テーマ:政治経済

ブレイディみかこ「This Is JAPAN 英国保育士が見た日本」

この本も間違いなくお薦め本である。ブレイディみかこ氏の著作は過去何冊か体験していて、その都度、目からうろこの発見をしている。大所高所からみた話ではなく、地べたの英国生活、保育士の体験、それらを通した確かな視点が、半端ない批評にまでなっている とくに要約することもないが、日本の新自由主義的過酷さは、英国に引けを取らないし、人権に対す…
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菅沼栄一郎・菊池明敏「水道が危ない」

大所高所から「水道」事業の問題を論じるのでは全くなくて、あくまで現場の視点で告発しているかのような、泥臭い本だった。 要は、設備は老朽化して有収率は高まらず、節水や人口減少ために水需要は減少の一途だと。いままでは多目的ダムにも仕方なく付き合っていたが本音は参加したくない。だから、必要なのは、水道運営主体の統合化であって、民営化ではない…
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マルクス・ガブリエル他・斎藤幸平編「未来への大分岐」

斎藤幸平氏は初めて読むが、経済思想の学者さんのようだ。マイケル・ハート氏、マルクス・ガブリエル氏、ポール・メイソン氏との対談を通して、資本主義の終焉とポスト資本主義の未来を読み取ろうとする。なかなか読み応えのある、勉強になる新書本だ。新自由主義はもう続かない、社会運動やコミュニティが重要・・・・3人とも比較的明るいが、私は、どうも悲観的…
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NHK 「欲望の資本主義」スピンオフ 

NHK 「欲望の資本主義」スピンオフ  スピン・オフとは、なかなか、しゃれたタイトルだが、以前に特集したシリーズの追加の番組と言うだけだ。 三人の知識人にインタビューをしている。 私の理解かおいつかなくて誤解している内容もあるかもしれないが、ざっとこんな印象だった ジョセフ・スティグリッツ ・アメリカ型の資本…
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三谷太一郎「近代と現代の間 三谷太一郎対談集」

東大の政治学者である三谷氏は、学者らしい学者だ。日本の近現代の政治史についての対談を記録している。三谷氏自身の政治的主張はもちろん主題ではないが、ところどころにその片鱗がうかがわれる。しごく真っ当な見解だ。 なかでも、こんな発言が印象的だ。「安倍政権について私が一番気に掛かっているのは、今樋口さんが言われたように戦前・戦中の多くの国民の…
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松尾匡(ただす)「反緊縮宣言」は必読本

ギリシャのバルファキス、アメリカのバーニー・サンダースとオカシオ・コルテス、そして日本の山本太郎が訴える経済政策を理論的に支える経済学であり、運動である「反緊縮」を、様々な角度から分かりやすく解説している。率直に言って、なんでもっと早く出版されなかったのか、これほど多くの人が読むべき本なのになぜ図書館の予約がほとんどないのか、そんなやり…
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望月衣塑子・前川喜平・マーティン・ファクラー「同調圧力」

「同調圧力」は、私が相当気にしていて。もっとも憎むもののひとつだから、期待して読んだが、あまり同調圧力の根幹に触れなかったような気がする。よく考えてみれば、望月衣塑子、前川喜平、マーティン・ファクラーの3人はもっとも同調圧力に遠い、同調圧力に押しつぶされない人々ではないか、だから、たぶん体でわかっていないから伝わらないのだろう。 …
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