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zoom RSS ノーム・チョムスキー「金儲けがすべてでいいのか」

<<   作成日時 : 2016/11/14 08:18   >>

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「新自由主義が単に経済制度としてだけでなく、政治と文化の制度としても機能するその仕方は、他でもない非市場勢力への圧迫にある。ここでファシズムとの違いが、際立つ。ファシズムは、形式を整えた民主主義を軽蔑し、人種差別と民族主義に基づく高度に動員された社会運動を持つ。新自由主義が最もよく機能するのは、形式的な選挙制民主主義が整っていながら、同時に国民が情報や、アクセスや、意思決定への意味のある参加に必要な公的討論の場から疎外されているときである」

「ある国の資源の「第一の受益者」は米国の投資家であり、ラテンアメリカは、米国の利益に抵触する可能性のある「過剰な工業開発」や公共の福祉などに関する道理に合わぬ心配などせず、ただ命じられた通りにお仕えするという機能をはたしていればいい」

新自由主義の主要な問題
1. 経済発展に関する知識はきわめてわずか
2. 殆ど根拠のない結論が提示され、政策の学説的支柱とされている。
3. 世間の通年というものが不安定
4. 過去を振り返ると、経済発展政策というものは「謳われた目的を叶えた」ためしはなく
5. 悪い考えが栄えるのは、それが力ある集団の利益に適うからだという議論がある


1945年以降、「米国は、ブラジルを、「資本主義にしっかりと基づいた産業発展の近代的科学的方法の実験地域として使った」

「ペンタゴンの支出を組み込んで石油の市場価格を考えるなら、米国は現在の市場価格に30%の補助金を出していることになる感情で、「化石燃料が安いという目下の見方は完全に虚構である」ことを証明している」

東アジアの混乱は、「成功した戦略を西側のプレッシャーに抗しきれず、少なからず放棄したための混乱」とスティグリッツはみている

「ラテンアメリカの問題は「ポピュリズム」ではない、とブラジルの経済学者ブレッセル・ペレイラは指摘する、「国家が金持ちに屈服していること」こそ問題なのだと。」

「人民が屈従しなければならぬことは、右翼から左翼まで誰もが当然のことと納得している。民主主義体制においては、統治される者は同意する権利を持つが、それだけである。 同意以上の権利はない。 現代の進歩的思想の用語では、人民は「観客」であることはできるが、「参加者」にはなれない」

「ハッチェスンは「統治されるものの同意」の原則は、支配者が、たとえ民衆が拒否する政策を課しても、後になって「愚者」や「先入観」をもった民衆が、われわれが彼らの名で行ったことに「心から同意する」ならば、侵害されることはないと主張した。 後に社会学者のフランクリン・ヘンリー・ギディングスが用いた用語である「同意なき同意」の
原理がここにある。」

「決定を支配しなければならないのは「責任ある男たち」からなる賢明な少数者である」
リップマンは「賢明な少数者は「専門家階級」で、政策の作成と、「健全な世論の形成」に責任がある、とリップマンは説明した。 彼らは、「無知でおせっかいな部外者」である一般大衆の干渉から自由でなければならない。 大衆には、「分を弁え」させなければならない、とリップマンは言う。」

「より民主的な社会では、暴力を行使できないから、社会の支配人は「おおむね宣伝を通じてのまったく新しい支配技術」を用いねばならない。 
これは立派なレーニン主義の教義であることに注目していただきたい。 進歩的民主主義理論とマルクス・レーニン主義との類似は非常にはっきりしている」

「ニュート・ギングリッジの裕福な支持母体の有権者たちは、全国一の政府補助金により市場の厳しさから保護されているのである。 他方で保守革命の指導者ギングリッジは大きな政府をこき下ろし、次女と独立の頑強な個人主義を謳い上げる」

「WTOは、他国が、その国の経済の中心領域に何ら制限なく「外国人の投資を許すという約束をきちんと履行」させること」


ノーム・チョムスキー「金儲けがすべてでいいのか」(文藝春秋 202.9.30)
“PROFIT OVER PEOPLE”
第一章 新自由主義とグローバルな秩序
第二章 同意なき同意
第三章 自由市場への情熱
第四章 新自由主義秩序のなかの市場民主主義
第五章 ザパティスタ党の蜂起
第六章 究極の武器
第七章 「自警団員の大群」

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