Dora_PaPa_san's_Pages

アクセスカウンタ

zoom RSS 宮家邦彦「日本の敵 よみがえる民族主義に備える」

<<   作成日時 : 2016/04/18 14:13   >>

トラックバック 0 / コメント 0

「日本の敵 よみがえる民族主義に備えよ」と、宮家氏は、冷戦崩壊後の世界は再び民族主義が勃興し、日本はそれに対処しなければならないと語る。 宮家氏の仮説や主張に反論する知識も材料もないが、宮家氏の仮説はこの本の中では検証されていないし、主張の根拠も説明されていない。 悪く言えば、単なる思い込みを羅列しているだけだ。

宮家氏は、米国防総省マーシャルのネット・アセスメントを取り上げ、中国を分析する。 しかし、そのネット・アセスメントなるもの、それほど画期的なものか。 軍事だけでない、総合的な分析など、当たり前のことではないのだろうか。

個別状況認識にしても、中国のアヘン戦争以来の屈辱を晴らしたい、明清時代の中華権を取り戻したいという望みや、朝鮮半島の周辺強国に対するバランスなども、言い古されてきたことで、格別新味もなければ、新民族主義というほどでもないと私は思う。

しかし、「日本の最大の敵は「自分自身」である。 新民族主義時代における日本民族のサバイバルのためには、日本自身が普遍的価値を掲げ、自らの民族主義的衝動を適切に制御する必要がある」との主張は全く正しい。 しかし、宮家氏は、それが可能と考えているのだろうか。もし本当に宮家氏がそう思うなら、コンセンサス・ビルダーなどと持ちあげずに、ナショナリズムを煽り続ける安倍政権をやめさせなければならないだろう。 

全体的に、本当の実態を知らずに耳学問やヒトの話だけで組み立てた内容のようで、人に勧められるものではない。 



宮家邦彦「日本の敵 よみがえる民族主義に備える」(文春新書 2015.9.20)
第一章 帰って来たロシアの熊
第二章 「イスラム国」後の中東世界
第三章 マーシャルのネットアセスメントとは何か
第四章 ネットアセスメントを中国へ応用する
第五章 中国が狙う対米「第二ラウンド」
第六章 「米国の凋落」は本当なのか
第七章 新民族主義時代の日中韓関係
第八章 中央アジアの地殻変動
終章 日本の敵

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
宮家邦彦「日本の敵 よみがえる民族主義に備える」 Dora_PaPa_san's_Pages/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる