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zoom RSS エマニュエル・トッド「グローバリズム以後」

<<   作成日時 : 2016/11/30 14:52   >>

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トッド氏やジェフリーサックス氏は、家族制度(長子相続など)、識字率(特に女性の)、共同体への帰属・・・など人類学的、人口学的な分析で世界を俯瞰していて、予測が当たることからよく読まれている。

先日、安倍晋三氏は、TPPを批准しないと自由貿易の灯が消えるみたいな危機感を表明していた。 トッド氏にこんな言葉がある。「とくに欧米や日本など先進諸国で支配的ですが、それは自由貿易こそが問題の解決策だと考えるイデオロギーです。グローバル化が進んだ今の時代に権力を握っているのは、実際のところ政治家たちではなくて、自由貿易という経済思想なのです」

安倍氏は政治的には復古主義だが、経済的には新自由主義者だから、(日本も結構保護的な処があるのに)自由貿易を主張するのだろう。トッド氏は、欧州、アジアなどの塊での、ある程度の保護貿易にする方が、グローバリズムの弊害から逃れられると言っているようだ。 時あたかも、トランプも保護主義を主張して当選した。時代はすこしずつ、グローバリズム以後にうつっているのだろうか。

国民国家の衰退の時代が続いたが、英国、米国も、国民国家への回帰が始まろうとしていると、トッド氏は見ている。 その意味で、醜悪な大統領選だったが、大きな歴史の転換点だったのだと。

トッド氏の懸念の中に、欧州のロシア嫌い、EUの解体、中国の不安定・・・もある。ユーロは2005年には亡くなっていると思うと1998年には語っていた。 日本が米国だけを同盟相手としていることにも懸念がある。

「問題は日本の同盟の相手が米国だけ、ということだ。 世界最強のこの相手は、絶えず戦争・紛争のタネを探し回り、折あらばそこに日本を巻き込もうと狙っている」・・・これはその通りになろうとしている。


エマニュエル・トッド「グローバリズム以後」(朝日新書 2016.10.30)
T 夢の時代の終わり
U 暴力・分断・ニヒリズム
V グローバル化と民主主義の危機
W アメリカ「金融帝国」の終焉
X 終わらない「対テロ」戦争


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