまでできる(光合成)。もちろん、食物を探して移動することもする。


植物は進化の過程で、ただ定住することを選んだにすぎない。


植物は、いわゆる五感はもちろん、更に15感もある。例えば、「多くの花は、花粉を媒介する昆虫が花に入り込むと花弁を閉じるという戦略をとる」し、汚染物質を無害化して、土と水をきれいにしてくれる能力ファイトレメディエ―ションもある、松の木は決して他の松に触れ合わない「シャイな樹冠」は触感の証明だし、ルビナスのミツバチが既に訪れた花の色を青に変えて効率化を図ることさえする。そして「訪花の一定性」は未解明だが植物がミツバチに強いる能力だ。根端の重力、温度、湿度、磁場、光、圧力、化学物質、重金属などの有毒物質、音の振動、酸素や二酸化炭素の有無・・などなどを計測する能力・・・等、枚挙にいとまがない。分散知能・創発にいたっては、群れとしての知性も驚くべきものがある。 


若干専門用語が多くて読みにくい個所もあるが、植物の生態がたいへん興味深いし、この地球は、人間が支配していると言うよりは、地球上のバイオマス(生物総重量)のうち、植物は99.95%以上を占めているから、植物が支配しているのかもしれない。



ステファノ・マンクーゾ「植物は<知性>をもっている」(NHK出版 2015.11.20)
第1章 問題の根っこ
第2章 動物と違う生活スタイル
第3章 20の感覚
第4章 未知のコミュニケーション
第5章 はるかに優れた知性


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