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zoom RSS 米澤穂信「真実の10メートル手前」

<<   作成日時 : 2016/06/25 15:16   >>

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記者、大刀洗万智と聞いてどこかで読んだと思ったら「王とサーカス」だった。そう、大刀洗万智のシリーズができていたのだ。しかし、常に大刀洗万智でないだれかが、大刀洗万智について語る、その秘密めいた魅力的な印象が特徴だったが、「真実の10メートル手前」は、大刀洗万智が「わたし」と称して語っている。 これは異色だと思ったら、あとがきで作者自身が、そうするかどうか迷ったと記していた。

たまに、こういう推理小説を読むのは気楽で楽しい。現在の日本を描く辛くて憂鬱な批評書よりも、ついこちらの方を手にとってしまうから、あっという間に読了した。楽しいが、しかし、推理ネタとしては、やや、言葉遊びが過ぎるような気がする。



米澤穂信「真実の10メートル手前」(東京創元社 2015.12.25)
真実の10メートル手前
正義漢
恋累心中
名を刻む死
ナイフを失われた思い出の中に
綱渡りの成功例


真実の10メートル手前
経営破綻が明らかになったベンチャー企業の人気の広報担当、早坂真理が兄の社長とともに失踪した。その妹弓美から捜索を依頼された大刀洗万智は真理の電話内容から甲府近辺に居ると狙いを付け、カメラマンの藤沢とともに向かう・・・

正義漢
井の頭線からJRの吉祥寺駅に乗り換えた太刀洗万智とその友人は、駅で飛込み自殺とみられる事故に遭遇する。しかし、大刀洗は、いきなり大胆な取材モードになって、事件について実況中継を始める・・・

恋累心中
週刊誌記者の都留は、三重の中勢町で起こった高校生の心中事件の取材に行かされた。現地のコーディネーターとして、たまたま三重に居た太刀洗万智が現地コーディネーターとして雇われ、待ち合わせている。大刀洗は、わずか半日で、むずかしいはずの現役教師ふたりのアポをとっていた。心中にしては発見場所が異なり、不審な点もあったが、遺書はあきらかに自殺を示していた・・・・

名を刻む死
中学三年生檜原京介は、近隣の変わり者老人田上良造が自宅で死んでいることを発見した。
日記も発見され、「私は間もなく死ぬ。願わくは、名を刻む死を遂げたい」と記されていた。京介は、報道陣に取り巻かれた時期が過ぎたある日、大刀洗万智と名乗る記者から、名を刻む死とはどう意味だと思うかと尋ねられた。・・・め

ナイフを失われた思い出の中に
旧ユーゴスラヴィアで苦難を経験したヨヴァノヴィチは仕事で日本に来ていた。妹が日本に居たとき友人になった大刀洗万智に会うため、地方都市に来た。そこでは乳幼児が若い叔父に殺される事件が起こっていた。逮捕された男は手記を書いていた。その手記を大刀洗万智は疑問に思う

綱渡りの成功例
集中豪雨で水も電気もなくなった家に取り残された老夫婦が四日ぶりに救出された。 老夫婦は息子が置いて行ったコーンフレークを食べて命をつないだと会見で話していた。大刀洗万智は、老夫婦を訪ねてきた。

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