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zoom RSS 森田幸孝「インターネットが壊した「こころ」と「言葉」」

<<   作成日時 : 2016/02/03 08:24   >>

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この本の評価は大きくわかれるだろう。 たいへんな教養人と察せられる筆者の精緻な知識と人間性が存分に表現され、そうそう、これが本当のことだよと高く評価する人もいるだろう。

反対に、筆者の専門とは思えないインターネットや人工知能の技術的な内容や、社会経済的な考察などについても、たいへん分かりやすく、しかも、それらの専門書より印象に残る書き方なのに、出典も明かされず、引用にもなっていない。 (よく言えば自分なりに消化しきった内容だが)  ・・・・ そして、肝心の、「「心」と「言葉」」について、何が書かれているのか、ちっとも記憶に残らないのだ。 どう「壊れているのか」、そしてなぜなのかが、さっぱりわからないのだ。 もちろん、私の読み飛ばすような読み方にも問題はあるのだが・・・・。

さらに、「壊れてしまった「心」と「言葉」」の回復のためには、コミュニケーション能力の強化(聴く力、話す力、アイサツ)では、ちょっと、あまりにも当たり前すぎて、残念すぎる。 

精神科医の書くものは妙なものが少なくない。 この本は新書にしては細かい字で250頁もある大作で、精神科医がよく書く大きな字の新書とは、だいぶ趣が違う。 たぶん、筆者の渾身の想いがつまっているのだろう。
しかし、140文字のような短い短文ばかり書いているから、長文に自分の考えを纏める力がなくなってゆく・・・というひとつの例 (もちろん、筆者はそんな単純なことは言ってはいないが)、 だけでも、・・・・ うーむ、ちょっと、違うような気もする。 

インターネットや、SNSに、人間性を変えてゆくような、そんな強い力はない。 もともと、おかしな人間性を持った人間がインターネットをおかしく使うのだ、と私は思うのだ。

 

森田幸孝「インターネットが壊した「こころ」と「言葉」」(幻冬舎ルネッサンス新書 2011.12.15)
第一章 いま、心と言葉が壊されている 〜 精神医療の現場から見えてきたこと
第二章 言葉の衰えが止まらない
第三章 インターネットの二〇年がもたらした功罪
第四章 メリット、デメリットを生み出すSNSのカラクリ
第五章 インターネットが劣化させたコミュニケーション
第六章 日常に入り込んだネットが知的財産を侵食している
第七章 精神医療の変化
第八章 壊された「こころ」と「言葉」は再生できるか

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