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zoom RSS 小笠原みどり「スノーデン、監視社会の恐怖を語る」

<<   作成日時 : 2017/07/09 19:21   >>

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サンデー毎日等に連載したスノーデン・インタビューの全記録に大幅加筆したもの。 それによって、スノーデン氏の言説と筆者の主とが、はっきり区別しにくくなったのではないか。  もつとも両者が矛盾することはないだろうから、内容的には問題なかろうが。

アフガニスタン攻撃容認の社説に憤慨した小笠原記者は、徐々に朝日新聞社で勤務を継続することに疑問を持ち、米国、そして、カナダに留学する。 そこで、スノーデンシとのインタビューの機会を得て、日本のジャーナリスト初めてのインタビューとなる。

NSAが行っている監視や情報操作には、 

古典的な、「対象コンピュータにウイルスを感染させて、すべてのキー操作、閲覧画面を見られるようにするハツキング」をはじめ、 偽装工作(別人を装ってネットに個人情報を投稿)、偽被害者ブログ投稿(評判を落としたい人物から被害を受けたとする人間を装ってブログに発信)、否定的情報の投稿(様々なサイトに誰かの悪い評判を書き込む)など゜もする。

しかし、なんといっても、メインは、大量の監視だ。 2007年から、PRISMというプログラムを使って、インターネット九社(Microsoft, Yahoo, Google, Facebook, Skype, Apple, Yiutube etc )から通信記録を手に入れ、利用者のアカウントを個別に指定して情報提供を要求していた。 

そして、数年前からのメインは、SSO(特殊情報源工作)・・通信インフラにNSAが直接侵入して情報を盗み出す。海底通信ケーブルの上陸地点に盗聴設備を作り、すべてをコピーしている。PRISMのようにその都度協力会社に要請する必要がない。グーグルのメールやYAHOOの検索も米国を経由するからコピーを取られる。

しかし、大量の監視をすれば、捜査機関はそれでよしとしてしまって、結局、テロには何の効果もないのだ。
それでも続けるのは、テロ以外の使い道があるからだ。

NSAは、当然、日本でも活動していて、横須賀基地、三沢基地、横田基地、米大使館、キャンプ・ハンセン、嘉手納基地を拠点としている。 そして、官邸、閣僚、官僚、企業などを監視していて、日米会談の前の日本側の事情はすべつ筒抜けになっている。 それでも日本はロクに抗議もしない。 いよいよ属国化してゆくのだ。 

監視対象者は、「対象者にされる基準はあいまいで、監視する側の心証ひとつでこじつけることもでき、範囲は拡大する傾向にある」し、「調査報道ジャーナリストを「テロリスト」や「ハッカー」と同列に「脅威」と位置付けている」

監視されても平気という人がいる。しかし、スノーデン氏は、こんな考え方を展開している。 

「「政府はよく監視について「隠すことがないなら恐れることはないだろう」と人々に向かって言います。 このフレーズは実はナチスのプパガンダから来ています。 けれどプライバシーはなにかを隠すためにあるのではありません。プライバシーはなにかを守るためにある。 それは個です。 プライバシーは個人が自分の考えをつくりだすために必要なのです。 人は自分の信じるところを決定して表現するまでに、他人の偏見や決めつけを逃れて、自分自身ののために考える自由が必要です。」






小笠原みどり「スノーデン、監視社会の恐怖を語る」(毎日新聞出版2016.12.10)
序章 なぜ私はスノーデンをインタビューすることになったのか
第一章 たった一人の倫理的告発 スノーデン、2013年の暴露の意義
第二章 危険を冒しい真実を語る者 スノーデン独占インタビュー実現まで
第三章 「ぼくが横田基地でやっていた工作活動」 スノーデンと日本
第四章 「ターゲット・トーキョー」の衝撃 NSAの日本での諜報活動
第五章 監視はテロを防げるか 殺戮と監視の連鎖をめぐって
第六章 現代の監視はどこから来たか
終章  監視が未来を消滅させる スノーデンのプライバシー論





スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録
毎日新聞出版
小笠原 みどり

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