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zoom RSS ケリー・マクゴニガル「スタンフォードのストレスを力に変える」

<<   作成日時 : 2016/06/02 11:03   >>

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「自分を変える教室」でベストセラーになったケリー・マクゴニガルがTEDで、ストレスについて自分は間違っていたと恥ずかしそうにプレゼンしていた。そのストレスについての著作である。

普通のサラリーマンなら、ある程度のストレスがあったほうが仕事もうまくいくし、自分も成長できると考えると思うが、マクゴニガルの研究と主張は、もうすこし踏みこんでいて、実験用のハツカネズミを痛めつけるような命に関わるほどのストレスでない限り、ストレスはあった方がよいというレベルだ。 ただし、そう認識すれば。 

ストレスは、それを悪いと思う人には悪い影響を与え、ストレスを受け入れて対処しようとする人には、良い結果をもたらすというのが、ひとつの結論であって、更に、ストレスがあって、それに向き合って行く方がストレスがないより幸せになれる、というものだ。

この結論に導く、いろいろなストーリーや、研究成果が、わかりやすく、読みやすく説明されていて、退屈しない。
いろいろな端的なメッセージがちりばめられている。

「ストレスが多い人の方が、愛情や健康に恵まれ、人生に対する満足度が高い」

「人生に生きがいを感じている人びとは、あまり生きがいを感じていない人びとに比べて、心配ごとが多く、ストレスも多い」

「ストレスに強くなるというのは、ストレスを感じたときに、「勇気」や「人とのつながり」や「成長」という人間ならではの底力を、自分のなかに呼び覚ますことです」

しかし、読み進めてゆくうちに、なんとなく、今、同時に読んでいるスマナサーラ氏の著作と混同して来た。 まあいい加減な読み方のせいだけれども、ひょっとしたら、案外、そういう初期仏教の精神とつながるのかもしれない。 善の目的がストレスを良い方向に変える、とか。

 「わたしと同じで、この人も大変な思いをして生きてきた
 わたしと同じで、この人も痛みを知っている
 わたしと同じで、この人も世の中の役に立ちたいと思っている。でも、失敗したときのつらさも知っている」

 「わたしたちみんなが、自分のなかに潜んでいる力に気づきますように」
 「私たちみんなが、心の平安を見いだしますように」
 「私たちみんなが、周りの人に助けられて、苦しみを乗り越えられますように」
 「私たちみんなが、自分はひとりではないと実感できますように」

これなんか、もう仏教書と言ってもいいくらいだ


また、ポリアンナの「良かった探し」と結局同じなの? という疑問も禁じえない。心理学の研究で、ポリアンナ現象を証明した? 「ベネフィット・ファインディング」も一種の良かった探しか。 







ケリー・マクゴニガル「スタンフォードのストレスを力に変える」(大和書房 2015.11.1)
Introduction 「ストレスを力に変える教科書」へようこそ
Part 1 ストレスを見直す
第1章 すべては思い込み ― 「ストレスは役に立つ」と思うと現実もそうなる
第2章 ストレス反応を最大の味方にする ― レジリエンスを強化する
第3章 ストレスの欠如は人を不幸にする ― 忙しい人ほど満足度が高い
Part 2 ストレスを力に変える
第4章 向き合う ― 不安は困難に対処するのに役立つ
第5章 つながる ― いたわりがレジリエンスを生む
第6章 成長する ― 逆境があなたを強くする
第7章 おわりに ― 新しい考え方は、ひっそりと根を下ろす


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