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zoom RSS 塚田穂高編著「徹底検証 日本の右傾化」

<<   作成日時 : 2017/05/01 09:33   >>

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宗教社会学の塚田氏が声を掛けた20人の論客や研究者が、日本のいま、右傾化しているのかどうかをそれぞれの専門分野で検証している。 研究者としては、データで検証する必要があるのだろう。 国民全体としての「右傾化」は実証できないかもしれないが、何をデータとして選ぶかによって、いくらでも変わる。 

率直に言って、そんな検証は私にはどうでもいい。 今の異常性をどう解決するかが問題だ。 アトランダムにきになったポイントを挙げてゆく。 脈絡はないが、また、うまくまとめることはできないが ・・・・

・教育改革国民会議に参加していた江崎玲於奈氏や三浦朱門氏の考え方は、劣った人間を抑制・排除していくことが社会全体をよりよく進化させることになる、というハーバート・スペンサーの「社会ダーウィニズム」だ

・ブッシュのイラク戦争のとき、天声人語ですら、「よし、戦おうじゃないか」と書いた。

・新自由主義とネオコンは両立する。あるいは補完し合う関係にある

・「敗戦後は封印されてきた帝国主義への野望が、この国の指導者層の間で、またしても膨張していることがわかる」 ・・・ 「新自由主義の価値観でグローバル経済大国を目指す」ためには、「アメリカの掌の上で、”世界の警察官”の一翼を担う」のは必須条件なのだ

・1999年に国旗国歌法、2006年教育基本法改定された。2011年3月、最高裁は、学校行事で教職員に対し、日の丸の前で起立し、君が代を斉唱するように命じることは、違憲には当たらないと判断、2017年、保育園でも国旗・国歌を。。。

2007年、「文科省の援助のもとで、「誇り」と題されたアニメDVDが公立学校に配布された」・・・「戦没した兵士の霊が女子高校生の前に現れ、靖国へと招く。 そして祖国を愛し、守るために死んでいった人びとを思い出すように、と伝えるのである」・・・そのうち、靖国国家護持が上程されるだろうと私は思う

・東京や大阪の君が代条例・・・「橋下によれば、憲法によって保障された個人の人権は公務員には適用されないのである」・・・しかし、石原都知事は教職員には強いるくせに、「「いや、皇室にはあまり興味ないね。僕、国歌歌わないもん。国家歌うときはね、僕は自分の文句で歌うんです。「わがひのもとは」って歌うの」。ここからわかるのは、石原は単なる独裁的指導者にすぎず、国歌も社会のコントロールのための道具として用いていたということである」

・「憲法26条「教育を受ける権利」に基づいて、教育を子どもたち一人ひとり、個人のためにあるものと規定しているのに対し、2006-教育基本法は、国家にとって有用な人材を育成することを目的としてさだめている」・・・そして、「国家にとって有用な人材となるために「必要な資質」として、「国を愛する態度」が定められている。それが目標に達しているのかどうかを判定・評価する権利は国家の側にある」



・「家族は互いに助け合わなければならない」と規定し、 「国家を支える家族の崩壊を防ぐための監視・統制体制を、24条改憲により作り出」し、「家庭教育支援法案」によって、「特定の政治的意図を持った「地域住民」が学校や家庭を監視する」社会を実現しようとしている。

・さらに、家庭連合や日本会議等は、法律婚主義への強いこだわりと少数者への差別意識がむき出しであって、「家族の日」や「家族の週間」を作ったり、婚活支援策を自治体に推したりしている。 「税制や法律を通じて「家族の絆」を強化する戦略を描いていた。「三世代同居」や「法律婚」などの家族に限って有利となる税制改正をもくろみ、”伝統”的な家族観を広めようというのもその一環だ」・・・「夫婦控除」の意図は明らかだ。 

・「現在の「日本スゴイ」もまた、妄言から国策への道を歩み始めている。2015年10月、安倍晋三首相の私的懇談会「「日本の美」総合プロジェクト懇談会」が設置された。「日本人の美意識や、自然への畏怖、礼節、忍耐といった日本人の価値観が表出した日本の文化芸術」の振興や継承、国内外へのアピールのためのものだという」・・・座長の津川雅彦が提案したのは、アニメ「天孫降臨」・・・面妖な神がかり

・「自国・自民族の文化的独自性を表出する思想を「文化ナショナリズム」といい、日本人論・日本文化論として展開してきた。文化的アイデンティティの独自性や優越性を「文化論」の体裁で提供するこれらは、文化宗教の一角をなすといってよいだろう。 実際、それらは天皇・皇室の独自性を謳う論とも滑らかに接続している」

「生前退位には改憲が必要」と言われれば、改憲にyesというだろう
「被災したお寺や神社に現行憲法のせいで補助金を出せないのです」と問われたら?
「家族は互いに助け合わなければならない」








塚田穂高編著「徹底検証 日本の右傾化」(筑摩書房 2017.3.15)
第T部 壊れる社会
第1章 罪深く恥ずかしい「サロゲート」に沈み込む前に 斎藤貴男
第2章 在日コリアンへのレイシズムトインターネット 高史明
第3章 ヘイトスピーチ、極右政治家、日本会議 佐藤圭
第U部 政治と市民
第4章 排外主義とヘイトスピーチ 樋口直人
第5章 自民党の右傾化 中北浩爾
第6章 有権者の「右傾化」を検証する 竹中佳彦
第V部 国家と教育
第7章 <震災後>の日本におけるネオナショナリズム マーク・R・マリンズ
第8章 教育基本法「改定」とその後 大内裕和
第9章 国に都合のいい子、親、教師を作る教育政策 杉原里美
第W部 家族と女性
第10章 重要条文・憲法24条はなぜ狙われるのか 清末愛砂
第11章 結婚、家族をめぐる保守の動き 斎藤正美
第12章 税制で誘導される「家族の絆」 堀内京子
第X部 言論と報道
第13章 「日本スゴイ」という国民の物語 早川タダノリ
第14章 “歴史戦の決戦兵器”「WGIP」論の現在 能川元一
第15章 狙われ続ける「慰安婦報道」 北野隆一
第16章 暴走する権力と言論の自由 田崎基
第Y部 蠢動する宗教
第17章 神道政治連盟の目指すものとその歴史 島薗進
第18章 創価学会・公明党の自民党「内棲」化
第19章 統一教会=勝共連合 鈴木エイト
第20章 幸福の科学=幸福実現党 藤倉善郎
第21章 「宗教の右傾化」はどこにあるのか 塚田穂高


<年表>

1991.8 金学順ハクスンが初めて実名で証言
1993 河野洋平談話
1995 村山富市談話
1997 新しい歴史教科書をつくる会が発足
2002.9 北朝鮮政府 拉致認める
2006.9 第一次安倍政権
2006.12 在特会結成
2009.12 京都朝鮮第一初級学校襲撃事件
2010.4 徳島県教組乱入事件
2012.8 李明博竹島上陸
2013.2.9 レイシストをしばき隊活動スタート
2013.3.14 有田芳生 抗議集会開催
2016.3.29 文科省朝鮮学校に対する自治体補助金を巡り、再考を促す通知を都道府県に提出
2016.5  ヘイトスピーチ対策法成立

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