テーマ:マネジメント

リチャード・ベンフィールド「デザインリーダーシップ」

「デザイン会社」におけるリーダーシップ論である。特に前提はないが、推察するに、対象とする組織は、スタートアップから、成長したせいぜい100人規模のデザイン会社を想定しているように見受けられる。  明確には未だにわからないのだが、対象の「デザイン会社」と従来のソフトウエアハウスとは何が違うのだろう。たぶん違いはないのだろう。しかし、…
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クレイトン・M・クリステンセン「ジョブ理論」

原題は、"Competing Against Luck: The Story of Innovation and Customer Choice" で、破壊的イノベーションで有名なClayton Christensen 教授の著書。 邦題は「ジョフ理論」で、"Jobs To Be Done" 「顧客の片づけるべきジョブ」を明確にするこ…
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真田茂人「サーバント・リーダーシップ実践講座」

ビジネス書や人事系の本は当たりはずれが多い、というか圧倒的にはずれが多い。 しかし、この本は読み始めは、やはり外れかなと思いつつ取りあえず頁を進めると、後半になって、筆者はよくわかった、なかなかの人だと思い始めた。 いい本だ。  サーバント・リーダーシップは、私も目指していたものだけれど、なかなかうまくできなかった理由がわかった。…
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太田肇「なぜ日本企業は勝てなくなったのか」

「分化」・・・「異なる諸職能部門の管理者たちの間にある、認知的ならびに情動的な指向の相違」、「均質のものが異質のものに分かれること。また、その結果」、「個人が組織や集団、あるいは他人から物理的、制度的、もしくは認識的に分けられること」・・・という。  原語では”differentiation”というから、原語のほうが意が通じやすい。 …
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ラズロ・ボック「ワーク・ルールズ」

筆者は、グーグル人事担当副社長。 550ページに及ぶグーグルの人事施策や考え方についての詳細な説明である。 企業の人事担当者が、丹念に読めば、相当参考になることは確実だ。 360°評価に親しんでいる外資系経験者にはそれほど驚愕感はないが、それでも、ここまでやるかという驚きの連続ではある。 印象に残るのは、問題が予想されればと…
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ジョン・ブルックス「人と企業はどこで間違えるのか?」

10章からなる本の2章を読んだところで、随分と古い話が続くなぁと気になり、訳者あとがきを読むと、なんと1959~69年に書かれたエッセイのアンソロジーだと、そして、パフェットから借りて読んだゲイツが絶賛して20年読み続けた本らしい。 古くても良い本は良いし、本質的には今も変わらないかもしれないが、とにかく古い。物語はそれぞれジャー…
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入山章栄「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」は、自信もってお薦めできる

読み始めて、これはいい本だと実感した。  経営学には関心はあるが、「学」として勉強したことのない人(私)には、たいへん素晴らしい入門書(?)だ。 筆者も書いているが、こういう本がいままでなかったのは、米国AAUメンバーの研究大学で経営学PhDをとり、研究者になっているような日本人はいないからだ。 だから、最先端であれ、現在の事情で…
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高木春夫「組織能力のハイブリッド戦略」

ケイパビリティ論を一時勉強したことはある。 「組織能力」という言葉で示しているのは、ケイパビリティ論で言う意味とは異なる。  「組織の能力」ではなく、「組織(で形作られる)能力」のことを語っている。   米国企業は「仕事ベース」、日本企業は「人ベース」とパターン化し、フラット組織や成果主義の失敗のリカバリーの意味もあって、それ…
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クレイトン・M・クリステンセン「イノベーション・オブ・ライフ」原題の方がよい

「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセン氏なので、「イノベーション・オブ・ライフ」という邦題をつけたようだが、原題は、”How Will You Measure Your Life? ” MBAを卒業する学生たちと、最終講義に話し合うテーマらしい。クリステンセン氏の同期でも、仕事に成功していながら、離婚、子どもとの別れ、刑務所…
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畑村洋太郎「技術大国幻想の終わり」

失敗学で有名な畑村氏の現状認識と日本の製造業への提案だ。 ものづくり、つまり日本の製造業に対する課題の認識には、さすが得意分野と思うが、それ以外の日本社会についての議論は、やや平凡で、畑村氏に対する期待がかなりしぼんでしまったことは否定できない。 「産業界では、この頃(1980年代)から次第に、他国の事例に学んだり、提言や忠告…
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クレイトン・クリステンセン「イノベーションのジレンマ」

読み進めて結構なじみのある論説なので出版月日を見ると2001年。なんと15年前の論でそれで馴染みがあったのだ。 順調だった企業がいつか消えてしまう事例を調べると、決して経営マネジメントが無能だったからではなく、むしろ優秀な経営に多い。顧客の声を聞き、それに従って資源配分をした持続的技術に対する経営は、破壊的技術には対応しないのだ。…
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ベン・ホロウィッツ「HARD THINGS」

書店で長く平積みされている本のひとつだが、これはいい本、お薦め本だ。読みやすく分かりやすいし、読み物としても面白いが、起業する人にはたいへん参考になる内容と思われる。スタートアップのCEOの仕事はよくわからないが、普通の企業のマネジメントにも興味深いとおもう。 筆者はネットスケープのスタートアップに参加し、ラウドクラウド、オプ…
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ピーター・ティール「ZERO to ONE」・・・さすがペイパル・マフィアのスタートアップ観は凄い

ペイパル・マフィアの大物ピーター・ティールがスタンフォードで講義した内容をベースに一冊にまとめた、スタートアップの極意。 さすが、迷いなく明確なメッセージで、しかも、たいへんまともな考え方、やり方の人だとわかる。 簡潔に要約すると、ゼロから1を作りだすには、プロブライエタリ・テクノロジー、明確な使命、合理的な計画、そして使命を共有…
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ルディー和子「合理的なのに愚かな戦略」整理された、なかなかいい本だ

公表された記事や発言をもとに、各社経営者の想いや感情を推察し、合理的な戦略的決定ではないものの原因を掘り下げてゆく。 それぞれのテーマは決して目新しいものではないと思うが、こうして整理されると、日本企業と経営者の課題が浮かび上がってゆく ・顧客志向、お客様第一と言い、既存製品の改良だけ進めて、ヒット商品がでなくなる。 ・…
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グレッグ・マキューン「エッセンシャル思考」・・・今年一番のお薦め本

「より少なく、しかしより良く」というエッセンシャル思考にぴったりの、簡潔、明快、余計なところをそぎ取って、なお話題豊富な、たいへん良い本だ。 おすすめ。 エッセンシャル思考のエッセンスを羅列して見ると、「より少なく、しかしより良く」、「大事なことは少ない」、「やることを計画的に減らす」、「本当に重要なことを見定める」、「大事なこと…
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松田千恵子「グループ経営入門」

事業会社に対する本社機能の力を、企業グループ内の投資家的機能として見極める力、連携強化機能の連ねる力、代表機能の束ねる力と捉え、それぞれの力を強化する方策を論じてい.る。 投資家が必要とする左脳的な企業価値情報(将来キャッシュフローの現在価値など)など、見極める力の解説がファイナンスベースで、なかなか骨がある。 著者の松田千恵子氏…
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向 正道「ITマネジメントの新機軸」・・・地味だが良い視点の本だと思う

なかなか読み進められない、やや退屈な書だ。  退屈なのは、新奇をてらったものでもなく、地味で、まっとうな言説だからだ。  「新機軸」とあるが、別に新しい画期的な説が述べられている和敬でもない、と思う。 他部門からきた情報システム部門長にはぴったりの開設だと思う。  もう少しマシな人が読めばもっと良い本というかもしれない。 その要素…
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チップ・ハース&ダン・ハース「決定力 正解を導く4つのプロセス」

「スイッチ」で好感をもったチップ・ハースとダン・ハース兄弟の新作なので手にした。 「スイッチ」同様、読みやすく、実例豊富で、成る程成る程と読み進められる。もっとも「スイッチ」も内容は殆ど忘れてしまったけれど。 意思決定につきものの、選択肢を狭める視野の狭窄、選択肢を分析する上で陥りやすい隠しようバイアス、一時的な感情、自信過剰によ…
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レオナード・A・シュレシンジャー他「ジャスト・スタート 企業家に学ぶ予測不能な未来の行き抜き方」

「思い立ったら即行動」を実践する理由を、なんと13個も挙げるなど、たいへん懇切丁寧な記述の200頁。 一言で要約すれば「予測不能な時は、許容損害の範囲で、まず行動を!」である。 当たり前と言えば当たり前の、まったくそのとおりの主張である。 ただ考えていたり、本を読んで書評など書いていたりしてもしようがない。  過去からの連続で予測…
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シェリル・サンドバーグ「LEAN ・IN 女性、仕事、リーダーへの意欲」は、女はもちろん男にもお勧め

まず、これほどの素晴らしいキャリアを積んでいる人が、「女王蜂」でもなく、退社時刻や言葉使いやら、いろいろなことを気にしていることに吃驚した。 初期の女性リーダーの時代ではなく次期世代で、おそらく女性としての意識を強く持ち続け、そのうえで平等な社会を目指そうとしているからなのだろう。  そのためには、リーマ・ボウイーがいうように、ト…
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樋口弘和「理想の上司は、なぜ苦しいのか-管理職の壁を越えるための教科書」

約200ページの新書。 私はいつも読書の時、気になったところや印象に残るところに付箋のポストイットをつける。 残念ながら、半分過ぎたところで、ポストイットをつけたところがない。 やや退屈で新味がなかった。 それから飛ばし読みをしたから、飛ばしたところに良いことが描かれていたかもしれないが。。。。  樋口弘和「理想の上司…
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ステファン・デニング「ストーリーテリングのリーダーシップ」は、物語に満ちた変革へのリーダーシップ

私はSEとしてもマネジャーとしても”並”だったし、「変革」へのリーダーシップなど持ち合わせていない。1対1ならともかく、1対Nのコミュニケーションは不得手だ。 しかし、デニング氏は、正しいストーリーテリングのコミュニケーションの方法によって誰でもリーダーになりうるという。 ただ、それをマスターするのは生涯かかるかもしれないとも言う。 …
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D.H.グロバーグ「5つの決定的瞬間」

この種のセミナー用の本は、当然、読むだけでは意味無く、セミナーに参加したつもりでワークシートに記しながら読むといいのだろう・・・が、なかなか、そうもいかない。 どこかにハウツーものと同じという馬鹿にした持ちがあるからなのだろう。 この本のポイントは、自分の原則・価値観に忠実になれの一言に尽きる。 それがどんなに難しいことか、私はよく知っ…
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Dora_Papaのプロジェクトマネジメント(15)「閑話休題 「見通し」について 」

ジェームズ・C・コリンズ「ビジョナリーカンパニー③衰退の五段階」を読んでいたら、ふたつの面白い一節にであった。 「実際のところ、とくに危険な状況になるのは、明確で議論の余地のない事実を無視した時ではなく、データがどちらにも解釈できるが、悪い方向に振れた時に深刻な結果か悲惨な結果になりうる状況で、曖昧なデータを間違って解釈したときで…
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八ツ場ダムと野田首相というひと  

情報システムでは、構築スケジュールを守り、投資して構築したシステムに対する評価も必ずおこなう。 プロジェクト管理者や企画者の責任だ。 八ツ場ダムの構築も、企画した官僚に最後までつきあわせて予定や費用の予定を守らせたらいい。  工期が遅れたり、費用が嵩んだりしたら、お前の責任だと、首にするだけでなく、給料も全額返済だとなったら、国交…
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アトゥール・ガワンデ「アナタはなぜチェックリストを使わないのか?」

著者は医師である。 一般外科医である著者が、カテーテルから起こる感染症をゼロにするツールとなったチェックリストについて、その他の事例矢、チェックリスト作成のポイントなどを、豊富な話題とともに伝えている。 ポイントだけなら、10分の1くらいのページ数になるだろう。・建築業界はチェックリストをよく活用している。 ただ、チェックリストと称して…
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清水勝彦「なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?」は、隠れた名著だ

大変良い本だ。 飾らない、率直なものいいは、現実の日本企業の陥りやすい失敗を具体的に指摘している。 それに対する方策は、なかなかおもしろい。 いいかげんなことは勧めない。 やってみる文化をうまく作り上げることを提案している 戦略がうまくいかないのは、戦略自体が正しくない、もしくは、戦略は正しいが実行に問題がある。 戦略をより洗練さ…
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菅直人氏は頑張っているが、「マネジメント」を知らず、課長が社長役をしているようなものだと思う

菅氏のことは、勿論個人的には知らない。 言説、行動から勝手に推察しているだけだ。 企業の中にもいる。 プレイング・マネジャーの課長だと有能だけれど、部長など上の管理職になると、うまく組織を使って仕事できず、現場を混乱させてばかりいる人が。 本人は、いたって真面目に頑張っていて、うまく行かない、批判のあることすら気付かない、という人だ。 …
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林 總「餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか」は、面白い

「もしドラ」の類は、別に抵抗があるわけではないのだが、あまり読んだことがなかった。 図書館で、キャッシュフロー会計や原価管理関連の本を数冊取って、少し勉強していたが、なにげなく取ったこの本を一気に読んでしまった。 面白かった。 若き服飾デザイナー、由紀の父親が突然急死して、父親のアパレル会社を次いで社長になった。 取引先の銀行…
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ハロルド・ジェニーン「プロフェッショナル マネジャー」は、確かに、まれにみる名著だ。

ハロルド・ジェニーン「プロフェッショナル マネジャー  58四半期連続増益の男」は、柳井正氏が「最高の教科書」というように、確かに名著だとおもう。 机上の空論ではなく、会計をベースに苦労して経験と実績を積んだ。 その経験に裏打ちされた、深い洞察、素晴らしいバランス感、そして合理的な厳しさに満ちた、すばらしい経営の本である。 それは100…
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