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zoom RSS 適菜収「日本をダメにしたB層の研究」

<<   作成日時 : 2018/08/18 09:12   >>

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「B層」は一度きちんと対象など把握しておきたい、適菜収氏も一度どんな人か読んでみたい、と思っていた。 しかし、読後、もういいやとおもう。 一冊読んだだけで著者を理解するのは難しい。 理解はよくできないが、本の作りも、主張も、あまり好きでないし、納得できるものでないとわかった。

B層は、小泉政権の郵政民営化を合意形成するために、広告会社が編み出したプロパガンダ対象を規定する戦略で、「構造改革に肯定的でかつIQが低い層」「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」だそうだ。 適菜氏は、それを「マスコミ報道に流されやすい「比較的」IQが低い人たち」と、やや変質させ単純化している。

適菜氏は、明らかに、B層を馬鹿にしていて (それは理解できる)、 「小泉自民党、民主党、橋下大阪維新の会などの狂態は、B層が生み出したものです。 歴史的に見て、デマゴーグは常に民意を利用します」と、B層とそれが生み出すかもしれない全体主義を嫌悪しているかのようだ。 小泉、橋下の狂態を嫌悪するのは、適菜氏の唯一いいところかもしれない。

しかし、どうも、適菜氏は、民主主義=全体主義として、民主主義そのものも嫌っているかのようである。 確かに全体主義は、民主主義からも生まれてくるけれど、初めから同じものではない。 そして、「司法、立法、行政すべてにおいて大事なことは、専門家、プロ、職人の技術を尊重することです。 そしてお互いの領域を侵食しないことです。 素人を国家運営に関わらせないこと」と言い、「素人」が嫌いなのだとわかる。

これは、しかし、随分と偏った考え方だ。 「政治はプロに任せ、素人は選挙だけしていればいい、いや選挙だって行かなくてもいい」という、政治家、特に、自民党政治家にありがちな意見と同じようだ。 専門家、プロを一体、どれだけのもんだと評価しているのだろうか。 伊藤博文など、明治維新時の政治家がプロだと思っているらしい。 まるで昔は良かったと懐古趣味に陥る無知な年寄りみたいだ。 自称専門家、プロは素人だと適菜氏は言いたいかもしれないが、そんな区別は誰もつけられない。 バカな国会議員、官僚も自分はプロだと思っているだろう。 

素人は黙っていろという考え方は、結局、現体制を支持容認するものだ。 適菜氏は結局B層に支援されている安倍政権を現在も支持しているに違いない。  そうでなければ、適菜氏は、何から何まで気に入らない、と文句を言ってるにすぎないだろう。 




適菜収「日本をダメにしたB層の研究」(講談社 2012.10.18)
B層用語辞典
はじめに 座り込む人たち
第一章 B層とはなにか?
第二章 今の世の中はなぜくだらないのか?
第三章 今の政治家はなぜダメなのか?
第四章 素人は口を出すな!
おわりに 新しいものはたいてい「嘘」
B層おバカ年表




https://www.amazon.co.jp/日本をダメにしたB層の研究-適菜-収/dp/4062178982 


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